またまた雪割草。
オシベもメシベも花弁化して、豪華な花となった千重咲き。
以前はとても高価であり、数十万円の値がついていた。
それも販売している鉢植えでは、表示の価格は「一芽当たりの単価」というので、3芽あればその3倍という、だれにでもわかりやすいお値段のようだった。
最近では、もちろんとても高価なものもあるが、一般的にはかなり買いやすい値段になっている。おそらく2、3千円くらいが普通のようだ。
これは販売数が圧倒的に増えたことによるもので、市場の原則に当てはまる。
増えた理由は、以前は株分けしか増やす方法がなかったが、(山から取ってくれば別だが)、タネから増やす方法が広まったからだろう。
さて、オシベもメシベもない千重咲きの親とは、どんな姿をしているのだろう?
聞くところによれば、千重咲きでもよく見るとメシベがわずかに残っているタイプがあるそうである。ひとつの花から数粒のタネがとれることがある。
こういうのは千重の血があるので、子を作ればいいようだ。
上の写真は、この前頂いてきたものである。
なかなかおもしろい。
ひとつの株に、下のような写真の花が咲いている。
こういうのも、タネを播くとおもしろいのかもしれない。
雪割草の楽しみは、さらに広がっていく。
が一方、栽培スペースはどんどん狭くなっていくのが現状である。