にれっちのつれづれ日記

本州最北端の小児科医にれっちの独り言(^^)

スプレー缶の穴あけは不要の声は、どうやったら伝わるのでしょう?

2015-06-27 16:32:15 | つれづれ
5月にも同様の趣旨でブログを書きました。
その後むつ市公式HPの「あなたの声」から質問を出しましたが、残念ながら穴あけ不要の回答は得られませんでした
そして今日読売新聞WEB版に
スプレー缶ごみ「穴開けずに」名古屋市が変更へ
という記事が載っているのを見ました。
環境省は2009年以降次のように指導をしているとのことです。
 >>> 環境省課長会議資料より抜粋


穴あけによる事故を防ぐために、またごみ処理作業に従事する方の被害も防ぐために、一歩踏み込んだ議論をしてほしいと思うのですが、そのためにはどうしたらいいのでしょう?
むつ市のごみ処理は、下北半島内の一市三町四村が作る下北地域広域行政事務組合が管理するごみ処理施設アックスグリーンで行われているので、この組合の議会議員さんに陳情するしかないのかな??

事故につながる最大の不注意とは

2015-06-21 14:43:14 | つれづれ
いつも乳児健診の時に子どもの事故の話をしています。
事故を防ぐためには、まずなんといっても正しい知識を持つことが必要です。
自動車の運転をするとき、自分が走っている道路の制限速度を「まぁ、こんなもんだろう」と勝手に設定する人はいませんよね。
標識などを確認して、それと車のメーターを見比べて、初めて安全な速度で走ることができることになるのですよね。
そんなこと当たり前だろう
って思った方もいるでしょうが、本当に当たり前になっていますか?
「この先でスピード違反の取り締まりしているよ!」
って聞いた時も、運転はいつもと同じですか??
「同じだよ!」と答えることができた方は優秀、常に安全に気を付けて運転している証拠です。
一方で「いや、いつもよりも速度に気を付ける」と答えた方は、安全への注意が少し薄れていることになりますね。
つまり単に知識を持っているだけではダメで,これは自分に絶対必要なことだと普段から意識することが大切なんです。
では、制限速度さえ守っていれば事故は防げるでしょうか?
答えはNO!ですよね。
現実には、自転車や歩行者、交差点や店舗などの駐車場、路面状況などの周囲の状況を勘案して、その時起き得る様々な事故を想定して、それを避けるよう速度の調整をしているはずです。

これを原子力発電の安全性に置き換えてみるとどうなるでしょう?
IAEA(国際原子力機関)は2011年3月の東京電力福島第一原子力発電所の事故について、「事故の主な原因は『原発は安全で、大きな事故は考えられない』という思いこみだった」という最終報告書案を作成したという報道が流れたように、まず国民の持つ知識が正しくなかった事が挙げられます。
さらに重要なのは、IAEAが事故前に東電が津波の想定を再検討し、実際とほぼ同じ規模の津波を想定していたにもかかわらず、追加の対策が取られなかった経緯を指摘し、1~3号機の冷却機能を同時に失うことへの備えが足らず、現場も十分な訓練を受けていなかったことを批判しているように、自分に絶対必要なことだと意識できず、事故を想定して回避策をとらなかったことです。

こうして考えたとき、今回の原発再稼働に関する政府や立地自治体の動きはどうなのでしょう?
先日の小笠原沖の地震では揺れは日本全国に広がりました。
東日本大震災の巨大余震の可能性はまだ高いですし、東南海地震や東海地震も時期はわからないものの起きるのは確実と言われています。
更には全国各地で火山の噴火が起きています。
あんな天災はそうは起きないよ、なんて甘い考えは捨てなくちゃいけないですよね。
経済のためには再稼働ありきではなく、自分たちの命を守るために一人一人が時間をかけてしっかりと考える必要があるのではないでしょうか。

溶連菌感染症が増えています

2015-06-17 17:35:43 | 病気のはなし
今週になって感染性の胃腸炎が減ってきたと思ったら、溶連菌感染症が増えてきました。
発熱と咽頭痛が主な症状で(腹痛などの腹部症状や発疹が出ることもあり)、咳や鼻水はほとんどありません。
喉を見ると、口蓋垂(のどちんこ)から上口蓋(上あご)にかけて赤くなっていて、舌がイチゴのように赤くプツプツしているのが特徴です。
診断は症状と所見だけでも可能なことが多いのですが、必ずしも典型的な症状でない場合もあるので、喉を綿棒で拭って行う迅速診断キットを使って行います。
特に治療しなくとも見た目の症状は数日で軽快することが多いのですが、心臓や腎臓への合併症のリスクがあるため10日~2週間の抗菌剤治療を続ける位ことが大切です。
何度も罹患することも珍しくないので、もしや?と思ったら受診するようにしてください。

いわて銀河100kmチャレンジマラソン

2015-06-15 18:33:04 | トレーニング&ダイエット


いわて銀河100kmチャレンジマラソン、一昨年・昨年は駅伝で参加しましたが、今年は単独の100km走に出走しました。
やっぱり100kmは大変です、途中で歩きも交えながら、ようやくのことでゴールにたどり着きました。
レースの詳細は、趣味のブログ「ランナー&ライダーにれっち」に載せたので、興味のある方は下をクリックしてみてください。↓↓
   >>> いわて銀河100kmマラソンの報告(ランナー&ライダーにれっち)
流石に疲れ果てて鶯宿温泉に一泊し、本日はクリニックをお休みさせていただきました。
まだ脚がパンパンですが、明日は頑張って診療します!!(^0^)/