にれっちのつれづれ日記

本州最北端の小児科医にれっちの独り言(^^)

むつ市の小学生以下はインフルエンザ予防接種が無料になりました

2020-11-08 09:35:04 | お知らせ

むつ市の小学生以下の子どもに対するインフルエンザ予防接種への2,000円(1回限り)の助成が10月12日から開始されていましたが、先日の市議会で予算が付き、2回とも無料で接種することができるようになりました。

11月1日以降の接種については市から個別通知が送られますので、無料助成券を利用して接種を受けてください。
既に10月中に接種した費用(窓口自己負担分)ついても無料対象となりますが、返還手続き(該当者には個別通知があります)が必要になるため領収書は捨てないでください。

詳しくはむつ市HPをご覧ください。
  >>>令和2年度インフルエンザ予防接種費用助成の拡充について - むつ市

 

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しっかり鼻を吸ってあげていますか?

2020-11-07 10:23:03 | 病気のはなし

寒くなってきて、鼻水や咳での受診が増えてきました。

「痰がらみの咳が多いんです」「寝起きに咳込みます」という訴えがよく聞かれるのですが、「奥にある鼻水もしっかり吸えて(かめて)いますか?」と質問すると、多くのケースでは中途半端な鼻かみや鼻吸いになっています。
また他の医療機関で「あまり鼻は吸わない方がいい」と指導されているような場合もあります。

そういう時は、自分がどういう時に、どれくらい、どんなふうに鼻をかむのかを考えてみてください。
「ひどくなったら」「垂れてきてから」「朝と晩だけ」とか、「ティッシュで拭く」「軽くフンとするだけ」なんて答えは出てきませんよね。

しっかり奥の鼻が取れて、すっきり鼻で呼吸できるようにならないと、残った鼻で鼻呼吸ができずに口をポカンと開けていたり、のどに落ちてきた鼻でゲロゲロと「まるで痰がからんだような」咳をしたりすることになってしまいます。

とは言っても、小さいお子さんの奥の粘った鼻を吸うのは簡単ではありませんよね。

まず大事なのは環境整備。
乾燥していると鼻も乾いてしまうので、しっかり湿度を保ちましょう。
「加湿器を●●%になるようにしています」はあまり信頼できません(いつもより高い数値になっていればそれなりに加湿はされているでしょうが)から、積極的に洗濯物を部屋干ししましょう。
部屋が乾燥していれば乾くまでの時間も短くなるので、そういう時は暖房を少し弱めることが大事です。(今どきの暖房は乾燥します)
特に寝室の乾燥は要注意です。

もう一つ大事なのが鼻の吸い方。
電池で動くポケットサイズの鼻吸器はほとんど役に立ちません。(取れるのは手前のサラッとした鼻水だけ)
それよりは、口で吸うタイプの鼻吸器の方が粘っこい鼻にもある程度対応可能です。
それでも奥のネバネバ鼻を取るのは難しいので、可能ならばしっかりした吸引器(医療機関でも使えるような)を使いたいところです。
昔はとても高額で(5-6万円はしました)手が出ませんでしたが、家庭での高齢者介護が当たり前になって、軽くて使いやすい比較的安価な商品が手に入るようになりました。
私がお勧めするのは、喘息の吸入器で昔からお付き合いのある東京エムアイ商会の「エレノア」です。
   エレノアのHP >>> https://www.nebneb.com/absorb/elenoa.html
ネット通販もありますが、医療機関経由での申し込みの方が幾分お安く手に入るので、興味のある方はお声がけください。

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インフルエンザ予防接種開始です

2020-10-12 11:14:06 | つれづれ

今日からインフルエンザ予防接種が開始です。(高齢者は先週からですが)

テレビ等で「子どもも1回でOK」という話が流れていますが、あくまでも「毎年接種している人なら1回でもそれなりに抗体価が上がる」ということで、1回と2回が同じ効果というデータが出ているということではないのでご注意ください。

予約は例年は希望日の2週間前からでしたが、今年は3週間前からに前倒ししています。

ワクチンは昨年よりは少し多いくらいの供給量とのことですが、今年は新型コロナウイルス感染症との絡みから予防接種を希望する人が増えると予想されていますので、なるべく10月中に1回目の接種を済ませるようにしましょう。

もしも途中で供給不足となった場合には、予約の取り消しになる場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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喘息発作での受診が増えてきました

2020-09-19 09:38:37 | 病気のはなし

季節の変わり目で天気は不安定、気温差は激しいという中、喘息発作を起こしての受診が増え始めました。

以前から喘息の診断を受けている人は手持ちの薬を服用して早め早めの治療で難を逃れていますが、これまで喘鳴(ゼーゼー)があったのに喘息の可能性を指摘されていなかった幼児が、顔色不良(蒼白)に肩呼吸・陥没呼吸(息を吸うと肋間が凹む)の状態で受診になっています。

これから連休で数日間は救急外来しか開いていない日が続きます。
喘息は昼間は元気でも夜中から明け方に症状が悪化する病気ですから、夜中に呼吸が苦しそうな状態を見たときは、朝まで待とうと思わずに救急外来に電話で相談をしてくださいね。

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ホクナリンテープは咳止めではありません:再掲載です

2020-09-18 09:30:13 | 病気のはなし

★とても大切なことなので、過去の記事を再掲します★

マイコプラズマやRSウイルスなど咳が主要症状の感染症が増えてくると、来院時に胸にホクナリンテープ(一般名ツロブテロール貼付剤)を貼っているお子さんを見受けることが多くなります。
「お子さんは喘息と言われたことがありましたか?」と聞くと「いいえ、咳がひどいので貼りました」というケースが大多数です。
「どこを受診して、どういう病名で処方されたのですか?」と聞くと、「耳鼻科です」とか「以前もらったのを貼りました」という答えが返ってきます。
「ホクナリンテープは本来は喘息で狭くなった気管支を広げる薬で、咳を止める働きはないって知っていますか?」と聞くと、「えっ?そうなんですか??」と初めて聞いたような反応をすることも多くみられます。
つまりは、気管支が狭くなっているという状態かどうかの確認もせずに使われていることがとても多いということです。

これは主に処方する医師の側の問題です。
以前のような(私自身もやっていた)「出ている症状を消してしまおうと、一つ一つの症状に薬を当てはめていく」治療をしたり、「なんとなく効果があったようだからと経験に頼って」薬を出すことが、目的に叶わない処方になるのでしょう。
簡単に言えば、鼻水が出たら鼻水止め(抗ヒスタミン剤)、咳が出るから咳止め(鎮咳剤)、痰があれば痰切り(去痰剤)、熱が出たり・喉が赤かったり・鼻汁に色がついたら抗菌剤、咳がひどかったらホクナリンテープ(気管支拡張剤)という、市販の風邪薬の医療バージョンのことです。

咳が出ると言っても原因は一つではないのですから、本来その機序(何故そうなる?)に応じて治療が組み立てられなければなりません。
もしも鼻水がうまくかめなくてすすり上げたり飲み込んでしまったりして、それを出すために咳をしているのならば、それは鼻掃除の咳ですから、咳を止めることが良い治療とは言えません。
部屋の湿度を高くして、水分を十分に摂って、去痰剤で鼻を柔らかくしたうえで、鼻水をかませたり吸ったりして喉に落ちるのを減らせば、咳は勝手に減っていくはずです。
鼻が詰まったり、喉がカサカサしたりして、それが刺激になっている咳も同じことですね。
そうした原因に対する対処をしているのにもかかわらず、咳が多すぎて辛くて困っているというならば、その時は鎮咳剤で和らげることも悪くはないでしょう。
一方で喘息があって気管支が狭くなって息苦しいために咳込んでしまっているのならば、鎮咳剤は役に立たず、気管支を広げてあげることで呼吸が楽になって、結果として咳が静まります。
ここがホクナリンテープ(気管支拡張剤)の出番です。

このいずれの場合にも、鼻水止めと呼ばれる抗ヒスタミン剤には出番はありません。
第一の理由は、鼻水は鼻に入ってきた異物を包んで外に排泄するためのもので、悪い症状(無くせばよい)とは言えないからです。
第二の理由は、抗ヒスタミン剤を使うと分泌が多少減りますが、それ以上に鼻や口が渇いて、かえって咳を誘発する可能性が高くなるからです。
では抗ヒスタミン剤は何のためにあるの?というと、アレルギー症状をコントロールするためと考えるのが良いでしょう。
花粉症、鼻炎、蕁麻疹などのアレルギーは、本来反応する必要のない物や状況に過敏に反応して起こっているので、身体にとって有益ではないので薬で症状を消すことが良い結果に繋がるのです。

一口に「たかが風邪」といっても、実はとても奥が深い、難しいものなんですよね。
医療者と患者さんが協力して、よりよい治療を行えるように、これからも努力していきたいと思います。

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連休明けからインフルエンザ予防接種の予約開始です

2020-09-18 08:51:51 | お知らせ

今年のインフルエンザ予防接種は、予定通り10/12月から開始です。

料金は昨年と同じく1回5,000円ですが、むつ市の小学生以下は補助がありますので事前に市への申請をしてください。

今年は予約を3週間前から受付(10/12~14分は9/23に)開始しますが、ワクチン供給がひっ迫した場合には受付を中止したりキャンセルになる可能性もありますので、なるべく早めに接種をすることをお勧めします。

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高レベル放射性廃棄物の最終処分地は必要ないのか?

2020-08-22 20:15:32 | つれづれ

「『青森県を高レベル放射性廃棄物の最終処分地としない条例』制定を求める県民の会」が結成されたそうです。

これまで一貫して反核・反原発を主張し、HPにも「原発再稼働反対!」を掲げている私ですが、この会の趣旨には残念ながら賛同できません。

今ある全ての原発を即時廃炉とし、各種の核施設を閉鎖し、建設中の原発の工事を中止することは当然と思いますが、それと同時に
「すでに作られてしまった核のゴミ、これから廃炉・廃止されることにより新たに発生する核のゴミは、勝手に消えてなくなることはない」
のですから、「最終=安全な処理技術確立まで」という定義でどこかに処分地を作るしかないのです。

その処分地として青森県が最も適しているかどうかは議論のあるところかもしれませんが、
ある全ての原発を即時廃炉とし、各種の核施設を閉鎖し、建設中の原発の工事を中止する
●最終処分地となる自治体(都道府県)のすべてのインフラ(交通網、公共施設など)は、処分地である限り国の責任で整備維持する」
(国の責任ということは、すなわち全国民の責任ということでもあります)
といった条件と引き換えに、全国のすべての自治体が処分地となることを検討する必要があると思っています。

もちろん、安全な処理技術確立までの処分地は、全国に1カ所である必要などないのですから、一程度分散して管理するのが最も現実的なのかもしれませんね。

譲れないのは、自分の地元が処分地になるかどうかでは無く、これ以上次の世代に負の遺産を残さないことだと思っています。

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今年のインフルエンザ予防接種は10/12月開始です

2020-08-19 15:47:56 | お知らせ

夏真っ盛りではありますが、インフルエンザ予防接種のお知らせです。

今年のインフルエンザ予防接種は、10/12月から開始になります。

料金は昨年と同じく1回5,000円で、当院で2回目も接種する場合は割引があります。
 ※むつ市の小学生以下は補助がありますので、事前に市への申請をしてください

赤ちゃんの予防接種と重なって混雑しないように、月曜を除く平日の昼と土曜午後に専用枠を設けています。

今年は新型コロナ感染流行でインフルエンザ予防接種の希望が多くなると予想されているため、予約は3週間前から受付を開始しますが、なるべく早めに接種をすることをお勧めします。
 ※コロナ対策のため窓口か代表電話(24-5656)のみで、自動予約電話やネットは利用できません
 ※ワクチン供給がひっ迫した場合、受付を中止したり、接種日が変更になる可能性もあります

詳しくは、どんぐりのHPもしくは受付まで。

 

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熱中症対策に水分補給は大事、でもスポーツドリンクには要注意!!

2020-08-11 20:58:24 | 病気のはなし

全国的に猛暑に突入してしまいました。

コロナでマスク着用も増えている中なので、熱中症がとても心配な状況ですね。

水分と塩分をしっかり摂りましょう!!というのは正しいのですが、問題はどうやって摂るかです。

水や麦茶などは水分は摂れるけれど塩分が入ってないから、スポーツドリンクがいいんじゃない??

そう思うあなた、実は危険です!!

というのは、スポーツドリンクは運動をした時の水分とエネルギー補給のためのものなので、表のように塩分が少なく、糖分たっぷりの物が多いのです。

熱中症予防に飲むなら、胃腸炎の時などに使う経口補水液(代表がOS-1)にしましょう。

ちなみに、500mlのペットボトルに塩1.5gと砂糖10gを入れて、レモン汁などでチョット味付けをすれば同等のものが格安で作れますよ!!

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コロナ対策にポビドンヨードでうがい・・・ はお勧めしません!

2020-08-05 07:45:44 | 病気のはなし

大阪府の吉村知事が「コロナ対策にポビドンヨードでうがい」という発言をしたようですが、残念ながらお勧めできる対策ではありません。

ポビドンヨードは強力な殺菌性を持つ消毒剤で、手術など無菌的操作の必要な処置などの際には大きな効果があるのですが、人体に有用な細菌等も根こそぎ殺菌してしまうことや、主成分のヨード(ヨウ素)が甲状腺機能に影響を与えることから、感染防止のための頻回のうがいに使用することには問題があると言われています。

実際に健康な成人を対象とした実験では、①水でうがいをするグループ、②ポビドンヨードでうがいをするグループ、③特にケアをしないグループ(対照群)で、その後60日間でどれくらい風邪をひくリスクが変わるかを調べたところ、水のみでうがいをするとうがいをしないグループよりも風邪にかかる確率が下がったものの、ポビドンヨードでうがいをするグループは効果が認められなかったという結果が示されています。

今回の大阪府知事の発言の基になったのは、大阪府のはびきの医療センターの「府内の新型コロナウイルス宿泊療養所で軽症者41人に対しポビドンヨードを含むうがい薬でうがいを1日4回したところ、唾液のPCR検査の陽性率が9%になったが、うがいをしなかった患者は陽性率が40%だった」というデータのようですが、これは消毒をした口腔内で一時的にウイルスが消失したということであって、口腔内以外のウイルスに効果があるというものではないので、決して通常の予防対策として有効であるというものではありません。

中途半端な情報に振り回されて真似をしてしまわないように、まずは三密を避ける、近距離ならマスク(とメガネ)、適宜の手洗いやアルコール消毒を心がけるようにしましょう。

  >>> こちらが参考になります↓↓↓

『ポビドンヨードによるうがいは新型コロナを改善させる』は本当か?医師が解説(堀向健太) - Yahoo!ニュース

『ポビドンヨード(商品名イソジン)のうがいにより新型コロナウイルスの量が減る』という発表が、波紋を呼んでいます。現場の医師からみると、ちょっ...

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