さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

金額が大きすぎてわからない…

2013-11-27 18:56:37 | ダイアリー
79 歳の女性が 三菱UFJ銀行と同行行員に対し 3.8億円の損害賠償訴訟を 東京地裁に起こしたという。

大きな金額だなー と思って読んでみると、銀行の管理体制に問題(不法行為?)があって 損をした と女性が訴えた模様です。

経緯は、
夫が亡くなって、女性は、遺産を三菱UFJに運用してもらっていたところ、2011 年のほぼ 1年間に、8 千万円の投資損を出したという。2012 年になって、担当の銀行員は、女性に、別の同行行員と投資コンサルタントを紹介し、女性は紹介された、高配当をうたう、投資先に 3.8億円を投資して、元本までも失った というもののよう。

女性は少なくとも 0.8+3.8 億円を持っていたということかー 遺産 3億円を超える相続税は50%であるから、たとえ 5千万円ほどの控除額があっても旦那さんの遺したお金は 9億円以上ということ?

旦那さんは何をしていた方だろうか?かなりの資産を残したということは、旦那さんの生前から多額が銀行に預けられていたということ?旦那さんのときからお世話していた銀行なら、三菱UFJにとって女性は、旦那さんが亡くなったとはいえ、長年の顧客ということだ。それにしては 銀行はひどい顧客の扱いだ。三菱でしょうー

2011 年に株式(日経平均株価が10500円から8500円ほどに下がった)相場は 20%落ちたが、銀行の投資部門は、特に長年の顧客に対しては、日本株への投資比率をどんなに多くしても3割以上には上げていないはず(通例は国債 3割・社債 3割・内外株で 3割余り)で、投資損が 8千万円とは、信じられないほど大きいもの。これは 2011年当時担当だった行員に 何らかの失態があったのでは?

また 損失補てんとはいえ、銀行員は 三菱銀行は 長年の顧客にリスクの超高い投資先を紹介するものだろうか?上司に相談すれば、三菱(三菱閥は特にグループ会社間の結びつきが強く)グループの証券会社(どんなにひどくとも同閥証券会社のリスクの高いファンド等)などの紹介にとどめたはず。リスクの 超高投資を勧めたのは、行員の失態隠し?

だた、女性も配当 3%を聞いたときにはリスクの大きさの説明も受けたはず。説明がなくても少なくとも 2011年の投資経験から 尋常ではないものとは分かっていたはず。女性の抗弁にも 若干の無理もある?

銀行の行員管理や行員の失態は即、不法行為には結びつかないので、この訴訟は、銀行と女性との示談や 和解とで決着がつけられるでしょう。

別世界の話でした…
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