山野草を楽しむ

育てて楽しむ山野草

雪割草のウィルス病

2009-05-06 | Hepatica

Virus
「ウィルス」と書いたが、園芸のほうでは「バイラス」と言うのが広く使用されているようだ。
こういうことは、「どっちでもよいけど、、、」と書くのは簡単だし、検索すればていねいに解説してくれるページもあるので、調べるのはそう難しいことではないかもしれない。

ただ、インターネットの情報なんか、あまりあてにしないほうがよいということも園芸に限らず承知しておかなければならない。
知識を得るなら、たくさんの書物を読んで調べなければならない。

「雪割草のウィルス病」
これについて、私はほとんど知らない。
ただ最近、愛好家の方で問題となっていることは承知している。

初めて雪割草のウィルスの記事を目にしたのは、
「山野草マニアックス Vol.1」(H13年発行)のP.36で、アルペンガーデンやまくさの富沢さんが
「最近、雪割草にもウィルス病が見られます。葉に不規則な色むらが、、、(中略)、、、伝染力も強いので見つけ次第焼却処分とします。」
と、注意を促している。

また、国際雪割草協会の会誌 VOL.8(2008)には、「バイラス?」という写真が載っている。

さて、我が家の棚を観察してみたら、いくつか怪しい株が見つかった。

Virus1
↑ ミニプランターに植えた実生兄弟
中央手前の1株の葉がまだら模様に見える。

Virus2
↑ アップで見るとこんな感じ。
どうなんだろう?  普通の病気だろうか? それともウィルス?

Virus3
↑ これは数年栽培している株で、模様が不鮮明になって見える。

Virus4
↑ こちらは昨年購入した株で、おそらく右上の葉が本来の模様であるのに対して、中央の葉では不鮮明な模様に見える。

困ったことに、これらがすべてウィルスによるものなのかどうか、確かめることができない。
なので、今のところは離れた場所に置いて様子を見ることにしているが、いずれ処分した方がよいのではないかと考えている。