さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

再生可能エネルギー…

2017-08-22 11:28:29 | ダイアリー


昨日佐賀唐津市にある 設置から13年ほど経っていた 風力発電の風車が燃えたという。高さ 100mにある発電機からの出火という。

風車の火災の映像を見て、25年ほど前に 風車を 修理すべきか撤去するかで 議論したことを思い出しました。

存続派は 自然エネルギーの後援者たるイメージは 会社にとってプラスといい 撤廃派は 補修費だけで電気代以上と経費節減を主張しました。結局修理を呼んでも 最悪 デンマークからの技術員の派遣で 一週間もかかるということで 風車は近くの博物館へ寄贈とする こととしました。

要は 騒音もありますが 風力発電のネックは 今でも 補修 修理がかかることです。再生可能エネルギーは 設置場所に 発電装置に ばらつきがつきもので 当り外れがあるようで 小まめな手入れや修理が必要ということ。因みに 太陽光発電も 発電容量はパネルの劣化で 0.5%/年と謳われていますが 保証条件で計算されている劣化は 1.9%/年で パワーコンディショナーは 10年で交換です。

また、

昨今 3.11の福島原発事故で 原発のみならず巨大発電所設備の必要性について疑問が投げかけられたのをきっかけに、電力の自由化も手伝って 地域ごとの中小規模の発電 再生可能エネルギー電源開発 が盛んです。 ただ 3.11は 2011年 電力の自由化は 2016年からと まだ成り立ちは若く 地域内の水力 地熱 風力 太陽熱発電などの コストの計算も 味わうリスクも 始まったばかりです。

今回の風力発電の事故を契機に 再生可能エネルギー 原発発電 火力発電 が電力小売自由化によって ネットワーク化 ミックス化で 地域ごとに 需要やリスクの取り方にマッチした 取り合わせが出来てくる のではないかと思います。そして 電気代も そのうち水道代のように 地域 地域でかなり格差が生まれるようになるのでは...  再生可能エネルギーの将来を考えさせてくれる火災でした。
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