goo blog サービス終了のお知らせ 

にれっちのつれづれ日記

本州最北端の小児科医にれっちの独り言(^^)

いま私たちに出来ること

2020-03-13 10:12:53 | 病気のはなし
世の中の人たちは「PCR検査をしないとコロナの重症者・死亡者が増える」と思い込まされてはいないでしょうか?
NHKのニュースで北海道の20代の感染者がインタビューで答えていたように、軽症と判断されれば、「コロナで入院しても、解熱剤渡されるだけで、後は自力で頑張ってね」でしかありません。(特異的治療法はないのですから)
どのくらい広がっているかという社会的な必要性はあるとしても、感染者の重症化阻止に早期のPCR検査が必要なわけではありません。
今本当に大事なのは、ハイリスクの人や、症状が遷延・悪化している人をきちんと拾い上げて、そこに医療資源(人・モノ・金)を注ぎ込んでいくこと、そのためにも軽症者や非感染者は「風邪を引いたかな?と思ったらまずは自宅待機」を徹底すること、ではないでしょうか。
私達医療従事者も、正しい情報と適切な医療(とりあえずの検査や、念のための投薬などをしない等)を提供するように心がけていきたいと思います。

成長期女子スポーツ選手の体調管理に除脂肪体重(LBM)の活用を

2020-03-06 14:53:52 | 病気のはなし
成長期女子スポーツ選手が記録向上のために無理な減量をして体の機能に大きなダメージを与えていることが、最近いろいろな形で報道されています。
一番有名なのは鉄欠乏性貧血ですが(高校駅伝チームで病気でもないのに鉄剤注射をしていることが問題になりましたね)、それ以外にも骨折や痩せすぎによる無月経の誘発など、様々な問題が明らかなになってきています。
体重管理というとBMI(Body Mass Index)が有名で、これは身長(m)を体重(kg)で2回割り算した数値なのですが(これをcmとgで計算するのが小児のカウプ指数)、この数値には落とし穴があります。
簡単に言えばマッチョは筋肉モリモリで重いのでBMIが高く出て、サルコペニア(加齢や疾患により筋肉量が減少したもの)では脂肪タップリでも正常に出てしまう、ということです。
相撲の小兵力士の炎鵬関を例にとってみれば、身長1.68m、体重98kgなので、98÷1.68÷1.68=34.7となり、高度肥満に該当する数字になってしまいますが、だれがどう考えても炎鵬関を肥満だと思う人はいませんよね。
そこでアスリート、特に女子の体重管理の指標として現在注目されているのが除脂肪体重(LBM:主に筋肉量を示す)で、この数値を減らさない(成長期にあっては増やす方向)ようにエネルギー管理をするというものです。

今日の東京新聞WEB版に、順天堂大が大分の病院と一緒に開発したアスリートのための成長・コンディション管理アプリ「スラリマッスル」の記事が載っていたので、是非読んでみてくださいね。

  >>> 東京新聞WEB版の記事はここをクリック   >>> スラリマッスル(順天堂大)はこちらから

******** < 東京新聞WEB伴より> *******************************
 成長期にある女子のスポーツ選手の体調管理に、主に筋肉量を示す「除脂肪体重(LBM)」が注目されている。体重や体脂肪率を意識した減量を重視するのではなく、適切な食事の量を保ちながらLBMを指標とすることで、健康的に体の成長を促せるという。
 LBMは体重から脂肪量を引いた値で、筋肉量が七割を占める。第二次成長期には身長が伸びると必ずLBMも増えるため、その値をしっかり把握することで健康的に成長していることを確認できる。無理な減量などで、背が伸びているのにLBMが増えていなければエネルギー不足の証しで、身長の伸びが止まったり骨の成長も阻害されることになる。
 LBMを指標とした体調管理を支援するため、順天堂大女性スポーツ研究センターと西別府病院(大分県別府市)は、スマートフォン向けアプリ「スラリマッスル」を開発した。体重と体脂肪率を入力すればLBMを確認でき、記録を続けることで体の状態を把握しやすくする。また標準的な八~十六歳の女子選手四十八人の三年分の体組成データを基に、身長に対してLBMの値が適切かどうかを判定。足りない場合には追加で摂取すべきエネルギーの量を、おにぎりの個数に換算して表示してくれる。
 同センターは「成長が止まってからもパフォーマンスを上げるために、LBMを維持して増やすことは大切」とし、成人アスリートにも利用を勧める。今後は競技別やポジション別の理想的なLBMも研究する。
 女子選手の体調管理は体重や体脂肪率、身長と体重から割り出す体格指数(BMI)などが指標にされてきた。体重が増えることを過度に戒め、「BMIを減らせ」と指示する指導者もいる。しかし減量ばかり意識して必要な食事を取らないと、低身長や貧血、無月経、疲労骨折などが生じやすくなる。アプリ開発者は「気付かぬうちにエネルギー量が不足し、女性アスリート特有の健康問題を起こしかねない」と指摘する。
 そもそも同じ体積では脂肪よりも筋肉の方が重いため、アスリートなど筋肉量が多い人はBMIが高く出てしまう。西別府病院の松田貴雄医師は「BMIは肥満の指標には良いけど、アスリートの指標には適切とは言えない」と強調する。
 アプリのダウンロードは無料。インターネットで「スラリマッスル」と検索。

新型コロナウイルス検査ってどんなイメージですか?

2020-03-04 16:36:07 | 病気のはなし
新型コロナウイルスのPCR検査が保険適用になって一般医療機関でもできるようになるという政府の方針がでました。
でも、この検査は実は簡単なものではありませんし、希望すればだれでもやればよいというものでもありません。
検査についてとても分かりやすく解説しているDrの投稿を、大学時代の先輩小児科医の方からシェアさせてもらいました。
是非皆さん読んで(見て)みてください。











新型コロナウイルス感染症に関するQ&A(日本小児科学会 2020年2月27日現在)

2020-02-28 14:15:23 | 病気のはなし
日本小児科学会から、新型コロナウイルス感染症に関するQ&A(2020年2月27日現在)が発表されています。
マスコミで報道される情報は圧倒的に成人や高齢者が対象の物のため、小児に直接適応すると混乱を招く場合もあります。
皆さん是非ご一読いただき、適切な対応をしていただければと思います。
ご不明な点や、疑問点などがあれば、どんぐりHPの掲示板 等を利用してご相談ください。

◆新型コロナウイルス感染症に関するQ&A(日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会 2020年2月27日現在)
   >>> PDF版はここをクリック

 昨年12月に中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、武漢市を中心に大規模な流行が認められ、日本における患者報告数も増加しています。小児の患者に関する情報は世界的にも限られていますが、国内においても数例の報告があり、子どもの感染者を想定した診療が必要になっています。また、感染対策は重要ですが、可能な範囲で通常の日常生活を続けることも子どもの成長や発達には不可欠なことです。
 当委員会では、現時点で想定される小児患者に関する疑問についてQ&Aを作成いたしました。なお、本見解は現在の疫学情報、数少ない報告や、過去のコロナウイルス感染症を踏まえたものである事にご留意ください。また状況に応じて今後内容は更新する予定です。

Q 子どもが新型コロナウイルスに感染するとどのような症状がでますか?
A:現時点では情報が少なく、分からない点が多いです。中国からの報告では、2020年1月30日時点で確定診断のついた9,692人中、小児(生後1か月から17歳)患者は28人のみでした。しかし、2月11日には小児の感染者数は965人にものぼっています。これまでの報告もあわせると、家庭内において感染している例が多く、発熱、乾いた咳、倦怠感を訴える一方で、鼻汁や鼻閉などの上気道症状は比較的少ない様です。一部の患者では嘔吐、腹痛や下痢などの消化器症状を認めました。血液検査でも明らかな特徴はありません。胸部エックス線検査や肺のCT検査を行うと肺炎が認められる患者もいますが、ほとんどが1ー2週で回復しています。感染していても無症状である可能性も指摘されていますが、子どもは正確に症状を訴えられない事に注意しなければなりません。

Q 子どもの新型コロナウイルス感染症は重症化しますか?
A: 今のところ、成人が感染し、呼吸不全を呈し、重症化した報告はありますが、小児患者が重症化したという報告は稀です。しかし、成人同様に感染後1週間ごろより呼吸状態が急速に悪化する可能性も指摘されています。なお、別の種類のコロナウイルスによる感染症である重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)では小児の患者の多くは比較的軽症であったことがわかっていますが、一部重症化したという報告もあります。

Q 小児ぜんそくなどの合併症を持っている子どもに関して特に注意すべきことはありますか?
A: 一般的に小児ぜんそくなどの合併症を持っている子どもの呼吸器感染症は重症化する可能性があります。ただ基礎疾患ごとにリスクや対応は異なりますので、かかりつけの医師にご相談ください。また、周囲の人が感染しないように気を付けることが重要です。

Q 母乳はやめておいた方がいいですか?
A: 母親が感染している場合は、接触や咳を介してお子さんが感染するリスクがありますので、直接の授乳は避ける必要があります。母乳自体の安全性については現時点では明らかではありませんが、中国からの報告では、感染した女性6名の母乳を調べたところウイルスは検出されなかったと報告されています。従って、母親が解熱し状態が安定していれば、手洗い等を行った上で搾乳により母乳を与えることは可能と思われます。

Q 子どももマスクはしておいた方がいいですか?マスクが出来ない場合はどうしたらいいですか?
A: 感染している人のくしゃみや咳に含まれる飛まつを直接浴びないという観点からは、マスクをすることの利点はあるかと思いますが、小さなお子さんでは現実的ではないと思われます。子どもの患者のほとんどは、家庭内において親から感染していますので保護者の方が感染しないこと、感染した方から1-2メートル以上の距離を保つことがお子さんの感染予防につながります。
 また、ウイルスに汚染されたおもちゃや本などに触れた手で、口や鼻、目を触ることでも感染しますので、手洗いや消毒も大事です。

Q 子どもの症状が新型コロナウイルスによるものかもしれないと思ったら早めに医療機関を受診した方がいいですか?
A: 現時点(2020年2月27日)において、国内で新型コロナウイルスに感染している小児は数例に留まっています。インフルエンザも含めた他のウイルスによるものと考えるのが妥当です。
 また、新型コロナウイルス感染症を疑って一般の医療機関や休日夜間急病診療所等を受診しても、診断を確定するための検査はできません。むしろ受診によって新型コロナウイルスの感染の機会を増やす危険性があることを念頭におく必要があります。
 さらには、新型コロナウイルス感染の軽症者に対する特異的な治療法はありません。今の段階では、呼吸数が多い、肩で息をする、呼吸が苦しい、唇や顔の色が悪いなど、肺炎を疑う症状があり、入院加療が必要と考えられる場合を除いては、新型コロナウイルス感染症を心配して医療機関を受診することはお勧めできません。
 なお、厚生労働省からの新型コロナウイルス感染症を疑う基準では、「37.5℃以上4日」とありますが、この基準では、小児の「風邪」の多くが当てはまってしまいます。この基準は成人・高齢者では適当ですが、小児では実際的ではなく、帰国者・接触者相談センターへの電話の機会を増やし、回線が通じにくくなる可能性を高めます。
 小児では、原因不明の発熱が続く、呼吸が苦しい、経口摂取ができない、ぐったりしているなどの様子が見られるときは、速やかに医療機関を受診してください。ただし、小児であっても濃厚接触者や健康観察対象者である場合は、まず地域の帰国者・接触者相談センターにご相談ください。

Q 病院における面会は全面的に禁止したほうが良いですか?
A: 入院中の子どもにとって保護者の方との面会は非常に重要です。小児への面会については、必要最小限の人数に絞り、感染対策を強化しながら継続が望ましいと考えます。また、面会者の方は、自宅で体温を測り、咳、鼻汁、下痢、嘔吐などの症状がない事を確認した後、子どもの面会前には、手洗いとマスク着用などの感染対策を守ることなどの協力が必要です。

Q 保育所、幼稚園、学校などに行くことは控えたほうが良いでしょうか
A: 現時点では、国内の小児の患者は稀で、成人の感染者からの伝播によるものですので、保育所、幼稚園、学校などへの通園、通学を制限する理由はありません。しかしながら、地域で小児の患者が発生した場合、またはそれが想定される場合には、一定期間、休園や休校になる可能性があります。今後の地域での流行状況に応じて、臨機応変な対応が必要となりますので、お住まいの地方自治体からの指示に従ってください。
 また、各家庭内で感染者がでた場合は、その子どもは濃厚接触者として登校、登園を控えることになります。また、厚生労働省から微熱や風邪の症状がある場合は、登校、登園を控えるようにという推奨が出ています。それらを守っていただく事が大事です。

検査をしたから安心、、、ではないですよね

2020-02-27 20:26:58 | 病気のはなし
新型コロナウイルス感染症で、世界中が大混乱しています。
誰もが初対面のウイルスなので、何処まで感染が広がるのか(いつ自分や家族も感染するのか)、何処まで重症化するのかは、現状では誰にもわからないわけですから、不安になるのは当然のことです。
でも、だからと言って「熱が出た、咳が出た、大変だ!急いで医療機関を受診しろ!!早くコロナの検査をやってくれ!!!」っていう風潮には、チョット待てよと思います。
コロナウイルス検査を受ける必要のある人(ハイリスク・重症化兆候)が全員検査を受けられる体制を作ることは大切ですが、それは検査を希望する人が全員検査を受けられることという意味ではないはずです。
検査結果=正確な診断でもありませんし(疑陽性・偽陰性)、診断=治療可能なわけでもありません(重症化を阻止できる治療法が見つかったわけではない、軽症は経過観察で重症でも対症療法)、ましてや無症状の保因者(ウイルス感染しているが症状がない)が多数いるであろう中で、あたかも検査万能のようなストーリーを作り上げたら、検査希望者が次の感染者を作り出す(感染者が医療機関内でウイルスを撒く、感染していないのに心配で受診した者がそれに感染してしまう)だけじゃないのかな?
こうした風潮は、今回のコロナ騒ぎで初めて出たものではなくて、インフルエンザやノロで、治癒させられる治療法がないことをきちんと説明もせずに「症状が出たら急いで医療機関を受診しましょう。抗インフルエンザ薬を飲みましょう。」キャンペーンを展開した医療従事者やマスコミが作り上げてしまったものと同一のものです。
そしてまた、多少の症状なら(ブラックところならかなりの症状でも)登園・登校・出勤が当たり前という、間違った常識がそれに拍車をかけていると思います。
病気になっても集団活動(学校や仕事)するのが当たり前、何かあったらすぐ医療機関受診、何でもかんでも検査、限られた効果しかない・有効かどうかわからないでも投薬、こんなことをやっている限り、協奏曲は終わらないんじゃないのかなぁ。
コロナに限らず、もちろんインフルエンザやノロにおいても、風邪をひいた(感染症に罹った)と思ったら先ずは自宅で休養、なかなか治らないとか症状が重くなったと思ったら医療機関に連絡して指示を仰ぐ、医療機関はそれに適切に対応する、ってことだとおもうのですが、なかなかそういう考え方は受け入れられていませんね。
それでもそういう考えを地道に啓蒙し続けるのは、自分にできる、自分がやるべき仕事だと思って、日々の診療に当たっていきたいと思っています。

インフルエンザB型が出始めました

2020-01-27 10:24:45 | 病気のはなし
インフルエンザA型の大流行が終息に向かい始めたかなと思ったら、今度はB型が出始めました。
同じインフルエンザでも免疫的には全く別の病気なので、今シーズン2回目のインフルエンザにかかる人も多数出てくると思われます。
A型とB型で症状に大きな違いはありません(お腹の症状がB型の方が多いかなという印象はありますが、、、)が、抗インフルエンザ薬の効果はA型と比べてB型で低い場合が多いとされています。
さまざまな行事が目白押しの季節になりますが、無理な登園・登校はせずに、湿度を高めた部屋で水分をしっかり摂ってゆっくり休み、お腹の症状があれば可能な範囲で食事をとるようにしましょう。

冬だけど夏風邪???

2019-12-13 12:52:17 | 病気のはなし
むつ保健所管内に県内初のインフルエンザ警報が発令され、インフルエンザ真っ盛りとなっていますが、突然の高熱にもかかわらずインフルエンザ検査陰性の患者さんが少なからずいます。
そんな中には、口蓋弓(のどちんこの両脇)に口内炎が何個も出来ている患者さんがチラホラと。
症状・所見からは「ヘルパンギーナ」と診断することになりますが、これっていわゆる「夏風邪」の代表ですよね。
インフルエンザが冬以外にも出ることが珍しくなくなったのと同様、ヘルパンギーナや手足口病などの夏風邪や春先が流行期の溶連菌感染症などが季節感無く出てくるようになりました。
この他には、伝染性紅斑(リンゴ病)も件数は少しですが出ています。
テレビなどが騒ぐ病気(インフルエンザやノロ)にばかりが病気ではないので、症状や所見をしっかり確認して見立てねば、ですね。

インフルエンザ流行開始、市内各地で学級閉鎖も

2019-11-29 16:21:05 | 病気のはなし
今週に入って下北地区でもインフルエンザの本格的流行が始まりました。
どんぐりで確認されたのは全てA型、青森県の先週までのウイルス検査が全てA型2009pdmなので、おそらくは同じ型と思われます。
既に一田小・二田小で学級閉鎖の措置が取られていますが、他の学校の児童生徒も発症しているので、あっという間に全市内で措置が出てくる可能性が高そうです。
週末に熱が出ると慌てる気持ちになりがちですが、インフルエンザ=抗インフルエンザ薬が必要という訳ではなく、薬の効果も発熱期間が1日程度短くなるだけなので、まずは加湿された部屋でゆっくり休み、水分や栄養分(食欲がなければゼリー飲料など)をしっかり補給して、熱がしんどい時は解熱剤を上手に使い、それでも非常に辛いということならば医療機関への受診を考えましょう。
今回のインフルエンザに罹患しても、他の型のインフルエンザの免疫は誘導されないので、予防接種が済んでいない人は、症状が落ち着いてから接種をすることをお勧めします。

インフルエンザが出始めました

2019-11-26 10:17:27 | 病気のはなし
いよいよむつ市内でもインフルエンザが出始めたようです。
どんぐりでも市内某小学校の児童複数名が検査でA型と診断されました。
インフルエンザは、一人発病すればその周囲には複数の感染者がいて、どんどんと感染の輪が広がっていくのが特徴ですが、感染しても明らかな症状を見ない不顕性感染も20-30%あるとされ、また軽症のケースも少なくありません。
検査についても、ウイルス量の少ない時期(発熱して間もない)には感染しているのに陽性にならないことも多いため、熱が出たからと言って慌てて受診しても検査に適さない場合があります。
むやみに病名に振り回されることなく、本人の状態をよく見て、重症感がある時は急いで受診して「何の病気か?」を診断し、そうでもないときは半日~1日様子を見てからの受診がよいでしょう。
ちなみに「学校・園で検査をするように言われた」という理由で、診察上の必要性に関わらずインフルエンザ検査を希望する場合は、健康診断と同じ扱いで診察料を含めて全額自費(保険が効かない)ことになりますのでご注意ください。