世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

近視眼

2020年01月28日 | 100の力
今、お金が要る。


そのため、

とりあえず生活のためのお金を工面するために仕事をする。


勢い、目先の利益だけを追求してしまう。




年功序列、終身雇用が日本企業の特徴であり、

メリットでもあった。


そこにいるだけで、年々給料が上がり、

無難に定年を迎えれば

退職金がもらえて

10年前後の老後をゆったりと過ごせる。


30~40年ほど前までは

そのような理想的ライフスタイルを誰でもが描くことができた。


それが日本の姿だった。



時代が大きく変わった。


寿命が大幅に伸びたことが大きな起因だ。


リストラが進み、

転職や早期退職も当たり前になった。


そして、

定年が伸びても

さらに、30年も生きることが予想される。


どうやって食べていこうか。


だが、

そんな先のことより

今のほうが喫緊の問題だ。


とりあえず今の生活をどうするか。

今を生き延びなければ。


仕事のために食べるのではなく、

食べるために仕事をする。


それでいいのか?


良いとは思わないが、

そうせざるを得ない状況にある。


30年、40年先のことより、

2年後、3年後の生活さえ分からない。

税金は上がり、

息苦しさは増すばかり。


老後は心配だが、

今をどうするか。

それが問題なのだ。



中長期の視点で物事を考え、判断するなんて所詮無理だ。


大半の日本人がそのような状況にあるのではなかろうか。



それこそが問題なのだ。






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