昨夕のニュースでトルコ軍がロシアの爆撃機を撃墜したとの報道には驚いた。
見てみない振りをする風潮に、特に力の誇示にはひるみがちな風潮に、トルコが風穴を開けた と感じたからです。まあ、トルコ政府の見解の方が ロシア政府のものより信憑性があるとの見方には立っていますが…
トルコは、ロシア機はトルコ領空に侵入し、10 回もの警告にもかかわらず侵犯を続けたので 撃墜したと発表し、ロシアは、当機は シリア上空を飛行中に撃墜されたとしています。
トルコを信じる根拠は、
・一週間ほど前にもロシア機はトルコ領空を侵犯していた実績があることと、
・フランスがロシアのシリア空爆に協調体制を組んだことにより、IS 名目にすれば(欧米からも)、多少のこと?は許されるとの風潮がロシア政府にはみられるからです。
数日前 ロシア南部ナリチク近郊で、ISの協力部隊であったとして、11名を殺害したと、ロシアは、唐突に、発表した、こともロシア不信の一旦です。IS の名目なら何をしても許される ロシアではないのでしょうか?
また、トルコには、隣国シリアに住むトルコ系住民が 反アサド勢力に組しているとして、ロシアの無差別空爆に合っている事情もあることから、ロシアの爆撃機に敏感に反応する素地もあるようです。
トルコが加入する NATO軍は、ロシアとトルコは話し合いを持つべきと冷静に判断しているようで、また、ロシアもフランスの仲介で 米国軍との協調体制を組みだしたことから、ロシアは NATO軍とトルコとの 武力対決は避けるでしょうが、ロシアは、トルコ国内にテロ分子がいると、自国爆撃機撃墜報道とともに発表しているので、これは将来 ロシアによるトルコ侵攻の予告とも取れるもの。
何でもありのロシアに 今度も アメリカは傍観者的に事件をやり過ごすのでしょう。
日本は、ロシアにもっと注意を向けてもらうため、北方領土に基地を作らないためにも、トルコの味方だと、ガンガンいうべきでしょう。
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