ニュース等でも報道されているように、感染性胃腸炎が急増しています。
原因としては、ノロ、ロタ、アデノなどのウイルスが大部分を占め、典型的には、嘔吐で始まり、半日から1日くらい遅れて下痢を認めるようになります。
ノロの場合、感染力はきわめて強く、年齢に関係なく発症しますが、嘔吐は半日程度で落ち着くことが多いようです。
ロタの場合には、大人はほとんど発症しませんが、嘔吐や下痢が強いため、乳児などでは脱水で点滴や入院が必要になる場合も見られます。
いずれのウイルスが原因でも、治癒させる(ウイルスを殺したり抑えたりする)治療はなく、症状を和らげる対症療法になります。
嘔気が強い時に、脱水を心配してどんどん水分を与えてしまうと、逆に嘔吐を誘発してしまうので、まずは嘔気が和らぐまで少し待ちましょう。
その後スプーン1杯程度から、徐々に水分量を増やしていくことが大切です。
嘔吐や下痢が頻回の時は、水分とともに電解質も不足するので、水やお茶ではなく、経口保水液を与えることをお勧めします。
水1Lに対して、砂糖40gと塩2-3gを加えたものが基本で、味付けとカリウム補給にレモンやグレープフルーツを少し絞りいれてもよいでしょう。
スポーツドリンクを使用する場合は、糖分が多すぎるので、水で2-3倍に薄め、塩1-2gを加えるようにしてください。
嘔吐物や便にはウイルスが大量に含まれているので、その処理や消毒が重要です。
消毒には塩素系漂白剤が有効なので(アルコールは無効)、自分で作りましょう。
500mlのペットボトルに市販の塩素系漂白剤(ハイターなど)2mlと水を入れると、塩素濃度200ppmの消毒液が出来上がります。
具体的な処理方法などは厚生労働省ノロウイルスに関するQ&Aを参考にしてください。
原因としては、ノロ、ロタ、アデノなどのウイルスが大部分を占め、典型的には、嘔吐で始まり、半日から1日くらい遅れて下痢を認めるようになります。
ノロの場合、感染力はきわめて強く、年齢に関係なく発症しますが、嘔吐は半日程度で落ち着くことが多いようです。
ロタの場合には、大人はほとんど発症しませんが、嘔吐や下痢が強いため、乳児などでは脱水で点滴や入院が必要になる場合も見られます。
いずれのウイルスが原因でも、治癒させる(ウイルスを殺したり抑えたりする)治療はなく、症状を和らげる対症療法になります。
嘔気が強い時に、脱水を心配してどんどん水分を与えてしまうと、逆に嘔吐を誘発してしまうので、まずは嘔気が和らぐまで少し待ちましょう。
その後スプーン1杯程度から、徐々に水分量を増やしていくことが大切です。
嘔吐や下痢が頻回の時は、水分とともに電解質も不足するので、水やお茶ではなく、経口保水液を与えることをお勧めします。
水1Lに対して、砂糖40gと塩2-3gを加えたものが基本で、味付けとカリウム補給にレモンやグレープフルーツを少し絞りいれてもよいでしょう。
スポーツドリンクを使用する場合は、糖分が多すぎるので、水で2-3倍に薄め、塩1-2gを加えるようにしてください。
嘔吐物や便にはウイルスが大量に含まれているので、その処理や消毒が重要です。
消毒には塩素系漂白剤が有効なので(アルコールは無効)、自分で作りましょう。
500mlのペットボトルに市販の塩素系漂白剤(ハイターなど)2mlと水を入れると、塩素濃度200ppmの消毒液が出来上がります。
具体的な処理方法などは厚生労働省ノロウイルスに関するQ&Aを参考にしてください。