世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

古民家再再生

2016年09月05日 | 100の力
築120年の古民家は生き残った。


約20年前、ですから当時築100年の家を購入した。

そして、「古民家クラブ」なるものを設立した。

その直後、古民家ブームが訪れることになる。


汚い(古いから)、危険(段差が多い)、暗い(日当たりが悪い)という3Kのもと

敬遠されがちだった日本古有の建築物に

再び息吹を吹き込んだのだ。


before


after


ただし、畳、障子、襖といった床や建具の素材を一新し、

洋風の生活様式を取り入れた。


        before


after

縁側もこの通り。


before


      after

床の間も。


      befoer


after

土間も。


before


       after

そして門も。


before


         after


牛小屋だった納屋さえも。


     実際に牛がいた

ただし、頑強な梁と柱はそのまま残した。


   before (納屋)


after

そこに斬新さがあったのだと自負している。


そしてホテルとして稼働させた。

それは古民家ブームと相まって、多くのお客さんを吸い寄せた。


さらにそれは震度7という地震にも耐えたのだ。

しかも2度も。

これはもう奇跡としか言いようがない。


ところがボクは、こともあろうかここを3年間放置した。

それは、2008年のリーマンショックいらい客足が急減したことに起因する。

そして、デフレで客単価もぐっと下がった。

それを機に、ボクは田舎暮らしから街中へと事業をシフトした。

幸い、この施設の借り手もついたことだし。


だが、4月の熊本大地震でボクはすべてを失い、

店子もみんなここを出ていったしまった。


そういうわけで、再びここを蘇らせることにしたのだ。

「瞑想カフェ」&「ゲストハウス」&「オープンスタジオ」を兼ね備えた

『阿蘇瞑想の森』として。


そして、「古民家クラブ」 も復活。


ボクの人生劇場はまだまだ留まるところを知らない。