世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

愛の逃避行

2016年04月26日 | 100の力
車を北へ走らせること約5時間。

大渋滞の熊本市内を抜けると、ウソのようにスムーズに車は流れた。

周りの風景も、何事もなかったように日常を映し出している。


途中休憩をはさみながら、やっと目的地にたどり着いた。

心を病んだ愛する人と、PTSDで不安定な子どもを乗せて、

親切にも受け入れてくれた新たな避難先だ。

今は、お風呂に入れることが何よりありがたい。


多くの人がそうであるように、
とうとう帰る場所を無くしてしまった。

とりあえず、ここ数日はゆっくり過ごせそうだ。

その先は未定。

考えても仕方がない。

状況もまだ不安定で、予断を許されない。

変化する状況に応じて、
その場その場で臨機応変に対応していくしかない。

これはまさにタビストとしての能力が試されているのだ。