にれっちのつれづれ日記

本州最北端の小児科医にれっちの独り言(^^)

明日からお休みをいただきます

2007-03-27 15:36:50 | お知らせ

どんぐりは明日28日水曜日から4月1日日曜日まで、臨時の休診となります。
まだインフルエンザも流行している中、ご迷惑をおかけしますが、どうぞご了承ください。

来週月曜日(4月2日)からは通常通りの診療で、新しい看護スタッフも登場です。
2007年度もどんぐりをよろしくお願いします。
                              

昨日の人形劇

2007-03-25 14:04:35 | どんぐり劇場
スタッフみんなが意気込んで準備した人形劇「はなさかじいさん」でしたが、蓋を開けてみると参加はわずかに4家族のみ、ちょっと寂しかった。。。

そこで、にれっち考えました。
来月からリニューアルのどんぐり劇場定例会の4月のスタッフメニューで、もう一度上演しようと思います!!
今度はきっちり宣伝チラシも作って。。。
スタッフの了解が取れたら、4月のどんぐり通信でお知らせしますね。(^^)

10代にタミフル処方中止!

2007-03-22 10:28:57 | 病気のはなし
センセーショナルな書き出しでマスコミが大騒ぎをしていますが、ちょっと論点が違っているように思っています。
確かにタミフルが爆発的に使用されるようになった以降に「飛び降り」などの異常行動の報告を見聞きするようになったわけで、薬剤との関連についてきちんとした研究がなされることは間違いなく必要です。
しかし一方で、インフルエンザに罹患して高熱を出している時に、いわゆる「熱に浮かされて」とも言われる「熱せん妄」のために異常な行動(幻覚をみたり、歩き回ったり、暴れたりなど)が出ることがあるのも、もともとわかっていたことです。
すべての異常行動がタミフルが原因であるような報道は、これまでのタミフル賞賛の報道と同じく、問題の所在を不明瞭にしてしまうだけだと思っています。
そもそもタミフルが世に出たとき、急に「インフルエンザは怖いから、一刻も早く迅速診断で判断して、一刻も早くタミフルを飲んで治さなくては!」というキャンペーンが張られたこと自体が異常でした。
タミフルをはじめとする抗インフルエンザ薬は「ウイルスの増殖を妨げる」だけで「ウイルスを殺すことはできない」ものですから、飲んだら即治るわけがありません。あくまで「1日から1日半程度、発熱をはじめとする症状の持続期間を短くできる」のが効能です。
ですから安静と水分補給、辛い症状を緩和する対症薬の使用を基本として、さらに必要性のあると考えられるケースにのみ処方されるべき薬剤です。
けっして「インフルエンザ罹患=抗インフルエンザ薬服用」ではないのです。
きちんとした原因解明のための研究が行われることと同時に、正しい知識を医師も患者さんも共有して行くことが大切だと思います。

インフルエンザに続き、スギ花粉も???

2007-03-20 13:22:36 | 病気のはなし
どんぐりのHPからもリンクしている「青森県花粉情報研究会」のスギ花粉予報によれば、そろそろ本格的にスギ花粉が飛び始めるようです。
今年は雄花が沢山ついていて、平年と比べてかなり多量の飛散になる予報ですから、花粉症をお持ちの方は要注意ですよ。
抗アレルギー剤は少なくとも1週間以上、できれば2週間前からはじめたほうが良いので、まだの人は早めに受診しましょうね。
どんぐりも「アレルギー科」を標榜しているので、大人の花粉症にも対応しています。(^^)

インフルエンザ猛威!!!

2007-03-19 21:18:57 | 病気のはなし
インフルエンザが恐ろしいほどのスピードで広がってきたようです。
A型もB型も同時進行で発生しているので、立て続けに両方に罹患する可能性も十分考えられます。
ただ、発熱してからの経過時間が短いと検査が正しくできないので、グッタリ感が強くない場合は、慌てて受診しない方がいいでしょう。
罹患した場合、解熱後2日間が経過するまでは感染力が高いと考えられるので、くれぐれも無理な登校登園は避けてください。
もちろん大人も同じこと。
簡単に仕事を休めない事情もあるでしょうが、こじらせるとかえって長引くことも考えられます。
ウイルス性疾患は、薬では治すことができません。
これはインフルエンザも同じこと、タミフルもリレンザもウイルスが増殖するのを抑制することで、1日程度発熱期間を短くするだけで、決してウイルスを殺したり排除してくれるわけではありません。
自分の治癒能力を十二分に発揮させるためにも、水分をしっかり摂って、ゆっくりと身体を休めましょう。
おだいじに。。。

アメリカでタバコの「ライト」「低タール」の表示禁止判決

2007-03-17 22:49:20 | 病気のはなし
今日の東奥日報夕刊に「たばこの健康被害が少なそうな印象を抱かせる「ライト」や「低タール」などの表示について、ワシントン連邦地裁は16日、米たばこ会社に対し米国内だけでなく、全世界でパッケージや広告での使用を禁じる決定を出した。(中略)タバコと健康に関して米各社が日本を含む海外で実施した研究や調査が「健康へのタバコの悪影響について米国民をだます計画の一部だった」と、隠蔽や文書破棄などの不正行為もあったと批判した。(後略)」という記事が掲載されました。
実はタバコのパッケージに表示されているニコチンやタールの量は、タバコ1本に含まれている量ではありません。
特殊な機械を用いて「1分間に2秒間・1回35cc」を吸いこんだ時の煙に含まれる量なのですが、軽いと言われるタバコのフィルター上部には空気取り入れようの小さな穴の列があって、タバコの煙が薄められるようになっています。
ですから実際に1本に含まれる量を測定すると、表示上軽いはずのタバコの方がニコチンやタールの含有量が多いというケースがあることがわかっています。
また実際に人がタバコを吸う時は「1分間に20秒間・50~60ccくらい」吸いこんでいると言われていますし、空気穴も指や唇でふさがれてしまうため、かなり濃い濃度が吸い込まれていることになります。
しかも、受動喫煙で問題になる副流煙の方は、フィルターも空気穴も吸う回数も関係なくただただ燃え続けるのですから、ここに至っては軽いも何もありません。
健康のためには「吸い過ぎに注意」ではなく「吸わないこと」ですよね。

インフルエンザ急増!!

2007-03-12 13:16:20 | 病気のはなし
今日午前中に5名の方が迅速診断で陽性となりました。
これまでのA型のみならず、B型も出てきています。
体調が悪いのに登園登校すると、感染の(うつすのも、うつされるのも)リスクが高くなります。
熱が出て間もなくでは、迅速診断が偽陰性になってしまうことがあるので、グッタリ感がないようならば、半日から1日様子を見てから受診したほうが良いでしょう。
治療は対症療法(症状をやわらげる治療)が中心で、抗インフルエンザ薬は症状が重くなければ必ずしも必要はありません。
水分をしっかり摂って、無理をしないことが一番大切です。
感染予防のための、うがい、手洗い、マスクもしっかりとしてくださいね。

大雪だぁ、、、

2007-03-12 08:26:37 | つれづれ
ほんとに、何で今頃??っていうほどの大雪。
1ヶ月ちょっと早く降ってくれていれば、どこの学校もスキー教室に間に合ったのにねぇ、、、
でもやっぱり春の雪だから重いのなんの。
皆さん雪かきでバテたりしてませんか?

話はちょっと変わって、インフルエンザ。
県内からの報告が急増しているようです。
下北もかなり危ないと思ってくださいね。
うがい、手洗い、マスクの着用、そしてなんと言っても体調の管理。
薬で治るんじゃなく、薬を使って治しているんですからね。

今頃になって、、、

2007-03-08 09:24:26 | つれづれ
暦上はもう春になっているのに、何で冬の間降らなかった雪が積もっちゃうんでしょうねぇ、、、
少しばかり降ったって、スキー場はもう全くだめだし、夏の水が増えることにも繋がらないだろうし、、、
こんな異常気象が続くと、何が起きても不思議がないような気さえしてきます。
去年見た「日本沈没」の映画も、あながちありえなくないかも、、、なんて。

年長さんのMRワクチン接種率

2007-03-04 23:03:42 | お知らせ
今月号のどんぐり通信にも書きましたが、今年度から始まったMR(麻しん風しん混合)ワクチンの第2期(就学前年)の接種率は、昨年10月1日現在全国平均で約30%、青森県は22%で全国40位の低率でした。
それが、その後の広報活動や接種医療機関の働きかけで、むつ市では1月末で70%を超えたと、今月1日付の東奥日報に掲載されました。
他市の状況は、青森市45%、弘前市54%、十和田市61%ですから、それと比べると上々の出来です。
しかしよく考えれば、接種が済んだのは4分の3弱、むつ市の年間出生数が600人位ですから、まだ150人もの未接種者がいるということになります。

接種の期限は今月末です。忘れている人、急いでください!!
今月の設定接種日は、9日、今週金曜日です!