奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

我が農園のトマトたちがだんだん色づいていく

2011-05-22 20:10:48 | 
今の季節は夏野菜の世話で大忙しだ。
夏の真っ青な空と白い入道雲の下で熟れていくトマトの赤・キュウリの緑・ナスの紫、やはりこれが日本の夏
を彩る原風景でしょう。
そんな鮮やかな色彩の畑を頭に浮かべながら、今はせっせとわき芽取りや支柱立てに精を出している。






思えば今年の1月にはほとんど枯れかけていたミニトマトの苗
いつ植えたかも覚えていない息絶え絶えの弱々しい茎を、一度は引き抜いてしまおうとも思ったのだが
まだかすかに緑の葉が残っていたのを見て考え直し、風除けのビニールを覆ってあげたのだった









それがいつの間にか元気を取り戻し、とうとう赤い実を鈴なりにつけるまでに育ったのだ
こちらはもう毎朝摘んで朝食の皿にのせている











こちらは去年ほとんど実をつけることなく枯れてしまった大玉トマト
今年は同じ轍をふまぬよう水も肥料も細心の注意をもって与えてきた
その甲斐あって早くも大きめの実をつけ始めていた
あとは赤く熟すのを待つだけだ









こまめにチェックしていたのだが、ちょっと油断したスキに、一番順調に熟していた実を鳥に食べられてしまった
いつもトマトの支柱にとまっているイソヒヨドリの仕業に違いない
許してはおかぬ、今に痛い目にあわせてやる

それにしてもトマトといいパパイヤといい、鳥というやつは実が熟した一番いいタイミングで人間の
ほんのちょっと先を越して、おいしいところをかすめとっていく
植物の実が熟した時の赤とか黄色の微妙な色加減をしっかり見極めることができるのだろう
考えてみれば熟した実の色がわからなければ、彼らは生きてはいけないのだから人間より優れた目を
持っているのは当たり前なのかもしれない
鳥にはどんな色が見えているのだろうか











梅雨の合間の曇り空の下ですること

2011-05-21 19:30:27 | 
梅雨入りしてそろそろ3週間毎日のように雨が降る。
天気の長期予報では結構晴れのマークもでてくるのだが、その日になるとしとしと雨が降りだす。
そんななかでは雨が降らない日があるだけでもありがたいのだ。










どうせ明日も雨だろうから、今のうちに苗を植えておけば水をどんどん吸って成長が早まるだろう
まずは北の畑を耕してスイカの苗を2本植えてみる
雨が強く降るとキュウリのように苗が負けて枯れてしまう
様子を見ながら少しずつ植えていく
春の頃ほどではないがまだ風の強い日はある
ペットボトルの風除けは必須だ










続いて先日頂いたコーシャマンの苗を植える
しっかり根が張った立派な苗だ
コーシャマンとは以前にも登場した作物だが、南国でとれるイモである
サトイモのようなものだと思っていたが、どうも摺ったり煮たりする山芋のようなイモらしい









この時期は植物が大きく育つ
ということは野菜や花ばかりでなく雑草も育つということだ
というよりは雑草が一番早く大きくなる
ハイビスカスもたくさん蕾をつけているがまわりの雑草も勢いを増してきている
それを手で引っこ抜いていく








雑草もすごいが、それと並んで元気なのが害虫
どんどん葉っぱを食い荒らしていく
せっかく育っていたヒマワリの苗が丸裸にされてしまっていた
ここまで苦労して大きくしたヒマワリが今どんどん食われてしまってきている
雑草を食べてくればこちらとしては手間が省けて助かるのだけど、害虫は雑草があまり好きではないようだ




ニンニク醤油漬けは高血圧に効くのか

2011-05-20 19:54:03 | 
今我が農園ではニンニクの収穫が真っ盛り。
まずはトウがたってしまった若いニンニクを採って醤油に漬けてみた。
今度は教わったとおりに、葉が乾燥して倒れた正統派のニンニクを収穫する。








そう、ニンニクというやつはこんな風に葉がすっかり枯れて折れてしまった時が収穫時なのだそうだ
いい感じで枯れてきている









掘り起こすと昨日の真っ白な玉ねぎみたいなやつとは違い、見慣れた形・色のニンニクがついていた
やっぱりニンニクはこうでなくっちゃ
本来であればこれを茎や根がついたまま長い間軒下に吊るして乾燥させるのだろう









しかし醤油漬けにするにはあまり乾燥させないほうがより醤油を吸収するのでは、という何の根拠もない思いつきで
3日後には皮むきをおこなった
乾燥していないにんにくは表面が赤い薄皮でおおわれている
なんとなくこの皮は剥いたほうがいいのではという気がして、これも思いつきで1片づつむいた
この作業は爪が痛くなるのと、匂いで涙が出そうになるのとでかなり大変だった
今思えばもっとしっかり乾燥させれば、もっと早くラクに下ごしらえできたのだ
何事も試行錯誤である










こちらはうすくち醤油のだし入りで漬けてみた
醤油ににんにくの味がしみて料理に使えるようになるまで1週間、にんにくそのものをが食べられるまで
漬かるのに1が月かかるそうだ
にんにく醤油漬けは高血圧にいいらしい
最近血圧高めのわが身でその効果の程をためしてみよう
半年後にどんなふうになっているか
そういえば同じく血圧にいいと聞いて育てたウコンを去年焼酎漬けにしただが、それもまだ手付かずのまま
冷蔵庫に眠っている
今年は自家製高血圧用健康食品をいろいろ試さなくては・・










醤油漬けを試す前に驚いたニンニクパワーは防虫効果
堆肥を作るための箱に毎日刈り取った雑草や生ゴミを放り込んでいるのだが、当然小バエなどの虫が
箱の中で飛び回っていた
しかしこの中に刈り取ったニンニクの茎や根を入れると、あれだけいた虫たちがすべてとは言わないが
ほとんどがどこかへ行ってしまった
以前にも虫がニンニクの匂いを嫌がるという話は聞いたことがあったが、畑の中ではその効果を感じることは
なかった
しかし少なくともゴミ箱に入れれば虫を寄せ付けない力を発揮するのではと思った









ニンニクを収穫する

2011-05-19 20:25:14 | 
我が農園のニンニクが順調に育っている。
いつ植えたのか記録を調べてみたが農業日記を調べてみたが載っていない。
記入し忘れたようだ。
たぶん2月の終わりか3月の前半ではなかっただろうか。






最初の頃はいくら待っても芽が出ず心配したが、いつの間にか大きく育っていた
このニンニクの苗(というか球根)は近所のチカコさんからもらったものなのだが、葉っぱが枯れたら
収穫時と教わった
まだ時間がかかりそうだ







そういう意味ではこっちなんかはまさに採り時なのであろう
大部分のニンニクがこのように葉が枯れかかっている







しかし中には同じ時に植えたのにまだ青々していてトウが立ってしまっているものもある
これはネギボウズのようなものなんだろう
このままにしておくと、花が咲いて食べられなくなってしまいそうだ










ためしに1本掘り起こしてみた
やっぱりニンニクの実はまだ小さいし、あの独特の房分かれしたような形にもなっていない










どう見てもまだ未熟で収穫には早いような気がするのだが、そのままのしておいてもろくな事がなさそう
なのでトウが立ってしまったものだけ掘り起こした








普通ニンニクというとみかんのように片に分かれているものだが、これはタマネギのように1個全部くっついている
それを白い部分だけ切り取ってそのまま醤油の中に漬け込む
醤油が足りなかった
明日買いに行かなくては
まだ未熟な実とは言え、ニンニクの香りは強烈にする
醤油が無駄にならなければいいのだが・・



今年も浜下れはにぎやかに行なわれる

2011-05-18 20:24:13 | イベント・行事
奄美が梅雨入りして2週間以上たつが、昨日までほとんど毎日雨が降っていた。
それが浜下れ(はまおれ)が開かれる今日は朝からいい天気だ。
会場にテントも立て終わり準備完了。
あとは12時の開催を待つ。






よく奄美ではシマ時間と呼ばれ、時間に対してルーズでなかなか定刻通りに物事が進まないと言われているが
少なくともここの集落では時間はきっちり守られる
12時には大方の人たちが集まっていた
始まる前から勝手に飲み始めているという意味においては、時間は守られていないのだが・・







浜下れにふさわしくきれいに澄んだ海をバックに、集落の老人会会長のヤマグチさんの開会の辞
年寄りを敬う慣習がまだちゃんと残っている奄美では、老人会という組織はは一大勢力である
その会の会長さんともなると偉いお方なのだ
もともと浜下れとは昔の人たちが農作業がひと段落したこの時期に海岸でひと時の骨休みをするとともに
畑から虫を捕まえてきて、それを海に流し作物が無事に育つことを祈った行事だった、と会長さんが
挨拶の中で言っていた
虫を海に流すという話は初めて聞いた
このことを知っただけでも、参加した意義があったというものだ
聞いていた周りの人の中にも、このいわれを知らなかった人が多かったようだ








後はカラオケ、ゲームでドンチャン騒ぎ
カラオケを歌っているとオバちゃんが飛入りで踊りだすという調子のごく軽いノリの宴会が続く
5月の穏やかな陽の下での宴会は実になごやかだ
去年は参加できなかったのだが、雨が降ったため公民館の中でのカラオケ大会だったそうだ









最後は参加者全員が輪になって、三味線と太鼓で踊りを踊る
去年の八月踊り以来半年ちょっとぶりの踊りである
やはり踊り方をすべて忘れていて全くついていけなかった











終了後は区長さんのお宅になだれ込んで恒例の2次会
最近はこの一連の波に乗ってしっかり流れについていけるようになってきている
区長さん、いつもおじゃましてごちそうになりありがとうございます
結局家に帰り着いたのは夜10時
正午スタートだったので10時間飲んでいたことになる
最近はこのような長時間飲酒はごくまれになってきているから、まあいいか・・