休憩室に行くと
契約社員の男性が手作りのお弁当を食べていた。
「愛妻弁当でいいですね」
といったら、
「離婚したんですよ」
ッて意外な返事が返ってきた。
「エッ、じゃアその弁当自分で作ったんですか」
「イヤ、お袋が…、同居してるんで」
「じゃあ、バツイチなんですネ。
ボクは、バツ1,5なんですよ」
笑いながら言った。
「その、『点5』ってのはなんですか?」
彼は怪訝そうな顔で聞く。
「ああ、これは
バツイチで、『点5』は、いま別居中ってことですヨ」
「じゃあ、また離婚するんですか?」
彼は気の毒そうな顔つきになった。
「イヤ、しません」
また、彼の顔が怪訝顔に戻った。
ボクの説はこうだ。
もう子どもも巣立ったし、
別居して
お互い干渉しないで好きなことをするのが一番なんです。
わざわざ、離婚することもないし…。
「卒婚」 とか言うらしいですヨ。
ボクは、
「マリシン」 ってよんでますけどネ。
「マリッジ・シングル」
既婚者だけど、
実質、独身と同じ立場でいられる。
今更結婚する必要もないし。
この、「点5」 っていう
絶妙なバランスがいいんです。
半分半部、
どっちつかず
いいとこをシェアするっていうか。
宙ぶらりん、
これって
とっても居心地いいですヨ。
都合イイしィ。
「あなたって、ずるいッ!」
ッて、言われるけど。(笑)
でも、
アー、
人生の中に、
こんな自由なポジションがあったんだと
つくずく幸せを感じています。
「マリシン奇族」
なんちゃって。(笑)
彼は納得顔になってポツリと言った。
「うらやましいですね」 と。
契約社員の男性が手作りのお弁当を食べていた。
「愛妻弁当でいいですね」
といったら、
「離婚したんですよ」
ッて意外な返事が返ってきた。
「エッ、じゃアその弁当自分で作ったんですか」
「イヤ、お袋が…、同居してるんで」
「じゃあ、バツイチなんですネ。
ボクは、バツ1,5なんですよ」
笑いながら言った。
「その、『点5』ってのはなんですか?」
彼は怪訝そうな顔で聞く。
「ああ、これは
バツイチで、『点5』は、いま別居中ってことですヨ」
「じゃあ、また離婚するんですか?」
彼は気の毒そうな顔つきになった。
「イヤ、しません」
また、彼の顔が怪訝顔に戻った。
ボクの説はこうだ。
もう子どもも巣立ったし、
別居して
お互い干渉しないで好きなことをするのが一番なんです。
わざわざ、離婚することもないし…。
「卒婚」 とか言うらしいですヨ。
ボクは、
「マリシン」 ってよんでますけどネ。
「マリッジ・シングル」
既婚者だけど、
実質、独身と同じ立場でいられる。
今更結婚する必要もないし。
この、「点5」 っていう
絶妙なバランスがいいんです。
半分半部、
どっちつかず
いいとこをシェアするっていうか。
宙ぶらりん、
これって
とっても居心地いいですヨ。
都合イイしィ。
「あなたって、ずるいッ!」
ッて、言われるけど。(笑)
でも、
アー、
人生の中に、
こんな自由なポジションがあったんだと
つくずく幸せを感じています。
「マリシン奇族」
なんちゃって。(笑)
彼は納得顔になってポツリと言った。
「うらやましいですね」 と。