にれっちのつれづれ日記

本州最北端の小児科医にれっちの独り言(^^)

夏カゼ大流行

2011-08-29 16:34:05 | 病気のはなし
手足口病に続いて、ヘルパンギーナと思われる夏カゼが増えてきています。
手足口病は無熱か最初1日程度の発熱で始まり、口内炎が口の中のあちこちに出現するとともに、手のひらや足の裏、膝、おしりなどに発疹が出てくるのに対して、ヘルパンギーナでは3-4日続く発熱と口蓋垂(のどちんこ)周囲の口内炎が特徴です。
どちらもエンテロウイルスという腸で増えるタイプのウイルスによる夏カゼで、口からは2週間、便からは4週間程度ウイルスが排泄されます。
他人に感染させるのを防ぐために長期に休ませることは非現実的なので、熱や口内痛で飲食が普通に出来ない間だけ自宅療養することになります。
手洗いやうがいとともに、便の処理には十分注意してくださいね。