国際金融情報センター カンボジア概要レポート2021

　3月4日、国際金融情報センター(JCIF)は、「カンボジア：概要レポート（2021年度）」を公表しました。著者は、アジア第2部の久詰陽子研究員です。
　レポートでは、政治・社会・外交（国土/略史/内政/社会/外交）、経済（経済成長/雇用/財政/物価・金融/国際収支/対外債務）、日本との関係について、最新のデータも含めて詳細に分析されています。
　政治につては、「フン・セン首相が長期政権を築き一党独裁が続いている。反民主主義と欧米諸国から批判を浴びているものの、中国からの支援を後ろ盾に強権的な政治が続いている。」としています。経済については、「20年の実質GDP成長率（以下、成長率）は新型コロナの影響で前年比－3.1％となった。21年も渡航制限から観光業が打撃を受けたものの、ワクチン接種の進展による内需の緩やかな回復や輸出主体の製造業（衣料品、履物、自転車等）の持ち直しから、主要国際機関は21年の成長率を同＋2％程度と推計している。」と分析しています。
　このレポートは、有料（6000円）となっています。カンボジアの現状について、まとまった良いレポートです。ご興味のある方はご購入下さい。

国際金融情報センターのサイト
https://www.jcif.or.jp/report/2022/KHM202203029013.html


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