明日を楽しく

釣り、カメラ、アマチュア無線、アウトドア、DIY、何でも思いっきり、明日の楽しさを求めて今日を生きる徒然日記

ニッケル水素電池のリフレッシュ

2010-02-09 | その他
我が家のFAX電話機の話だ。先日友人からの電話にコードレス子機で出た。
およそ数分間話した頃だったが、ピピッ ピピッと鳴り出して間もなくぷっつり切れてしまった。原因は電池ダウンだった。

買ってから3年も経っただろうか、考えてみれば何時も充電器に刺したままで、短時間使ってはまた刺すの繰り返し、放電させたことが無いのでメモリー効果で底力が無くなってしまった結果の様だ。
ネットで電池の値段を調べたら約1500円くらいらしい、近くの電気屋へ行って買って来るか等と考えながら数日が経ってしまった。

このままにして置いては拙いなぁって、この手の電池は、メモリー効果をリフレッシュすれば元の元気を取り戻す事は分かっているが、定電流放電器を作るのも面倒だし・・・



ふと思い付いて、ジャンクボックスの奥の方から、昔使ったホーロー抵抗を引っ張り出した。ちょうど良いのが見つかった。
電池の定格は2.4V 840mAh 適当に80mA~160mA程度の負荷を掛ける事にした。
探し出したホーロー抵抗器は、もって来いの物だった。
最初に25Ωを繋いで約100mAをしばらく流し続けたら1時間ほどで電流が減ってきた。電池に触ってみたが特に暖かくもなって無いので、次に12Ωにして160mAにした。これから3~4時間は電流の変化も無く続いた。夕食後に見たら60mA位まで下がっていたので放電末期に達したらしい、更に抵抗値を6Ωにして駄目押し放電を暫く続けた後に電池電圧を測ったら0.2V位まで下がっていた。
大変だ、ここまで下げては拙い、この電池は2.4Vなので1.2V電池2個直列になっている筈なので、この段階で2個の内のどちらかが転極してしまってはダメージが大きいのでもう少し早く止めるべきだったのだ。
兎も角放電を打ち切って、何時も刺している充電器に差し込んだ。
何も反応が無い! 駄目にしたか!

約10秒後、表示部にバックライトが点って、画面に「ジュウデンチュウ」のメッセージが出た。
ほっ! とした。それから何時間もジュウデンチュウが続いている。明日の朝までには充電が完了するだろう。これでまた2~3年は保つだろう。


追記:この記事を読んだ方が、自分でもやってみたいと言う人の為に追記します。
上記抵抗器はたまたま手持ちが有ったので使ったが、こんな大きな抵抗は要らない。
初期抵抗 25Ωは1W型以上
12Ωは1/2W型以上
6Ωは1/4W型以上でOKです。
計算式は、(IxIxR)x4 (W) I=電流(A), R=抵抗値(Ω) 加熱防止のため、約4倍以上のワット数の抵抗器を使う事、4倍でも可成り熱くなるので出来るだけゆとりのある大きさが望ましい。
なお、必ず放電電流を計りながら行う事。大きな電流で一気に放電すると、電池が破損します。容量(Ah)の1/5~1/10程度として時間を掛けて放電することが大切です。
コメント (2)
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