にれっちのつれづれ日記

本州最北端の小児科医にれっちの独り言(^^)

今朝のNHKニュース

2012-01-31 08:39:04 | 病気のはなし
今朝7時のNHKニュース「おはよう日本」でインフルエンザの話題が取り上げられていました。

『インフルエンザの薬で熱が早く下がっても、他人に感染させる期間は短くならない!』

タミフルやリレンザ、イナビルなどの抗インフルエンザ薬は、ウイルスの増殖を抑えてくれることで1日から1日半くらい早く熱を下げてくれるのですが、咳を通じてウイルスを排泄する期間は、発病から約1週間と自然経過するのとほとんど変わりません。
「学校(仕事)に早く行けるようにするために薬を飲む」のではなく、「熱で辛いのを少しでも早く楽にするために薬を飲む」のだということを、患者さんや保護者の方も、医療関係者も、一人一人がきちんと自覚していきたいものです。

インフルエンザの検査

2012-01-27 13:03:44 | 病気のはなし
そろそろインフルエンザの流行が懸念される時期となりました。
今年はA型香港が主流のようですが、この型はここ数年大流行がなかったので、幼児では免疫を持たないケースも多いことが想像され、流行が始まると爆発的に増えることが考えられます。
突然の発熱、関節痛(体の痛み)と咳が出現した時にはインフルエンザの可能性を考える必要がありますが、インフルエンザ=重症というわけではなく、微熱しか出ないとか、1日で自然に解熱するようなケースも珍しくはありません。
また症状出現からの経過時間が少ないと検査が偽陰性(感染しているのに検査結果は陰性)になる場合も少なくありません。
発熱したというだけで学校や職場から検査を受けるよう指示されて来院されるケースが毎年多数みられますが、検査は医療の一環として行うものであって、その後の治療に寄与するものでなければ実施する意味がありませんし、インフルエンザ以外にも、周囲への感染・流行が問題になる疾患は多数あり、インフルエンザか否かにかかわらず、一定期間の自宅安静が一番大切です。
まずはお子さんをよく観察し、ぐったりしているなど重い症状の時はすぐ受診、水分も摂れて遊ぶこともできるようならば半日から1日様子をみるというように、状態に応じて対処してあげるようにしてくださいね。

寒かった~(>_<)

2012-01-23 12:51:47 | つれづれ
日曜日、千葉マリンスタジアムに行ってきました。
目的は「サンスポマラソン」、10月のアップルマラソンに次いでの2回目のハーフマラソンでした。

いやぁ、まさか4度の気温、降り続く雨の中で走ることになるとは思ってもいませんでした。
1時間48分40秒で自己ベスト更新できましたが、とにかく寒くて寒くて、さらに途中で足は痛くなるし、走り終えたときには全身ずぶ濡れ、完走証をもらう間に体は冷え冷え、本当につらい大会でした。(^^;)
それでも朝のうちにホテルのチェックアウトを2時間延長してもらっておいたので、お湯につかって復活できましたが。

次回は2/26の東京マラソン。
50歳の誕生日に初のフルマラソン挑戦です。
無事完走できるように、さぼっていた筋トレも再開しなくては。