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究極の医療費

移植前後のゴタゴタの中、しかも突然の劇症化の為、医療費に関する資料
の全てが残っているわけではない。


が、今、妻に見せられました、医療費の明細。


「これだけは取っておいたんだねぇ。今整理してたら出てきた。」



と言って妻に見せられたのは、移植した2005年10月から12月までの
医療費明細書。


その金額は、3ヶ月分だけで1,300万円



通常、移植に関わる費用は1,500万円から2,000万円かかると言わ
れているので改めて驚くことではないが、明細を見て妻と、

「やっぱりそうなんだ!」 と。




自分の場合、移植以前の8月から、毎日のような検査と一ヶ月間の透析、
血漿板交換治療を行い、通算一年間の入退院、翌年の再手術と、そういっ
た事を考慮すると、


「じゃあやっぱり、間違いなく軽く2,000万円は超えているんだね。」


と顔を見合せてしまった。



特定疾患医療費助成があるおかげて無事こうして生きていられる、という
安堵感と、もしそれが無ければ途方もない事態になっていた、という恐ろ
しさと、なんとも複雑だ。



保険適用となったのが移植手術の前年、それ以前だと・・・

そして特定疾患に概当していなかったら・・・




こうして生かされてはいるものの、なんだかとっても大きなものを背負って
いるような気が、改めてしてきた。

「移植医療」って、いったいどれだけのものなんだろう。
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