吉田都さんの「バレリーナ踊り続ける理由」
読みました。
バレエを始めた頃のエピソードから
ロイヤルバレエ団を退団されて
それからのことも。
何度かドキュメンタリーを観たりしたけど
活字で読むとまたしみじみします。
特に心に響いたのはこのくだり。
🌹🌹🌹🌹🌹
バレエには厳格な“ポジション”があります。
つまり、決まった型があるのに、
決して同じにはならない。
そこに人間の豊かさや可能性を感じませんか?
“枠”が決められているからこそ、
枠のとらえ方・超え方を通して
個性が育まれる。
枠というものは、人間を閉じ込めたり
縛り付けたりするものではなく、
更なる挑戦を引き出す魔法のようなもの
🌹🌹🌹🌹🌹
なんか…そうゆうことなんだなって思った。
うん、いろいろ。
ロイヤルバレエ団を率いての最後の日本公演のお話も。
2010年、東京文化会館での「ロミオとジュリエット」
あ、うちのハードディスクに残してるはず👀💡
NHKで放送されたものを録画して
その当時、何度も何度も繰り返し観たもの🎵
本を読み終わると、矢も盾もたまらず
「ロミオとジュリエット」を観る。
…ここで、新たな衝撃が。
えっ❗
ベンヴォーリオ:セルゲイ・ポルーニンーっ👀❗
(↑ロミオの地味な方の友だち)
2017年日本でも公開された映画
「世界一優雅な野獣」で一躍脚光を浴びた
セルゲイ・ポルーニン✴
2010年に史上最年少で
ロイヤルバレエ団のプリンシパルになり
2年後、電撃退団。
プリンシパルだった期間が短かったこともあって
dolce-vitaは観たことないわ…
ってずっと思ってたのに。
観たことあったんだわ…セルゲイ・ポルーニン…
そして。
セルゲイ・ポルーニンを食い入るように観る👀👀
ベンヴォーリオに注目するのは初めてで新鮮✨
吉田都さんの少女にしか見えないジュリエットも
うっとりと観る👀👀
原作はシェイクスピアだし
音楽はプロコフィエフ
振付はマクミラン
例えばチャイコフスキーで
振付プティパの世界とはまるで別世界
プティパのようなわかりやすい華やかさとは違って
パートナーと一体となって絡み合うような振付
off→on→offという切り換えを流れるように
観客が意識しないように踊る。
吉田都さんのジュリエットは
本当に完成度が高くて
指先までも目線までもが美しい。
浮遊感のあるジュリエット。
妖精みたい。
一方、野獣ポルーニン。
この演目では特に見せ場はないけど。
野獣の牙もうまく隠して優雅に踊る。
自分で見いだせなかったのが本当にがっかりです。
しばらくこの公演リピート必至です💮