さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

中東危機からユーラシア危機へ?

2013-11-26 18:24:30 | ダイアリー
日曜日24日に、イランと欧米中露6か国が 半年後のレビューを条件に核開発問題で合意したという。

合意内容は、
イランは、
・手持ちの高濃縮ウラン(核兵器に使用可能なものから)の濃度を下げる

・手持ちの低濃縮ウランの 高濃縮化をすすめない

・ウラン濃縮設備を拡大しない

・6か国とIAEAの監視団を受け入れる というもの。

欧米中露6か国は、

・支払を止めている石油代金(42億ドル)をイランに送金する

・イランへの輸出禁止品目の一部を解除する

・6か月間は新たな制裁は課さない とするもので、

イランにとっては、
・制限付きではあるが暗に濃縮ウランを作ることが認められた(10年間の主張が認められた)こと

・国民が不満に思っていた経済制裁が緩和の方向に向かうことで、政権基盤が安定する 良いもので 決着した。

欧米にとっては、
核兵器所有国を増やす可能性を下げた意味では、良かったが、6カ月後のレビュー待ちでしょう。


問題は、これで、イランが、ロシアと中国に次いで、欧米(特に米国)に対し、自己主張を貫き通す自信をつけたこと…

ユーラシア大陸では、これで中(漢民族)・露(白系ロシア人)・イラン(シーア派)の力が強まり、ユーラシア大陸にある国々や 民族や 宗派は 今後 この三か国の覇権主義に晒されることになりそうだ…
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