にれっちのつれづれ日記

本州最北端の小児科医にれっちの独り言(^^)

あれから間もなく6年

2017-02-21 17:09:16 | つれづれ
東日本大震災から、まもなく6年が過ぎようとしています。
しかし未だに被災地の復興は遅々として進まず、とりわけ福島県は何の目途も立っていない状況です。
福島第一原発の放射能汚染についても有効な手を打つことはできず、廃炉の手順もどんどん先送りです。
それにもかかわらず、政府は老朽化原発をも含めて再稼働を強行したり、帰宅困難地区の指定を解除するなど被災者支援から手を引くような施策を打ち出したりしています。
世の中を見まわしても、東京オリンピックだ、トランプ政権だ、などと自分たちの足元から遠く離れたところばかりがクローズアップされているようですが、今の私たちに求められているのはどういうことでしょう?
自分に直接関係ないからなどとは考えずに、目先の利益に目をくらませることなく、将来を見据えて共に手を取り合って進んでいくことではないでしょうか。

列島各地で春一番 ・・・でも青森では春一番って言わないね?

2017-02-17 11:36:35 | つれづれ
昨日夜から日本列島を低気圧が通過するのに伴い、関東などでは瞬間風速20m/sクラスの南風が吹き、今年の春一番が宣言されました。
ここ下北半島でも10m/s越えの南風が吹きましたが、ニュースでは春一番という言葉は聞かれませんね。
何故なんでしょう???
そこでネットで検索してみたら、秋田地方気象台のHPのQ&Aにきちんと説明がされていました。
以下転載です。
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Q.東北では春一番、木枯らし1号、紅葉予想の発表はないのでしょうか?

A.ありません。

気象庁では、立春(2月4日)から春分の日(3月20日頃)までの間で次のような気象条件が成り立つと春一番を発表しています。
 1.低気圧が日本海側にある
 2.南よりの風が吹いている
 3.最大風速が8m/s以上である
 4.最高気温が平年値または前日より高い
東北でもこのような風が吹くことはありますが、その後に北西からの季節風が吹き、冬に逆戻りするために春一番とは言いません。これは北海道も同じです。沖縄など南西諸島でも春一番の発表はされていませんが、これは日本海側の低気圧により吹く南風がそれほど強くならないためです。

木枯らし1号は、東京と大阪でのみ発表しています。気象庁では、霜降(10月23日)から冬至(12月21日)までの間に次のような気象条件が成り立つと発表しています。
 1.冬型の西高東低の気圧配置になったとき
 2.北よりの風が吹いている
 3.最大風速が8m/s以上である
東北を含め、他の地方では発表されておりません。

紅葉予想は、平成19年まで関東各地域のみで発表していましたが、現在は東北を含め発表していません。(またサクラの開花予想も平成21年以降は発表していません。)

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インフルエンザ大ブレーク!

2017-02-04 12:25:55 | 病気のはなし
とうとうインフルエンザの大流行が始まりました。
今週どんぐりを受診しインフルエンザの診断を受けたのは、なんと76名!!
その中でも小学校高学年から中学生が約6割を占めていて、幼稚園や保育園年齢はごくわずかです。
来週には学級閉鎖等の処置が増加するとともに、だんだん低年齢の方に拡大していく可能性が大です。
週末は天気にも恵まれるようですが、体調がすぐれない人はゆっくり休むようにしてくださいね。

今日は節分、豆の誤飲に注意を!!

2017-02-03 08:43:27 | 病気のはなし
今日2月3日は節分、みなさんのご家庭でも今夜は豆撒きをするのでしょうね。
鬼の面をかぶったお父さん(お母さん?)相手に「鬼は~外、福は~内」
笑い声が響く楽しい時間ですが、注意しなくてはいけないのが‘’豆の誤飲‘’です。
気管の太さは小指の太さとほぼ同じ、大豆やピーナッツが丁度スッポリと嵌ってしまうので注意が必要です。
小さなお子さんがいるご家庭では、「物のたくさん置いてある部屋ではやらない」、「殻付きの落花生を使って、終わったらすぐに豆拾いをする」、「豆を袋に小分けして撒く」などの工夫を考えましょう。
楽しい節分の豆撒き、事故の対策をしっかり行って、笑顔で終われますように。(^-^)/

今シーズンのインフルエンザ予防接種は終了しました

2017-02-01 07:41:10 | お知らせ
昨日1/31をもって、今シーズンのインフルエンザ予防接種を終了しました。
むつ市の助成が制限された影響もあったのか、昨年度に比べて接種者はかなり少なかったようです。
インフルエンザの流行は今後かなり拡大する予想ですので、影響が心配されるところです。
とは言っても、ワクチン接種=感染防御ではなく、重症化の防止ですから、うがい・手洗い・マスクなどはしっかり行いましょう。