アデノウイルスが出てきています

最近、初日から高熱が出て受診するお子さんが増えています。
元気がなかったり、熱が続いている場合には採血検査や病原体の検査も行っていますが、白血球や炎症反応が高値になるケースもあり、むつ病院に紹介をしたりしています。
そんな中、今週に入ってアデノウイルス検査が陽性になるお子さんが出てきました。
高熱が続き、喉(扁桃腺)が腫れて白苔(膿のように見えるもの）が付く病気ですが、熱の高さの割には元気が良いのが特徴で、５日前後で自然に治ります。
ただし感染力が非常に強く、つばや咳などの口からの感染（飛まつ感染）だけではなく、触ったところに付いたウイルスにも感染力があります（接触感染）。
また青森県ではまだないようですが、全国的に見ると新型インフルエンザやＢ型インフルエンザの報告も散見されていますので、これから注意が必要です。
うがい、手洗いをしっかりやってくださいね。

冬に逆戻り？？？

せっかく春らしい陽気になったと喜んだのもつかの間、今週は冬のような寒さ。
一旦停止した床暖房も再度ONすることにしました。
胃腸炎もノロもロタも出ているようで、なかなか落ち着いてきませんし、水痘や溶連菌、リンゴ病も出ています。
皆さん、くれぐれも体調管理にはご注意を。

手足口病のこと

テレビなどで「今年の手足口病は重症になりやすい！」という報道が流れて、診察室でも質問が多数寄せられるようになりました。
手足口病は夏カゼの一種で、その名のとおりに口の中や手のひら足の裏に口内炎や水疱ができるほか、膝や臀部（おしり）にもしばしば発疹が見られます。
原因は腸管で増えていく「エンテロウイルス」で、そのなかでもコクサッキーＡ10・Ａ15とエンテロ71が主体ですが、今年の流行の中心はエンテロ71で、髄膜炎などの中枢神経での合併症が起こりやすいことが知られています。
（とは言っても、大部分は通常の経過で終わります）
自然に回復するのを待つしかない（薬では治せない）ので、口当たりの良い物を与えてゆっくり休ませることが大切ですが、高熱があって元気がない、頭痛や嘔吐を伴うなどの場合には、医療機関への受診が必要です。
症状のある間だけでなく、その後も口からは２週間、便からは４週間くらいの間ウイルスを排出するので、保育園等でのオムツの処理には注意が必要です。

やっと春（＾＾）

今日は本当に良い天気、ようやく春！って感じでしたね。
にれっちは今日の午後、ソフトボールの国体県予選の審判に行ってきました。
普段は中学校女子の試合程度しか経験を積んでいないので、投球や打球の速さにちょっとビビリながらも、無事？お勤めを果たしてきました。
明日はもっと暖かくなるようなので、あちこちの中学校の体育祭はバッチリでしょうね。