鍵盤男子コンサートツアー「Bon V
oyage」
@広島ゲバントホール
鍵盤男子☆初めての広島でのコンサート
dolce-vita☆初めての鍵盤男子のコンサート
ちょっとワクワクo(^o^)oです
普段はLEGENDのピアニストとしてご活躍のお二人ですが
鍵盤男子として違った魅力で楽しませてくれました
【ネタバレ大あり
】
(これから行かれる方、スルーしてください)
1部
カヴァレリア・ルスティカーナ
マスカーニ
カルメンファンタジー
ビゼー
LEGENDでもお馴染みのプログラムからスタートです
舞台に登場したお二人は、いつもより晴れがましいような
それでいて少しはにかんだような表情にも見えます。
「大井さん、今日はお肌がツヤツヤじゃないですか?」
「昨日、温泉に入ったからね。」
「それはどこの…?」
「石亭…(*^^*)
そう言う中村くんも、今日は金髪の調子が…」
「昨日、温泉に入りましたから。」
「どこの…?」
「石亭…(*^^*)」
少しぬるい掛け合いで観客のハートをがっちり掴むなんて
鍵盤男子
やるじゃん
鍵盤男子のMCは殿下がひっぱって
たけちゃんが合いの手を入れて盛り上げるスタイルなのですね。
くるみ割り人形
チャイコフスキー
ツァラトゥストラはかく語りき
リヒャルト・シュトラウス
プログラムを見て、まずは驚き…
リヒャルト・シュトラウスの壮大な交響詩をピアノで…?
演奏が始まって、また驚き…
さすが
殿下のオリジナルアレンジ
オーケストレーションをピアノでなぞるだけに留まらず
そこに深遠な宇宙空間が広がるようです。
単純なdolce-vitaが「こう来る」と思ったところからの距離感。
ここから宇宙が始まるのかもしれません。
二人のピアノも迫力です
ここからの3曲続けて「スペース・ファンタジー」
火星
ホルスト
木星
ホルスト
1部終了~と思いきや
殿下から「正しい休憩の過ごし方」レクチャー
あきさんのおもしろレクチャーとは少しだけ趣の違う
超かわいい
レクチャーです。
「ボクたちはサインがしたくてしたくてたまらないので
ぜひサインさせてください。」
って言うのもツボでした
2部
白鳥
サン・サーンス
他の作曲家の作品のパロディを探すのが楽しい「動物の謝肉祭」
その中で唯一オリジナルな「白鳥」
「衣更え
」のため引っ込んだ殿下に代わって
今度はたけちゃんが楽曲の解説。
曲紹介って人柄があらわれるな~
「サン・サーンスもこの曲を気に入っていた」と紹介してくれましたが
たけちゃんご本人もこの曲好きなんだろうなって思わせる
愛情いっぱいの解説でした。
いつも息の合ったパフォーマンスのお二人ですが
共演したお琴奏者の男性から「愛は芽生えないんですか?」と質問されたというエピソードから
連弾を始めたころの苦労話も
身振り手振りを交えて息がぴったりです
エンターテイナー
ジョプリン
ちょうど前日、Eテレで放送された「ムジカ・ピッコリーノ」
撮影の裏話にも興味津々でしたが
なんと
ブギウギマンの再現をしてくれました
しかも観客参加型
これも超盛り上がりました
死の舞踏
サン・サーンス
中村教授の授業です。
まず、死神のヴァイオリン。
出たっスコルダトゥーラだぁ
先日、広響で聴いたマーラーの4番にも登場した調弦違いのヴァイオリン。
↑的なコトですよね
不協和音が禍々しい雰囲気です。
死神がヴァイオリンを弾き
それを合図に骸骨たちがお墓から出てきてダンスを始める。
そして朝、鶏が鳴いて、骸骨たちは静かにお墓に戻る。
そういう曲だそうです。
なるほど。
説明を聞いてから演奏を聴くと
場景が浮かび2倍楽しめますね
たけちゃんが可愛らしく鶏を弾いてくれました
「仮面舞踏会」よりワルツ
ハチャトゥリアン
中村教授のわかりやすい授業。
この曲は「ワルツ」だけどよく聴いてみると
踊るにはテンポやリズムがおかしいって思いませんか?
そんな切り口で話し始めて、みんなもう興味津々です
実はこの曲は実際に踊るためのものではない。
舞踏会に訪れた夫婦。
嫉妬に狂った夫は妻のアイスクリームに毒を盛る。
それに気づかず帰宅した妻は
その舞踏会で演奏されたワルツのすばらしさを一人うっとり回想する。
この回想シーンの曲だそうです。
だからだんだん毒が回ってきて、ぐるぐるして、ハイになって、
そして最後は…ジャーン!
…ひょえ~知らなかった
そんな怖いシーンの音楽だったなんて
そう思って聴くと、今までと違ったカンジです
いえ、それがあってもなくても二人のピアノは
さらにさらにドラマティックに奏でられるのでした。
プレリュード
中村匡宏
キレイな曲
大好きです
アンコール
やまゆり
「ウィリアム・テル」序曲
もちろんフィナーレの「スイス軍の行進」
好きだけどっ
大好きなんだけどっ
あれ?「剣の舞」じゃないのぉ( ̄▽ ̄;)
段取りが~
dolce-vitaの動揺をよそに笑顔で手拍子を誘う殿下
手拍子しながらも心が千々に乱れ
dolce-vitaの手拍子はもはや落馬寸前
デシタ
ファンからの花束も贈呈され
コンサートは華やかに幕を閉じるのでした。
もちろん、CDにサインをいただきましたよん
「鍵盤男子はピアニストと作曲家のユニット」
という自己紹介の通り
演奏だけじゃなく、オリジナルのアレンジも楽しい鍵盤男子
そしてMCでもきっちり笑いをとりながら
盛り上げてくれました。
LEGEND以上に、ブラボーと拍手をほしがる?
もちろん観客も惜しみなく喝采をおくるのでした。
大盛り上がり
超☆楽しかった~