麻疹の潜伏期間は10日位で、咳や鼻水、発熱というカゼと同じ症状で始まります。
麻疹患者さんやその疑いのある人と接触したり、麻疹の流行地(関東、大阪、九州、秋田、県内では弘前など)から戻って10日前後でカゼ症状が出た場合は、必ず医療機関に電話をしてから受診するようにしましょう。
カタル症状(カゼ症状)出現から3-4日程度で一旦熱が下がりかけますが、半日程度で再び高熱となり、それとともに発疹が首筋付近から出て、全身に広がっていきます。
診断がつけられるのは、発疹が出る1-2日前くらいで、頬粘膜(ほっぺたの裏)の下の奥歯の当たる付近に白い斑点(コプリック斑)を目安にしますが、発疹が出るまで気づかないことがしばしばです。
麻疹ワクチンは6ヶ月未満の乳児を除いて、誰でも受けられます。未接種の人や、1回しか受けていない小学生以上の人は、急いでかかりつけ医で相談を!!