にれっちのつれづれ日記

本州最北端の小児科医にれっちの独り言(^^)

胃腸炎急増!!

2012-11-28 11:18:01 | 病気のはなし
ニュース等でも報道されているように、感染性胃腸炎が急増しています。
原因としては、ノロ、ロタ、アデノなどのウイルスが大部分を占め、典型的には、嘔吐で始まり、半日から1日くらい遅れて下痢を認めるようになります。
ノロの場合、感染力はきわめて強く、年齢に関係なく発症しますが、嘔吐は半日程度で落ち着くことが多いようです。
ロタの場合には、大人はほとんど発症しませんが、嘔吐や下痢が強いため、乳児などでは脱水で点滴や入院が必要になる場合も見られます。

いずれのウイルスが原因でも、治癒させる(ウイルスを殺したり抑えたりする)治療はなく、症状を和らげる対症療法になります。
嘔気が強い時に、脱水を心配してどんどん水分を与えてしまうと、逆に嘔吐を誘発してしまうので、まずは嘔気が和らぐまで少し待ちましょう。
その後スプーン1杯程度から、徐々に水分量を増やしていくことが大切です。
嘔吐や下痢が頻回の時は、水分とともに電解質も不足するので、水やお茶ではなく、経口保水液を与えることをお勧めします。
水1Lに対して、砂糖40gと塩2-3gを加えたものが基本で、味付けとカリウム補給にレモンやグレープフルーツを少し絞りいれてもよいでしょう。
スポーツドリンクを使用する場合は、糖分が多すぎるので、水で2-3倍に薄め、塩1-2gを加えるようにしてください。

嘔吐物や便にはウイルスが大量に含まれているので、その処理や消毒が重要です。
消毒には塩素系漂白剤が有効なので(アルコールは無効)、自分で作りましょう。
500mlのペットボトルに市販の塩素系漂白剤(ハイターなど)2mlと水を入れると、塩素濃度200ppmの消毒液が出来上がります。
具体的な処理方法などは厚生労働省ノロウイルスに関するQ&Aを参考にしてください。
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手足口病が再流行?

2012-11-21 08:54:27 | 病気のはなし
先週あたりから溶連菌と胃腸炎が流行し始めていますが、ここにきて手足口病がまた散見されています。
手足口病やヘルパンギーナは、口から2週間、便から4週間くらいの間排泄されるので、症状が落ち着いても感染源になりますから、なかなか流行を阻止するのは困難ですが、それにしてもいったん消えたように見えたのになぁ。。。
いずれにしろ、多種の感染症が混在して流行していますから、うがい・手洗い・マスクなどの自衛策はしっかり行い、無理な登園登校は避けるようにしましょうね。
関東方面ではすでにインフルエンザでの学級閉鎖なども出ているようですから、ワクチンもお早めに。
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今年こそスキーに行くぞ!

2012-11-20 16:15:47 | つれづれ
3年前にスキー用具一式をリニューアルしたものの、子どもの受験やらで2年間お蔵入りしていました。
昨冬は初フルマラソンを控えていて、スキーどころではありませんでしたが、今年はそれほど入れ込みもなく。。。(^^;)
やっぱり冬場の楽しみといえばスキーですよね。
正月休みに家族で安比に行くぞ~! ということで、安比の前売りチケットを1回分購入してみました。
久しぶりなので、どのくらい足にくるか?
今シーズンは何回行けるかは、その結果次第ですね。(笑)
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溶連菌と胃腸炎が増加!

2012-11-16 12:55:53 | 病気のはなし
今週に入って溶連菌感染症と診断されるお子さんが増えています。
症状は発熱と強い咽頭痛で、細かい発疹やお腹の症状がつく場合がありますが、基本的には咳はありません。
治療しなくても症状は消えていきますが、心臓(リウマチ熱)や腎臓(急性腎炎)などの重い合併症のリスクがあるので、抗生物質をしっかり飲むことが必要です。
何度も罹ることがあるので、もしか?と思ったら受診をしてみましょう。

また今日になって、ある保育園から続けざまに胃腸炎のお子さんが受診されました。
症状や経過からウイルス性胃腸炎と思われます。
原因になるウイルスはいくつか考えられますが(ノロもその一つ)、原因を特定してもしなくても、治療法や家庭での対処、登園・登校の目安は変わりませんので、どんぐりでは特別な場合を除いて検査はしません(特にノロに関しては検査キットを準備していません)ので、予めご了承ください。
大切なことは、吐物や便(おむつ)は密封して処理、その後手指や嘔吐場所の消毒(塩素系漂白剤)、水分は舐める程度から徐々に増加、症状が落ち着くまで自宅で療養、です。

急激に寒くなってきているので、いろいろな感染症が交差しながら流行すると思われます。
十分な睡眠と栄養、室内の湿度保持、罹ったかなと思ったら無理せず休養、これだけはしっかり行っておきましょう。

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インフルエンザ予防接種が混み合っています

2012-11-13 08:42:53 | お知らせ
天気予報では今週末から来週にかけて雪マークも出現、いよいよ冬が来るという感じです。
皆さん車のタイヤはスタッドレスに交換しましたか?
雪の予報が出るとタイヤショップやガソリンスタンドも混み合うので、早めの交換がお勧めです。

さて混み合うといえばインフルエンザ予防接種です。
どんぐりでは接種希望日の2週間前から予約を受け付けていますが、予約開始早々に枠が埋まっていく状況です。
学校や仕事の都合のいい時に・・・と考えていると、予約が取れない可能性が大です。
病気の予防のためと割り切って、ワクチン優先で予定を立てるようにしましょう。
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四種混合ワクチンは市役所に予約してください

2012-11-07 16:59:25 | お知らせ
11月からこれまでの三種混合ワクチンに不活化ポリオワクチンを加えた四種混合ワクチンが使用できるようになりました。
とはいっても、不活化ポリオワクチンと同様、供給が非常に不安定なため、むつ市では接種対象を「今年8月以降に出生し、三種混合や不活化ポリオワクチンを一度も接種したことのない児」に限定して、集団接種で行うことになりました。
予約は市役所健康推進課に電話で行うことになります。
なお、7月までに生まれたお子さんや、三種混合ワクチン(+不活化ポリオワクチン)を希望されるお子さんについては、従来通り市内の委託医療機関(どんぐり、ちばクリニック、菊池医院)で接種ができます。
詳しくは 市役所のHP をご覧ください。
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インフルエンザの検査と出校停止期間

2012-11-06 12:32:33 | 病気のはなし
今年も間もなくインフルエンザの流行を懸念する季節となります。
昨シーズンから、インフルエンザ罹患時の出校停止期間が、「解熱後2日を経過するまで」から「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児については3日)を経過するまで」に変更になりました。
これは、抗インフルエンザ薬の登場によって発熱が早く(少なくとも1日程度)落ち着くようになったため、ウイルス排泄が続く状態のまま登校して感染拡大がみられる、ということを防ぐための措置です。
そこで問題になるのが、インフルエンザと診断された人を出校停止にすれば感染拡大が防げるのか?ということです。
インフルエンザに罹っても、ごく軽い人から、典型的な高熱で苦しむ人まで、症状の程度はいろいろです。
軽い人は普通の風邪と変わりがないので、自宅で安静にしていればすぐ落ち着いてしまいます。
さらには、インフルエンザに罹患しても、ほとんど症状が出ないまま治癒してしまう人が少なくないこともわかってきています。
簡単に言えば、インフルエンザとは思えないインフルエンザ患者さんが多数いるということです。
そうなると、毎日全員に検査を行って確かめない限り、流行期には一体誰が感染者かわからないということです。
結局一番大切なのは、インフルエンザかどうか検査をして調べて薬を飲むことではなく、きちんと状態が回復するまで無理して登校(登園)しないということです。
集団にも本人もメリットのない、「検査のための検査」にならないよう、節度ある対応を学校(園)にも保護者の方々にも求めたいものですね。
ちなみにこれは一般の職場でも同じなんですけどね。。。
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