
カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)と日本のキャッシュレス推進協議会は、カンボジアと日本の決済用統一QRコードの相互運用に向けて、第1フェーズとして、7月5日から、2025年大阪・関西万博の会場内のカンボジアパビリオンやその他一部店舗における利用が開始されたと発表しました。
カンボジア国立銀行と日本の経済産業省は、2023年12月18日に「統一QRコード決済分野における協力に関する日本国経済産業省とカンボジア国立銀行との間の協力覚書を締結していました。これに続き、2025年4月21日、カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行と日本のキャッシュレス推進協議会は、カンボジアと日本の決済用統一QRコードの相互運用に向けて協力覚書を締結しました。
覚書に基づき、第1フェーズでは、カンボジアからの訪日客によるJPQRを利用した決済が可能となり、とりあえず関西万博の会場内のカンボジアパビリオン等で利用が開始されました。第2段階では、日本人がカンボジアにおいてKHQRを利用して電子支払が可能となるとしています。
QRコードを利用した国際決済は、アジア各国では早いスピードで進展しています。カンボジアはいち早く国内すべてのQRコード支払を相互運用するKHQRの導入に成功していることに加え、周辺諸国との相互乗り入れも次々と実現してきています。他方。日本のJPQRは、必ずしも関係会社の足並みがそろっておらず(ペイペイ等が不参加)、利用可能店舗数は1万5000店舗程度で伸び悩んでいます。
ITやフィンテックでは、カンボジアが日本を追い越している分野もあり、日本側のデジタル化努力が期待されます。
(写真は、NBCのチア・スレイ総裁(中央)。NBCのフェイスブックより)
カンボジア国立銀行の発表(英文です)
https://www.nbc.gov.kh/english/news_and_events/news_info.php?id=842
一般社団法人キャッシュレス推進協議会の発表
https://paymentsjapan.or.jp/announcement/20250704_jpqr-global/
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カンボジア国立銀行と日本の経済産業省は、2023年12月18日に「統一QRコード決済分野における協力に関する日本国経済産業省とカンボジア国立銀行との間の協力覚書を締結していました。これに続き、2025年4月21日、カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行と日本のキャッシュレス推進協議会は、カンボジアと日本の決済用統一QRコードの相互運用に向けて協力覚書を締結しました。
覚書に基づき、第1フェーズでは、カンボジアからの訪日客によるJPQRを利用した決済が可能となり、とりあえず関西万博の会場内のカンボジアパビリオン等で利用が開始されました。第2段階では、日本人がカンボジアにおいてKHQRを利用して電子支払が可能となるとしています。
QRコードを利用した国際決済は、アジア各国では早いスピードで進展しています。カンボジアはいち早く国内すべてのQRコード支払を相互運用するKHQRの導入に成功していることに加え、周辺諸国との相互乗り入れも次々と実現してきています。他方。日本のJPQRは、必ずしも関係会社の足並みがそろっておらず(ペイペイ等が不参加)、利用可能店舗数は1万5000店舗程度で伸び悩んでいます。
ITやフィンテックでは、カンボジアが日本を追い越している分野もあり、日本側のデジタル化努力が期待されます。
(写真は、NBCのチア・スレイ総裁(中央)。NBCのフェイスブックより)
カンボジア国立銀行の発表(英文です)
https://www.nbc.gov.kh/english/news_and_events/news_info.php?id=842
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