にれっちのつれづれ日記

本州最北端の小児科医にれっちの独り言(^^)

2歳未満の子どもにマスクは不要、むしろ危険!

2020-05-25 18:25:47 | 病気のはなし
新型コロナの流行で、マスクと手洗いはすっかり定着したようですが、ちょっと気になるのが小さいお子さんのマスクです。
マスクは、自分が感染しないための手段ではなく、他人に感染させないための手段です。
感染の可能性が極めて低く、周囲の大人から感染するのが圧倒的多数な乳幼児においては、マスクの効果はあまり高くない上に、呼吸がしずらくなるマイナス面もあるため、世界的にも赤ちゃんや幼児期早期(2,3歳まで)の子どもへの使用は不要・危険と考えられています。
お子さんのコロナ感染を防ぐのは、大人のマスク、手洗いと環境の消毒、そして不要不急な場への外出・参加を控えることです。
まだまだ第二波、第三波が心配される中、自分が出来ることをしっかりやって備えましょう!

 ●日本小児科医会のパンフレットは下↓↓↓をクリック!

コロナが心配なら、検査よりも行動自粛が大事です

2020-05-10 20:27:17 | 病気のはなし
先日の十和田市立中央病院のコロナ院内感染、一旦落ち着いたように見えて、当初PCR検査陰性だった濃厚接触者がその後発病し陽性に転化しました。
もともとPCR検査の感度(陽性的中率)は高くても70%、つまりは感染しても30%の人は検査で見逃されるのですから、ある意味当然起こりえることだったと言えると思います。
病院側もそんなことは十二分に承知していたでしょうから、最初の検査で陰性となった後も自宅待機を続けていたそうで、今回の件での周囲への感染拡大の可能性は低そうです。
このことから私たちが学ばねばならないのは、「PCR検査陰性は非感染の証明には全くならない」ということです。
そして、周囲への感染拡大を防ぐには、風邪かなと思ったら自宅待機すること に尽きるということでもあります。
幸いにも感染しても、症状がない不顕性感染やごく軽症で済むことが圧倒的に多いことが分かっています。
先ずは自宅で待機して経過を観察、症状が重くなって行ったり、長引いたりするようなら医療機関や保健所に相談をするようにしましょう。
ちなみにどんぐりでは、発熱しているお子さんでも、2週間以内に住居地外への外出や来客等がない、あっても感染の可能性は低いと思われる場合には診察を行っています。
症状が心配な時には、まず代表電話24-5656に連絡して相談をしてくださいね。

「ありがとう」を連呼しよう!!

2020-05-04 18:06:16 | つれづれ
ライフラインを維持するために働き続けている人への「コロナがうつる」の偏見が日増しに増えています。
先行きが見えない不安があるのは確かですが、かといってそれだけが原因では無いと思います。
一番の要因は、普段から他人に「ありがとう」という感謝の気持ちを持って暮らしていないからではないでしょうか。
今からでも遅はありません、「ありがとう」を連呼しましょう!!

むつ病院に発熱外来は出来るけれど、、、

2020-05-02 11:09:58 | お知らせ
5月号のむつ市広報誌にも掲載されたように、間もなく(連休が明けてから?)むつ病院に発熱外来が開設されます。
でも、「やったー、これで安心だね!」と言える状況では全くないので、くれぐれもご注意ください。

発熱外来を簡単に説明すると、感染拡大を防ぐために一般患者さんとは動線を完全に別にするため、
 ●コロナ感染が疑われる場合は、まずは 保健所(31-1388) に電話で相談
 ●受診を勧められた場合、平日9時~12時の間に電話で翌日以降の診察予約
 ●診察は病院敷地内の特設ブースで平日のみ、小児が午前中、高校生以上の大人は午後(の予定)
 ●指定の時間・場所へ車で来院が基本(車が使えない場合は要相談)
となっていて、あくまでも保健所を通じての受診ですから、勝手に押しかけたりしてはいけません

もしここでPCR検査が必要と判断され、それが陽性になった場合には、隔離(感染症指定医療機関への入院)となりますが、現在のむつ病院には感染症ベッドはわずか4床しかなく、それを超える入院が必要になれば、保健所の許可を得た上で一般入院病棟の一部を改造して対応することになります。
しかし、患者さんが重症になった時の人工呼吸器はわずかしかなく(他の病気の方も使用する可能性があります)、人工肺のECMOは1台もありません。

また、先日の十和田市立中央病院のように、医療側の感染防御にほんのわずかな隙間ができただけでも、医療者への感染拡大→診療縮小・停止に追い込まれる可能性があります。

こうしたことを考えれば、これまで通りに
 ●不要不急の外出は避ける
 ●外出するときは、三密(密閉、密集、密接)を避ける工夫をする
 ●まめな石鹸手洗いやアルコール消毒、マスクの着用を心がける

という対策を、気持ちを切らさずに続けることが必要です。

GWにお出かけ、皆でワイワイが出来ないのは辛いものがありますが、今が踏ん張り時、皆で支え合って頑張りましょう!!