華麗なるメトロポリタンオペラ
歌劇「ホフマン物語」
オッフェンバック作曲
指揮:ジェームズ・レヴァイン
演出:バートレット・シェア
ホフマン:ジョセフ・カレーヤ
リンドルフ/コペリウス/ミラクル/ダッペルトゥッド:アラン・ヘルド
ミューズ/ニクラウス:ケイト・リンゼー
ステルラ/アントニア:アンナ・ネトレプコ
オランピア:キャスリーン・キム
ジュリエッタ:エカテリーナ・グバノワ
アンドレ/コシュニーユ/フランツ/ピティキナッチョ:アラン・オーク
ヘルマン/シュレミル:マイケル・トッド・シンプソン
スパランザーニ:マーク・ショワルター
アントニアの母:ウェンディ・ホワイト
ルーテル:ディーン・ピーターソン
ナタナエル:ロデル・ロゼル
今回のメトロポリタンオペラで一番楽しみにしていたのは
この「ホフマン物語」かもしれません
理由はカンタン
その1.「ホフマン物語」を観たことがない。
その2.ケイト・リンゼーが出演。
美人メゾの誉れ高いけどdolce-vitaは
まだ観て聴いたことがないのだ〓
その3.「オランピアの歌」が大好き
ということで、さすがに連日睡魔との闘いでお疲れ気味だけど
最後の力を振り絞るのだっ
(↑おーい、明日も仕事だよ~)
話としてはちょっと不思議。
詩人のホフマンは酒場で
過去の三人の女性との恋を回想する。
自動人形オランピア、病気のアントニア、悪魔に魅入られたジュリエッタ。
幻想的な3つの失恋の物語。
プロローグ
「クラインザックの歌」
ジョセフ・カレーヤ
(ご本人が何かのインタビューで名前の発音は「カレーヤ」と仰ってたので)
てゆうかなんてキレイな声なのっ
ネモリーノ歌って下さいなってカンジでしょうか。
ケイト・リンゼー、落ち着いた音色でいいカンジですぅ
ほっそりしてズボン役似合いますっ
きゃわい~
第1幕「オランピア」
なんと言ってもキャスリーン・キムのオランピアの歌「森の小鳥はあこがれを歌う」
キャスリーン・キムったら全く技巧を感じさせず
軽々と歌いきっちゃいましたよ(◎o◎)
超可愛らしい声で。
音もピッチもほぼ外してないんじゃないかしら。
聴いててノー・ストレスでした
しかもすっごくキレイな声
オランピア、壊れないでーっ(≧ヘ≦)
動きも表情もお人形のようにキュートで
ホントに魅力的なオランピアで大満足なのでした
…でも。
どうしても「千秋」って思っちゃった(*^_^*)
第2幕「アントニア」
アンナ・ネトレプコの「逃げて行ってしまった山鳩は」で始まる。
ネトレプコの声は好きか嫌いかでいうと
あんまり好きじゃないdolce-vita
だけど、アントニアを歌うネトレプコの歌声は
美しく響いて
ヴィオレッタ、スザンナ、ミミと比べて一番好きでした。
ネトレプコにしては抑えた演技なのがさらによかったのかも。
第1幕とうって変わって第2幕は美しいアンサンブルが続く。
ホフマンとアントニア。
カレーヤとネトレプコの声が美しく重なります。
ちょっとうっとり~
男声のアンサンブルもキレイ~
第2幕の音楽は本当に美しいです。
第3幕「ジュリエッタ」
これまた耳慣れた「ホフマンの舟歌」で幕開け。
ジュリエッタとニクラウスの二重唱。
ジュリエッタ、メゾなのね。
てゆうかグバノワ、スカラ座「アイーダ」でアムネリス役でした。
確かに高音のキレイなメゾですが
なんか耳慣れないカンジ〓
(↑今「耳慣れた」って言ったばっかだけど(^_^;))
エピローグ
もう一度「クラインザックの歌」が流れ
ホフマンが酔いつぶれる…。
ストーリー的にはファンタジック過ぎて
よくわからなかったけど
歌唱的には大興奮
キャスリーン・キムなんかいっぺんにファンになっちゃったし
カレーヤやリンゼーも好きですぅ
いやぁ、テンションあがりましたね~