さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

気になったニュース 220424

2022-04-24 14:27:11 | be short

・オデッサにミサイル攻撃 5人死亡。
ウクライナのゲラシチェンコ内相顧問は23日、南部オデッサでロシア軍によるミサイル攻撃があり、5人が死亡、18人が負傷したと明らかにした。ウクライナ東部や南部への激しい攻撃はこの日も続き、東部のマリウポリでは集団墓地が新たに発見されるなど多数の民間人の犠牲が確認された。国連は22日、グテレス事務総長がロシアのプーチン大統領と26日に、ウクライナのゼレンスキー大統領と28日にそれぞれ面会すると発表した。国連によると、グテレス氏は停戦の実現や人道支援について両大統領と協議する予定で、両国外相とも実務会談を行う。露軍はウクライナ東部の制圧を目指して攻勢を強めており、プーチン氏も目標の完遂まで作戦を継続する方針を示している。グテレス氏との協議でロシアが停戦に応じる可能性は低い。ウクライナメディアによると、露軍による残虐行為が発覚した首都キーウ(キエフ)近郊ブチャの市長は23日、「現時点で412人の遺体が見つかった」と発表。露軍が制圧を宣言した東部マリウポリの市議会も同日、衛星写真のデータを基に、露軍に殺害された多数の市民が埋葬されたとみられる集団墓地が新たに見つかったと明らかにした。ウクライナのベネディクトワ検事総長は民間人の殺害や性的暴行などロシア側による約8千件の戦争犯罪を捜査していると英メディアに語った。一方、露国防省は22日、沈没した露黒海艦隊の旗艦「モスクワ」の乗組員1人が死亡、27人が行方不明になっていると被害を初めて公表した。(産経新聞より)

・「人間のすることとは思えない」元テニス選手が銃を持った理由。
「人間のすることとは思えない。頭を撃たれた子どもがいました。ことばでは言い表せません」声を詰まらせながら話してくれたのは、ウクライナの領土防衛部隊に加わる元テニス選手。ロシアの侵攻から母国を守ろうと、銃を手に取るアスリートが相次いでいます。

▽国民的スター選手が…
キーウ出身のセルゲイ・スタコフスキーさん(36)は2013年のウィンブルドン選手権で連覇を目指すロジャー・フェデラー選手をやぶった、国民的な人気を誇るテニス選手です。ことし1月の引退後、妻と3人の子どもとハンガリーで新たな生活を始めたばかりのことでした。しかし、ロシアによる軍事侵攻で生活が一変。家族を残し、故郷に戻って領土防衛部隊に加わりました。子どもには本当のことを伝えていないといいます。「部隊に加わったという最悪のことは子どもには知らせないほうがいいと思っています。戦争が何をもたらすのか、幼い子どもたちにはまだ知る必要がないことです」

▽“人間のすることとは思えない”
パトロールなど活動の中で見たのは、母国の悲惨な状況でした。最もつらいのは、子どもの遺体を目にした時だといいます。「本当にひどい。人間のすることとは思えない。頭を撃たれた子どもがいました。ことばでは言い表せません」

▽SNSで支援呼びかけ
スタコフスキーさんはSNSで発信を続け、母国への支援を呼びかけています。こうした状況を知ったかつての対戦相手、セルビアのノバク・ジョコビッチ選手から支援の申し出も受けました。「戦場にいるのか?」「状況が落ち着くことを祈っている」「支援を送るための送り先を知らせてほしい」

▽“この戦いは運命”
母国の実情を伝え続けることが、いま自分にできることだと考えています。「ウクライナのためにできることは何でもするつもりです。ウクライナの人は繁栄と自由を求めていますが、ロシアは破壊や独裁をもたらしました。誰もが国のためにできることをしています。自分にとってもこの戦いは運命だと思います」。ウクライナでは東京オリンピックの空手・男子組手75キロ級で銅メダルを獲得したスタニスラフ・ホルナ選手や、北京オリンピックのバイアスロンに出場したドミトロ・ピドルチネイ選手などがこれまでに軍への入隊や領土防衛部隊への加入を表明しています。(NHK NEWS WEBより)

・焦点:ロシア教育現場に政権プロパガンダ、拒む教師には「報復」。
2月24日にロシアがウクライナ侵攻を開始してから数日後、ロシアのシベリア地方で教師をしているアンドレイ・シェスタコフさん(38)は、メッセージアプリ「ワッツアップ」の歴史教師が集うグループのチャットで、あるファイルを開いた。ファイルに収められていたのは、数十ページの文章やプレゼンテーション資料のほか動画へのリンクで、今回の紛争について10代の生徒たちにどう教えるべきか指示する内容だった。誰がチャット上でこのファイルを共有したのかは不明だったが、文書の多くには、モスクワにあるロシア教育省の徽章が付いていた。資料には「ウクライナで戦っているロシア兵は英雄である」、「ウクライナの支配者は第二次世界大戦当時のナチス協力者と共通の目的を掲げている」、「西側諸国はロシア社会に分断を広げようとしている」、「ロシア国民は団結しなければならない」などと主張する指導要領が含まれてた。引き締まった体格のシェスタコフさんは、1月に教師になる前は警察官として16年間働いたという。だがここ数年は、ロシアの支配層がその建前である民主主義的な価値観に忠実かどうか、疑問が湧いてきたという。政権批判で有名なアレクセイ・ナワリヌイ氏の影響もあった。モスクワから東に約6700キロ離れたシベリア東部の炭鉱都市ネリュングリの第2中学校で教えるシェスタコフさんは、自分の生徒たちにはこの内容を教えないことに決めた。代わりに、この指導要領がどういう内容か、そしてそれが歴史的になぜ間違っているのかを生徒たちに話したと言う。例えば、この資料ではウクライナはソ連共産党の前身であるボルシェビキが建設したと主張しているが、歴史の教科書はウクライナの歴史が何世紀も前にさかのぼることを教えている。シェスタコフさんはさらに踏み込んだ。3月1日、彼は授業で、ロシア軍への志願は勧められないこと、ウクライナとの戦争には反対で、ロシアの指導者はウクライナのファシズムと戦っていると主張する一方で自らファシズムの兆候を示していることを生徒たちに語った。ロイターは、シェスタコフさんが署名した警察の調書を閲覧し、これらの発言を確認した。教室での発言に関する3月5日付けの調書によれば、その後数日間、シェスタコフさんは地元警察とロシア連邦保安庁(FSB)に呼び出されて尋問を受けた。これらの発言については起訴されなかったとシェスタコフさんは言う。FSBと現地警察にコメントを求めたが、回答は得られなかった。3月18日、裁判所はシェスタコフさんに、ロシア軍の信用を損なったとして3万5000ルーブル(約5万5000円)の罰金を科した。ロイターが閲覧した判決によれば、これはウクライナで捕虜になったロシア兵のインタビュー動画をオンラインに転載したことに対するものだった。シェスタコフさんはロイターの取材に対し、戦争に公然と反対した以上いずれ解雇されるだろうと考え、先月で教師を辞めたと話した。シェスタコフさんの件と指導要領について、現地の教育当局とロシア教育省にコメントを求めたが、回答は得られなかった。ロイターが学校に電話で連絡を取ってみたところ、校長代理を名乗る女性が出て、シェスタコフさんの件についてはコメントを控えると言って電話を切った。これと同一の、あるいは類似の指導要領をロシア全土の教師が受け取っていることが、教員組合の幹部2人や教師2人、そしてこのプログラムを使って授業を行ったと報告している2つの学校によるソーシャルメディア投稿から明らかになっている。主流メディアに対する統制を強化しているロシア国家が、ウクライナでの戦争に関するプロパガンダを教育現場にまで広げて政権への支持率向上を図っていることを示すものだ。開戦以来、ロシア国内では多くの学校が、生徒たちがウクライナで戦う兵士たちを応援するメッセージを送っている様子や、ロシア国内で戦争支持のシンボルとなっている「Z」を人文字で表現している画像をソーシャルメディアに投稿している。戦争に反対する教師たちは、反体制活動家や非政府組織の活動家、独立系ジャーナリストと並んで、罰金や訴追、失職の可能性といった形でロシア国家からの圧力を感じる状況に陥りつつある。プーチン大統領は3月初め、ロシア軍に関する「フェイク」情報の拡散を犯罪とし、罰金または最長15年の禁錮刑を科す法案に署名した。
<西側の「ハイブリッド戦争」>
シェスタコフさんが受け取った指導要領には、14-18歳の生徒が対象と書かれている。内容には、教師向けの詳細な授業計画のほか、プーチン大統領の演説動画へのリンク、授業実例の短い動画が含まれている。この資料によれば、西側諸国はロシア国内世論を指導部に反発させようと情報戦を仕掛けており、全てのロシア国民がこれに断固として抵抗する必要があるという。ある授業計画は、ロシアは、「伝統的な家族制度」を破壊して西側の価値観をロシアに押しつけようする西側諸国との文化戦争を遂行している、と説明している。それによれば、旧ソ連の崩壊以来、ウクライナは反ロシア政策を推進してきた。「ロシア語への攻撃が行われ、両国共通の歴史が歪められ、第二次世界大戦における戦争犯罪人や犯罪集団が英雄として祭り上げられた」と文書には書かれている。ここで言われているのは、第二次世界大戦時にドイツと同盟したウクライナの国家主義者たちのことだ。別の授業計画では、西側諸国がプロパガンダや経済制裁、軍事的圧力をミックスした「ハイブリッド戦争」を展開し、内部対立をあおることでロシアを打倒しようとしている、とされている。そして、「だからこそ、無許可のデモに参加するよう促し、法律を破るようそそのかし、怖じ気づかせようとしている。私たちは挑発に屈してはならない」と書かれている。学習要綱には、1つの文章が本当か嘘かを生徒たちに15秒で判断させるゲームが含まれている。ある文章は次のようになっている。「抗議行動を組織し、当局を挑発し、大規模集会を開くことは、ハイブリッド紛争を解決するための効果的な方法である」。 指導要領によれば、正解は「嘘」だという。ロイターでは、ボルガ川に沿いの都市サマーラにある学校と、シベリア南部のミヌシンスクにある学校によるソーシャルメディア投稿に、同じファイルから取られたスライドが使われているのを確認した。ウラル山脈沿いの都市チェリャビンスクで数学を教えるダニル・プロトニコフさんはロイターに対し、シェスタコフさんが受け取ったものとは異なる教材パッケージではあるが、似たような内容を教えるよう学校側から頼まれたと語った。またモスクワでやはり数学を教えているタチアナ・チェルネンコさんは、別の学校の教師仲間が似たようなプログラムを教えるよう頼まれたと聞いたが、自分の学校では教えていないと話した。(ロイター電より)

・【コラム】ロシアの苦戦、習氏に台湾侵攻を急がせる教訓に-コラムニスト:Henry Brands "Hal"記
ウクライナでの戦争を巡る大きな疑問に、地球の裏側での緊張に関係する問いがある。中国はロシアの侵攻からどのような教訓を得るのだろうかという問題だ。西側の専門家らは、ウクライナ侵攻でつまずいているプーチン大統領の姿を見れば、中国の習近平国家主席も台湾への侵攻を思いとどまると期待している。しかしロシアが陥ったような泥沼化を避けるべく、より厳しく圧倒的な武力行使を中国が焦る可能性も十分にある。他国の戦争から学ぶのは昔からよく行われていた。中国は現在、ウクライナの戦場で起きている出来事とプーチン氏の蛮行に対する国際社会の反応を注視しているに違いない。彼らが何を学びつつあるかについては、2つの相反するシナリオが考えられる。1つ目は、米国防総省の高官やその他のアナリストらが指摘するように、ウクライナでの戦争は中国にとって訓戒的というものだ。このシナリオで中国当局者の目に映っているのは、国家存亡をかけて戦う国を征服することの難しさだ。過去40年余り本格的な紛争を経験していない中国人民解放軍は、今どきの戦争で遂行しなくてはならない複雑な任務でロシア軍がいかにつまずいているかを見て、身の引き締まる思いがしていることだろう。習氏はまた、ロシア軍事侵攻の可能性を事前に警告し「奇襲」を許さなかった米国の情報活動にも驚いたに違いない。民主主義陣営がロシアに科している経済制裁、ロシアの一方的な攻撃に対する西側の結束、そしてこの戦争が北大西洋条約機構(NATO)の拡大や再活性化につながっているという現実にも習氏は気づいているだろう。こうした観点からすれば、欧州で起きている血みどろの戦争はアジアの平和維持に寄与するかもしれない。実際の戦時下で人民解放軍がどれほど機能するか、戦争が中国政府にどんな結末をもたらし得るかについて、習政権はさまざまな前提条件を見直す必要に迫られるかもしれない。これこそ、西側当局者が習氏に得てほしいと願う教訓だ。しかし、習氏が全く違う教訓を得ている可能性もある。米国など民主主義陣営がウクライナに武器や訓練、資金を提供しながらも戦闘への参加には消極的であることに、習氏も気づいているはずだ。ロシア産エネルギーの全面禁輸など、西側住民の痛みを伴う一段の措置に欧州が消極的であることを踏まえれば、対ロシア制裁を見て中国がひるむことはないかもしれない。ロシアに比べて大規模かつ進んだ経済を持っている中国は、自分たちを押さえつけるのは簡単ではないことを分かっている。そして習氏の目には恐らく、プーチン氏の失敗はウクライナ侵攻の決断自体にあるのではなく、不手際続きで思い切りの悪い軍事行動によってウクライナによる反撃の機会を与え、西側の制裁発動を許してしまったことにあると映っているのではないか。こうした解釈は、習氏をより危険な方向へ向かわせることになるだろう。台湾で紛争になった場合に勝つ鍵は、圧倒的な力の行使だと確信させかねない。ミサイル攻撃やサイバー攻撃、暗殺、破壊工作に続けて大規模な侵攻を行い、米国などが介入する前に台湾の抵抗の余地を与えないというものだ。これは奇襲攻撃を重視してきた中国軍の伝統とも重なり合う。ここで挙げた2つのシナリオは必ずしも矛盾するものではない。プーチン氏のつまずきは習氏に台湾侵攻を見合わせるかもしれないが、同時に人民解放軍にもっと強力な攻撃を促す可能性もある。習氏が公にしている語調や人民解放軍の熱意ある備えが示唆する通り、同氏の台湾統一に向けた決意が固いのであれば、行動を「急ぐ」というのも「慌てず」と同じぐらい妥当な推論だろう。米国の専門家らは、相手も自分たちと同じ現実を見ていると思い込まないよう注意すべきだ。民主主義陣営はウクライナを支援することで、習氏に台湾を侵略しないよう説得しているつもりかもしれない。しかし実際には、より早くかつ抜かりなく台湾に侵攻するよう習氏に促しているだけかもしれないのだ。(筆者のハル・ブランズ氏はブルームバーグ・オピニオンのコラムニストです。米ジョンズ・ホプキンズ大学高等国際問題研究大学院教授で、シンクタンク「アメリカン・エンタープライズ研究所」の研究員。このコラムの内容は必ずしも編集部やブルームバーグ・エル・ピー、オーナーらの意見を反映するものではありません)ロイター電より

・知床沖は「水温1桁」、救命胴衣着ても体温低下…水中で低体温症は「溺れる可能性高い」。
北海道・知床半島の沖合で23日、斜里町の運航会社の観光船が消息を絶った。現場は浅瀬で岩礁が多く、これまでもけが人が出るなどの事故が相次いでいた。春が訪れてもなお海水温が低い中、26人が乗った観光船の捜索が夜を徹して行われた。「この季節にありがちな、少し寒い天気だった」斜里町の市街地にある民宿の女性は語る。23日の沿岸部の天気は曇りで、正午前後から少し風も強かったという。斜里町の海岸沿いにありウトロ漁港にも近い宿泊施設の男性によると、午後には漁札幌管区気象台によると、斜里町では事故が起きた23日午後1時の気温は5.8度、風は秒速1.7メートルだった。第1管区海上保安本部(小樽市)は記者会見で「この時期のオホーツク海の水温は1桁ではないか」と述べ、低かったという。低体温症に詳しい帝京大病院(東京)の三宅康史・高度救命救急センター長は「急激に体温が奪われれば、筋肉が動かなくなり、脳の活動は衰え、心拍も徐々に減ってくる。もし水中で低体温症となれば、溺れる可能性も高くなる」と話す。三宅センター長は「救命胴衣を着ていても体温は奪われ、意識がなくなれば顔を上げ続けることは難しくなる」と語った。師たちが漁から戻っており、波もあったという。(読売新聞デジタルより)


今は民主政治体制が当たり前の時世の転換点にあるのでしょうか? 相変わらずロシアはウクライナの都市(ウクライナ南部の黒海に近い大都市オデッサ)にミサイルを撃ち込んでいますし、マリウポリは制圧済みとしたプーチン軍が、マリウポリから避難しようとする住民を留め置き、銃弾爆撃を続けています。市民の殺傷が平然と行われています。 知床半島沖合の観光船の沈没事故は、観光汽船会社の救助要請が遅い。荒天で出航をためらう漁師もいた中で、観光船を出港させた決断には、普段よりもう一段高い安全対応、例えばもう一艘の観光船を後ろに付かせるなどの対策が必要だったのです。 人びとの命を預かるというビジネスにしてはあまりにも軽率な対応がもたらした事故です。
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