Sotto voce (^-^)

楽しみを待つ事は、それ自体が楽しみ。
そんなカンジの日々を綴ります♪
Non vedo l'ora!

オトメゴコロがっ

2010-06-03 22:43:39 | life
歯の治療で現在2針縫ってるdolce-vita

患部にはガムみたいなパックを当ててあります。

昨日消毒に行って
「抜糸は1週間後に」と改めて言われて…
今更ながら驚愕の事実に気づく。

1週間後ーっ(゜∀゜;ノ)ノ

今週末にはレジェンドのコンサートがあるのよっ(≧ε≦)

その時は、「この状態」ってこと

がびーん(゜∇゜)

「この状態」とは…。

患部にパックしてあるとはいえ
縫ってる糸を長めに残してるんだろうね、
1本びよ~んと出てんの、パックから、糸がっ。

すなわちdolce-vitaは今現在
「口の中にびよ~んと1本糸を生やしているオンナ」
どよーん(-_-#)

レジェンドのコンサートを楽しみにしてたのよっ
1月からずーっと(≧ε≦)

できればこの半年で一番の状態で臨みたいじゃない
なのに…

「口の中にびよ~んと1本糸を生やしているオンナ」

いやーーーっっ(((゜д゜;)))

そりゃ、dolce-vitaの口腔内事情なんて
誰にもわからないことだけど…。

dolce-vitaのオトメゴコロがーーっ(≧ヘ≦)


Vissi d'arte, vissi d'amore…

なぜか頭の中をトスカの「歌に生き愛に生き」がこだまする。

歌に生き愛に生き…
人には悪いことをしませんでした
それなのにこの苦しみの時に、主よ
なぜこんな仕打ちをなさるのですか!

トスカばりの恨み節炸裂。

神様、ひどい(T_T)

愛の劇場 男と女はトメラレナイ 「トスカ」

2010-06-03 07:19:28 | オペラ
ときどき出てくるオペラ映像目当てで
つい観てしまう「愛の劇場 男と女はトメラレナイ」

「トスカ」はアンジェラ・ゲオルギュー&ロベルト・アラーニャ元夫妻とルッジェーロ・ライモンディ♪
2001年のオペラ映画の映像です。

アラーニャ(◎o◎)
最近、容色の衰えが激しすぎて
すっかり忘れてるけど
やっぱりかっこよかったんだよね。
つか、かわい~(^w^)

アンジェラ姉さんは美しい!可憐!
ビジュアル的に美貌の歌姫トスカとして
全く文句のつけようがありませんo(^-^)o

ライモンディのスカルピアに関しては
完全に彼のフェロモンに屈してしまった実績あり(*^_^*)

最後トスカがカステル・サンタンジェロの城壁からテヴェレ河に身を投げるシーン。
最後までトスカの赤いドレスの長い裾が残り
シュルシュルっと滑り落ちていくのが本当に美しい(^-^)
衣擦れの音さえ聞こえてきそうな繊細さです。

このオペラ映画は絶対に観たいですっ( ̄∀ ̄)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

さて「トスカ」です。
一般的には愛と情熱の歌姫の物語と言われてるけど
dolce-vitaは何の感性が鈍いのか
ラブストーリーを観てる気が全然しないんだよね~(¬з¬)
泣き虫なので椿姫に至っては
前奏曲が流れただけで涙ぐむ勢いなのに
実はトスカで泣いたことがない(*_*)

どーしたんだ、おいらの乙女ゴコロ。

トスカとカヴァラドッシのラブラブ感が今ひとつ伝わってこないんだよね。


ツカミとなるはずの「妙なる調和」
まずdolce-vitaはここでどん引き。

トスカへの愛を高らかに歌ってくれるかと思いきや!
この教会で見かけて
勝手にマグダラのマリアの絵のモデルにしている金髪碧眼の美しい人、
おいらのトスカ、
いろんな美しさがあるもんだ
ああ、でもトスカが一番♪

何それっ
どうやらトスカ並みにヤキモチ焼きとおぼしきdolce-vitaは
ここでカチッとくる(`ヘ´)

なんで「恋は全宇宙の鼓動」とか
「冷たい手を僕が温めてあげたい」とか
言えないのかしら(-"-;)プンプン

挙げ句にdolce-vita同様カチッときたトスカに言い募られ
「もう僕に仕事をさせてくれ」と追い返す始末。
カチッカチッ(`ε´)

すっかりつむじを曲げたdolce-vitaは
もうマリオに心を開くことはないのであった…。

一方トスカ
勝ち気な情熱の歌姫と言われてるけど
どうしてもそんな風に思えない。

トスカはとにかく信心深い。
マリオを訪ねて教会に行ったときも
キスしようとするマリオを押し留める。
「マリア様が見てるわ。」
そしてまずはマリア様にお花を供えてお祈り。

「歌に生き愛に生き」
これも字幕を見る限り
神への愛を歌ってるし。

窮地に追い込まれてスカルピアを刺してしまったときも
部屋を立ち去る前に
スカルピアの周りに燭台を並べ
胸に十字架を置く。

そして最後の最後
城壁から身を投げるとき最後に言い残すセリフ
「スカルピア、神の御前で」
自分の犯した罪とスカルピアの罪、
いずれも神の裁きを受けるべきだという意味なのか…
よくわからないけど。
最後に呼んだのは愛しているはずのマリオの名前ではなく
神の名(スカルピアの名前?)

Oh,mio dio!
(↑絶対バチが当たる)

そもそも勝ち気かというとそんな片鱗はない。
つか弱くね?
マリオが誰か他の女性をモデルに絵を描いたといってオロオロ。
そんなだからスカルピアにつけ込まれて
まんまと踊らされる。

しつこく(しつこく!しつこく!)ヤキモチ焼くのも
愛ゆえというより
自分に自信がなくて心配で仕方ないんじゃないかと思うホド。

健気だけど芯の強いプッチーニのヒロインの中で
トスカは弱さを隠そうと強がっている女性ってカンジ。


第3幕の「星は光りぬ」
ここでやっとカヴァラドッシのトスカへの愛がヒシヒシ伝わってくる。
でもいまさらdolce-vitaは泣けないのであった。


最近、ヨナス・カウフマンのカヴァラドッシを観た。
カウフマンのカヴァラドッシは第1幕から
フローリアを愛しそうに見つめ
若干うるさがってるフシは感じるものの
それを含め愛してるんだなって思えた。

だからカウフマンの「星は光りぬ」は
フローリアとの(ちょっとセクシーな)幸せな思い出をソット・ヴォーチェで語るトコロで
まるでフォルテのようにピアニッシモが強く響いてきた。


演じる人が変わると感じ方も変わる。

dolce-vitaはきっと
まだ自分の乙女ゴコロにしっくりくるトスカに出会ってないんだな~