メトロポリタン・オペラ
リッカルド・ザンドナーイ作曲
《フランチェスカ・ダ・リミニ》
2013年3月16日
メトロポリタン歌劇場
指揮:マルコ・アルミリアート
演出:ピエロ・ファッジョーニ
フランチェスカ:エヴァ=マリア・ ヴェストブルック
パオロ:マルチェッロ・ジョルダーニ
ジャンチョット:マーク・デラヴァン
マラテスティーノ:ロバート・ブルーベイカー
フランチェスカとパオロは、ダンテの神曲にも登場する恋人たち。
愛欲におぼれた者の地獄で
地獄の嵐の中を抱き合ったまま突風に吹き流され続ける。永遠に。
神曲なんてほぼうろ覚えのdolce-vitaだけど
フランチェスカとパオロは印象的だった。
地獄を吹き流され続けるこの恋人たちを
うらやましいなって思った。
そんな恋人たち。
「神曲」ってダンテ自身がつけたタイトルは、Commedia
歴史上の人物やその時代のゴシップネタの人物を
「みなさんご存知の」的にばんばん地獄に落としていく、
タイトル通り、いわばパロディみたいなもの
とdolce-vitaは理解した。
(↑決めつけっ)
フランチェスカとパオロもそんな実在のゴシップスターなワケです。
一言でまとめれば
「夫に義弟との不倫現場を押さえられて殺された」(笑)
というだけの筋なんだけど。
それをガブリエーレ・ダヌンツィオが劇化し
ザンドナーイが戯曲化した内容がこちら。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
フランチェスカの父は、マラテスタ家との争いを終わらせるため、
娘を政略結婚させようとする。
マラテスタ家の長男ジョヴァンニ(ジャンチョット)は
足が不自由で容姿が醜かったので
娘を騙し美男の弟パオロが結婚相手だと思い込ませる。
フランチェスカとパオロは一目で恋に落ちるが
フランチェスカが騙されたとも知らず嫁いだ相手はジャンチョット。
ある時、フランチェスカとパオロは、2人で
アーサー王物語のランスロットとグイネヴィア王妃の悲恋を読んでいるうち、
ついにパオロはフランチェスカを抱き寄せ…。
しかし、末弟のマラテスティーノがジャンチョットに二人の関係を密告し…。
ジャンチョット(び◯こ)とか、
マラテスタ家の末っ子だからマラテスティーノって…(^-^;
しかもパオロの役名は「美男のパオロ」
(↑気にしちゃダメ)
さて、ザンドナーイってどなた(?_?)
…マスカーニのお弟子さんだそうです。
プッチーニが亡くなったとき
未完オペラ「トゥーランドット」の最終幕を
誰が引き継いで完成させるかという議論のときに
出版社のリコルディ社が推薦した作曲家だったんですね。
二人が出逢う第1幕。
舞台装置も薔薇がいっぱいで
背景の絵もロマンチックな色合い。
なんかロココ調っぽい(^-^;?
でもとにかく恋の予感満載の舞台装置
フランチェスカが夢見るように歌う。
妹との二重唱も美しい
でもパオロが登場して二人が出会った瞬間から
そこに言葉はなくなり
ただチェロの美しい旋律が流れる。
言葉を交わさずして恋に落ちる二人
ロマンチックぅ~
しかも音楽を聴けば恋に落ちたのがわかるカンジ
第2幕は一転して暗い。
舞台装置も。音楽も。
鳴り響くオーケストラに負けないエヴァ=マリア・ ヴェストブルックの歌声。
カワイイ担当かと思いきやスゴい迫力です
第3幕。
数年経って再会する二人。
ここで美男のパオロが美男ぶりを発揮。
フランチェスカの居室を強引に訪れたり。
読みかけのアーサー王物語。
このあと王妃の愛の言葉が続き、
そして抱きしめてキスのくだりがあると知ってか知らずか
確信犯的にフランチェスカに本を朗読させる。
もちろん続きを知っているので
フランチェスカは読みながらためらう。
パオロは無理強い。
その繰り返しでついに本を取り落とし…
イケメンってそゆことするよね
と思いつつ
ザンドナーイのドラマチックな音楽に乗せられて
dolce-vitaもうっかりドキドキしちゃいました
ジョルダーニ…
いつもdolce-vitaは彼に対して文句たらたらです。
ジョルダーニのカラフなんて
あまりのチャラさに超ご立腹でしたが。
「美男のパオロ」はチャラさゆえ?案外合ってた気がする。
「フランチェスカ ・ダ・リミニ 」
とにかく第1幕の出逢いの場面が美しすぎますぅ
ザンドナーイの音楽を聴いてるだけで
恋してる気持ちにさせられちゃう
ちなみに、チャイコフスキーもこの恋人たちを題材に作品を残してます。
幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニOp.32」
広響の定期演奏会で演奏されたのを聴きましたが
こちらも美しい曲でした→☆
リッカルド・ザンドナーイ作曲
《フランチェスカ・ダ・リミニ》
2013年3月16日
メトロポリタン歌劇場
指揮:マルコ・アルミリアート
演出:ピエロ・ファッジョーニ
フランチェスカ:エヴァ=マリア・ ヴェストブルック
パオロ:マルチェッロ・ジョルダーニ
ジャンチョット:マーク・デラヴァン
マラテスティーノ:ロバート・ブルーベイカー
フランチェスカとパオロは、ダンテの神曲にも登場する恋人たち。
愛欲におぼれた者の地獄で
地獄の嵐の中を抱き合ったまま突風に吹き流され続ける。永遠に。
神曲なんてほぼうろ覚えのdolce-vitaだけど
フランチェスカとパオロは印象的だった。
地獄を吹き流され続けるこの恋人たちを
うらやましいなって思った。
そんな恋人たち。
「神曲」ってダンテ自身がつけたタイトルは、Commedia
歴史上の人物やその時代のゴシップネタの人物を
「みなさんご存知の」的にばんばん地獄に落としていく、
タイトル通り、いわばパロディみたいなもの
とdolce-vitaは理解した。
(↑決めつけっ)
フランチェスカとパオロもそんな実在のゴシップスターなワケです。
一言でまとめれば
「夫に義弟との不倫現場を押さえられて殺された」(笑)
というだけの筋なんだけど。
それをガブリエーレ・ダヌンツィオが劇化し
ザンドナーイが戯曲化した内容がこちら。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
フランチェスカの父は、マラテスタ家との争いを終わらせるため、
娘を政略結婚させようとする。
マラテスタ家の長男ジョヴァンニ(ジャンチョット)は
足が不自由で容姿が醜かったので
娘を騙し美男の弟パオロが結婚相手だと思い込ませる。
フランチェスカとパオロは一目で恋に落ちるが
フランチェスカが騙されたとも知らず嫁いだ相手はジャンチョット。
ある時、フランチェスカとパオロは、2人で
アーサー王物語のランスロットとグイネヴィア王妃の悲恋を読んでいるうち、
ついにパオロはフランチェスカを抱き寄せ…。
しかし、末弟のマラテスティーノがジャンチョットに二人の関係を密告し…。
ジャンチョット(び◯こ)とか、
マラテスタ家の末っ子だからマラテスティーノって…(^-^;
しかもパオロの役名は「美男のパオロ」
(↑気にしちゃダメ)
さて、ザンドナーイってどなた(?_?)
…マスカーニのお弟子さんだそうです。
プッチーニが亡くなったとき
未完オペラ「トゥーランドット」の最終幕を
誰が引き継いで完成させるかという議論のときに
出版社のリコルディ社が推薦した作曲家だったんですね。
二人が出逢う第1幕。
舞台装置も薔薇がいっぱいで
背景の絵もロマンチックな色合い。
なんかロココ調っぽい(^-^;?
でもとにかく恋の予感満載の舞台装置
フランチェスカが夢見るように歌う。
妹との二重唱も美しい
でもパオロが登場して二人が出会った瞬間から
そこに言葉はなくなり
ただチェロの美しい旋律が流れる。
言葉を交わさずして恋に落ちる二人
ロマンチックぅ~
しかも音楽を聴けば恋に落ちたのがわかるカンジ
第2幕は一転して暗い。
舞台装置も。音楽も。
鳴り響くオーケストラに負けないエヴァ=マリア・ ヴェストブルックの歌声。
カワイイ担当かと思いきやスゴい迫力です
第3幕。
数年経って再会する二人。
ここで美男のパオロが美男ぶりを発揮。
フランチェスカの居室を強引に訪れたり。
読みかけのアーサー王物語。
このあと王妃の愛の言葉が続き、
そして抱きしめてキスのくだりがあると知ってか知らずか
確信犯的にフランチェスカに本を朗読させる。
もちろん続きを知っているので
フランチェスカは読みながらためらう。
パオロは無理強い。
その繰り返しでついに本を取り落とし…
イケメンってそゆことするよね
と思いつつ
ザンドナーイのドラマチックな音楽に乗せられて
dolce-vitaもうっかりドキドキしちゃいました
ジョルダーニ…
いつもdolce-vitaは彼に対して文句たらたらです。
ジョルダーニのカラフなんて
あまりのチャラさに超ご立腹でしたが。
「美男のパオロ」はチャラさゆえ?案外合ってた気がする。
「フランチェスカ ・ダ・リミニ 」
とにかく第1幕の出逢いの場面が美しすぎますぅ
ザンドナーイの音楽を聴いてるだけで
恋してる気持ちにさせられちゃう
ちなみに、チャイコフスキーもこの恋人たちを題材に作品を残してます。
幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニOp.32」
広響の定期演奏会で演奏されたのを聴きましたが
こちらも美しい曲でした→☆