さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

3.8億円強奪事件考~

2017-04-21 11:48:16 | ダイアリー
昨日の福岡の銀行駐車場での3.8億円強奪事件で思うには、1968年12月の府中現金輸送車襲撃の3億円と比べて、随分 円 が軽く、安くなったなぁと感じられたこと…

現在の 円 の価値は1968・69年当時と比べて3.4倍ほど下がっていますので、昨日の被害額は、1968年12月当時にすると1億円ほどですが、会社員一人で運んでいたという点からすると、1億円よりもっとずっと軽く感じられます。


ただ為替レートからすると、
円は40年ほど前からすると重く強くなりました。1ドルが360円から109円になったということは、円は3.3倍ほど強くなったので、円の価値は、1968円当時より、ドル換算で11倍になったということです。

現在の途上国で、しかも地下資源なしで、その国の通貨が、40年後に10倍以上になりそうな国を思いつきますか? ないでしょうね。 日本はすごい! 幾分、円は過分に、特殊に評価されてはいますが、日本人の労働力が大きかったのです。

トランプ大統領の、世界一の、米国が、自国の工場を重視して、更なる円高を望むとすれば、時間とともに、円はますます価値を上げていくでしょう。人々は手持ちのお金は、箪笥に入れておくだけでも、円高の分、外国通貨換算で ですが、資産は増えるということです。

日本は労働力不足を心配しなくても、無理に移民を増やさなくても、円高とともに、外国人は、円を稼ぎに、日本にやってくるでしょう。

ただし、昨日のように外国がらみの窃盗や強奪犯も増えるでしょうが…
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