Sotto voce (^-^)

楽しみを待つ事は、それ自体が楽しみ。
そんなカンジの日々を綴ります♪
Non vedo l'ora!

ウィーンの森Buehneバーデン市劇場「ラ・ボエーム」@シンフォニア岩国

2010-09-29 00:58:22 | オペラ

ウィーンの森Buehneバーデン市劇場
「ラ・ボエーム」
ジャコモ・プッチーニ作曲

指揮:クリスティアン・ポォラァック
演出:ルゥチア・メシュヴィッツ
管弦楽:モーツァルティアーデ管弦楽団
合唱:Buehneバーデン市劇場合唱団


ロドルフォ:ヴァレリィ・セルキン
ミミ:エヴァ・ホルニャコォヴァ
ムゼッタ:オルゥガァ・ベツァツィンスカァ
マルチェッロ:ソォコリィン・アスゥラァニィ
ショナール:ルゥシイ・ニコォフゥ
コッリーネ:ファルマァル・サァルゥ
ブノア/アルチンドロ:マンフレッド・シュヴァイガァ
パルピニョール:ベッポォ・ビンダー


先程ちらりと会った方々が舞台に登場
なんだか不思議なカンジです。

ヴィジュアルの雰囲気ぴったりだと思ったのが
美男美女カップルのマルチェッロとムゼッタ。
マルチェッロ役のバリトンはなかなか男前だったし
すっぴんのムゼッタさんはキュートなかわいこちゃんだった。
(Maskeで色っぽい美女に大変身!)
パルピニョール役の人も陽気なお顔だちだったし。
門番さんはめっちゃ長身だった!
そしてロドルフォは優しそうな人だった
(ミミさんには会えなかった


第1幕
ロドルフォとマルチェッロの絡みから。
マルチェッロは声も端正
ロドルフォは…。
リリコ・レッジェーロなのかな、第一声から声の線が細くて…
(↑この事態を上手い表現で取り繕おうと努力中)
…っつか、ちっがーう
dolce-vitaは一度だけ心の中で絶叫し
気を取り直す。
そう、自分が勝手にイメージしている声のタイプと違うからって
声が少しばかり小さいからって
がっくりきてはいけない。
dolce-vita、今日のロドルフォを楽しむのよ

コッリーネはバスでありながら華やかさを感じさせる美声です

ほっ
ミミは控えめなアプローチで私好みのカンジ。
アンジェラ姉さんやネトレプコのミミに辟易してたので
オーソドックスなミミを観ると安心します

「冷たい手を」
わかっているのに毎回ときめくのはなぜ
ミミの手にロドルフォの手が重なった瞬間〓
たぶんミミも不意をつかれたワケじゃなく
そうなったらいいなっていう期待が実現しただけ?
でも不意をつかれるより
かえってドキドキするよね

「私の名はミミ」
声も少し陰翳があってミミってカンジで好きです

第2幕
クリスマスイブのカルチェ・ラタン カフェ・モミュス
よく見ると合唱の人って10人ちょっとしかいないの
でも実はdolce-vitaがそれに気づいたのはカーテン・コール
子役も小柄な女性が演じます。
それぞれが芸達者で
ゼッフィレッリのプロダクションとはまた違った雰囲気で
これはこれでクリスマスイブの楽しいカンジが出てます。

あ、dolce-vitaをまた泣かそうと思って
ミミがロドルフォにピンクのボンネット買ってもらったよ〓

「私が街を歩けば」
かわいこちゃんムゼッタの魅力炸裂
そう彼女スタイルもよいの
声も明るいリリコ・レッジェーロで
後半ミミが入ってきたときの
二人の声のバランスがすごくいいカンジ


第3幕
アンフェール門
出ました、サブちゃんの雪〓
(↑若干気が散りがち)

「さようなら甘い目覚めよ」
最終幕よりdolce-vitaはここらへんに弱い
冬別れるのは寂しいから
春になったら別れましょう。
春になったら太陽も出て独りじゃないから。
そんなようなことを歌うミミ。
ああ、でも「私の名はミミ」で
でも雪解けになれば
最初の太陽は私のもの
4月の太陽のファースト・キスは私のもの♪
希望にあふれてそう歌ってた、その4月に
こんな悲しい決断をしなきゃいけないなんて
悲しすぎぃ
もちろんピンクのボンネット攻撃も忘れません。

そして喧嘩しながらムゼッタとマルチェッロが加わり
四重唱となる。
寄り添ってお互いを思い遣りながらも
不幸なミミとロドルフォ。
それにひきかえ罵り合うムゼッタとマルチェッロは
生命力に満ち満ちて
なんて幸せなんでしょう


第4幕
ついに瀕死のミミが。

友人たちの思いやりに包まれて
最後はもう歌ではなく
ロドルフォがミミの名を2度叫んで
ミミにとりすがる。
ミミーっ

このプロダクション好きです。
演出がオーソドックスで「ラ・ボエーム」はこうあってほしいという
私の王道でストレスが少ない。
(↑最後ロドルフォがミミの名を叫びマルチェッロにとりすがった日には
dolce-vita大暴れよ

ソリストの声のバランスが絶妙で好きです
特にミミとムゼッタ。
明るいバリトンのマルチェッロと地味なショナール、とびきり美声バスのコッリーネ。

コッリーネの「古い外套よ聞いてくれ」
dolce-vita今日イチのアリアでした
コッリーネの方、バスなのに(あれっ言い方おかしい?)
華やかに響く美声で
でも知性的で哲学者っぽかった。
大好きです
ぜひこれをヒロシさんのヴェルヴェットヴォイスで!
ヒロシさんのコッリーネも観たいですぅ

結局、最後はコレか~い
dolce-vitaの場合、いつだってココに帰結するのだ

「ラ・ボエーム」満喫しました

広島市民オペラ「椿姫」@東区民文化センター

2010-09-26 05:30:20 | オペラ
広島市民オペラ
「椿姫 LA TRAVIATA」
全3幕 ピアノ伴奏による演奏会形式

ピアノ:呉恵珠

ヴィオレッタ(1幕):松下由紀子
ヴィオレッタ(2幕):下松由夏
ヴィオレッタ(3幕):坂井里衣
アルフレード:樋口達哉
ジョルジュ・ジェルモン:牧野正人
フローラ:中川忍
アンニーナ:貞丸祐子
ガストン子爵:久保田一憲
ドゥフォール男爵:水谷明仁
医師グランヴィル:高橋信
ドビニー公爵:垣見知英


はい、完全にお目当ては 樋口達哉さんです

LEGENDファンとしては
THE JADEのメンバーにポ~っとなるのは…
ブブー
大きな声では言えません。

THE JADEのメンバーで
NHKニューイヤーオペラにもご出演
(↑dolce-vitaが観たときはクラインザックの歌を歌われてました)
他にもテレビで何度か拝見したことがあるけど
リリコ・スピントでヒロイックな印象。
ある番組でナビゲータの方に
「安い席でも楽しめるお得なテノール」と誉められて(?)ました。
(3階席にまで軽々届くすごい声量らしい)

ということで
樋口達哉さんです。

    

オペラの同じ演目を何度も観てしまうのは
演出家やソリストが代わると
その作品の印象ががらりと代わってしまうから。

「椿姫」は完全にヴィオレッタの物語、ヴィオレッタの歌唱を堪能する演目のはずだった。

アルフレードといえば私にとってはヴィオレッタの添え物。
「乾杯の歌」を歌い
「この恋は全宇宙の鼓動」(←大好きな口説きアリア)と歌ってくれるヒトっていうだけで
後は存在感が薄い。
第2幕2場の愚行(暴挙?)で
dolce-vitaも合唱のみなさんに加わって糾弾したい…っていう程度。

それが今回はがらりと違った様相を呈してしまいました。

第1幕、登場するや否や主役オーラ全開の樋口さん
歌ももちろん魅力的
芯が通ってるカンジですごく聴きやすい。
第1幕最後のヴィオレッタの「花から花へ」で舞台裏から歌うトコロ。
裏から歌ってるはずなのに全然ぼやけず
声の輪郭がはっきり見えるようで
すごいなって思った。

第2幕はアルフレードの喜びに溢れる「燃える心を」で幕開け。
ヴィオレッタと一緒でうれしい
アルフレードのはしゃいだカンジが伝わってくる。
あれっ〓このアリアって結構いいんだなって思った

でもここまでは普通レベルの感動。

dolce-vitaがアルフレードに引き込まれたのは
ヴィオレッタが去ったトコロから。

ヴィオレッタの別れの手紙を読んで
おたおたするアルフレード
パパ・ジェルモンが「プロヴァンスの海と陸」を歌って息子を説得しようとしても聞いてない。
樋口さんのアルフレードは、話の内容を聞いてないんじゃないの。
パパ・ジェルモンが話していること自体耳に入ってないの。
(人の話を聞いてないという意味ではホントこの親子そっくりだよ)
ヴィオレッタを失ってしまったという衝撃に
思い詰めたように体を震わせる。
かっ可愛い…

ここでdolce-vitaは雷に撃たれたね

アルフレードはヴィオレッタにとって可愛い年下の恋人なんだ〓

何をしてくれるワケでもないし
いざというとき頼りになるワケでもない。
アルフレードもヴィオレッタを愛してるし
彼女のためには何でもしてあげたいのに
実際には何をどうしたらいいかわからない。
なのに、ヴィオレッタは全財産を投げ打ち
死ぬ間際まで彼だけを待ち続ける。
今まではストーリーとして頭ではわかってるつもりだったけど
「そこまでする価値あるぅ?〓」とどうも腑に落ちてなかった。

樋口さんのアルフレードを観て
すこーんと腑に落ちました

アルフレードが愛に曇った目で自分を見つめて
「大好きだっ」って言ってくれる。
片時も離れがたいといった風情で。
ヴィオレッタにとってそれだけで幸せだったのよーっ。
てゆうかそれこそが幸せ?
駆け引きも何もなく
若者の一途な情熱を不器用にぶつけてくる。
それすら愛しかったに違いない。

樋口さんのアルフレードからは
そんな年下の恋人の可愛らしさが

ヴァルガスがどんなに巧く歌っても
ヴィリャソンがどんなに情熱的に歌っても
アラーニャがどんなに切なく歌っても
dolce-vitaにはそれがわからなかったのぉ

ここからはdolce-vita=ヴィオレッタはアルフレードの可愛さにもうめろめろ(≧ε≦)

平静を装ってフローラのサロンに現れたときの
平静の装い方も可愛らしく
暴挙に出たことを後悔して打ちひしがれる三重唱も
アルフレードに釘付け。
(この三重唱でアルフレードに注目したのは初めてだよ)

第3幕に至っては
もう姉さんのハート鷲づかみ
「パリを離れて」の二重唱もよかったけど
ヴィオレッタの胸に抱かれるアルフレード
ヴィオレッタの後ろからとりすがるアルフレード
ヴィオレッタをかき抱くアルフレード
…かっ可愛いい…(*^_^*)
挙げ句に、何もしてなくても可愛いいの
ヴィオレッタを必死で見つめる佇まいが
ホントに年下のカレシの可愛らしさ全開です

dolce-vitaは今まで「椿姫」のよさ、ヴィオレッタの悲しみが
半分もわかってなかったな

ヴィオレッタがアルフレードを愛しいと思う気持ちを少し体感したカンジ。
今度からまた違った気持ちで「椿姫」観れそうです


    


もちろんアルフレード以外もすごくよかったです。


まずパパ・ジェルモンの牧野正人さん。

不覚にもチケット購入時キャスト表を見たときは
完全に見落としてました

登場してびっくり
観たことあるっ
有名なバリトン歌手の方ではありませんかっ
(後で確認しました。藤原歌劇団でご活躍の日本を代表するバリトン歌手さんです(^_^;))

「プロヴァンスの海と陸」素晴らしかったです
(目はアルフレードに釘付けだったけど)

細かい技巧のキレも素晴らしく
ぜひバロックとか(ロッシーニでもいい)聴きたいです


それからピアノも感動。

オーケストラピットにはピアノが1台だけ。

前奏曲が始まると
例によって、鼻の奥がツーンとくるdolce-vita
第3幕の悲しい音楽から
「アルフレード私を愛してね」というヴィオレッタの悲痛な旋律に。
そして第1幕の華やかな音楽に戻って
幕が開ける。
前奏曲は最初から
この物語が悲しい結末を迎えることを
胸に呼び起こす。

ピアノってすごいよね
オーケストラが演奏するものを
たった1台で再現するんだよね。
なんか改めてカルチャー・ショック

ピアノの呉恵珠さん、ヴィオレッタのアリア
歌いながら弾いてらっしゃいました。
それもすごい〓

    

私の芸術の秋weekの最後を飾ったこのオペラ
(9日間で4公演

期待通り、いえ期待以上の感激でした

1月15日にもキャストを入れ替えて
同じ公演があります。
(樋口達哉さんはご出演)

dolce-vita、行っちゃうんだろうな~(^。^;)


あ、樋口達哉さんにサインいただきました。
てへ

    

バックステージツアー@ウィーンの森Buehneバーデン市劇場

2010-09-23 11:52:14 | オペラ
ラッキーなことにオペラを観る前に
バックステージツアーに参加することができました~

そりゃあ会社休みますともっ


ご案内下さるのは
Buehneバーデン市劇場の日本サイドのマネージャーの方。
軽く関西弁の楽しくも頼もしい女性の方です。
長い経験の中での面白おかしい裏話を交えての
わかりやすいツアーでしたo(^-^)o


舞台セット
まずは舞台を作っているトコロ。
通常、最終幕から仕込んいくそうです。
んで、第1幕が一番前に最後にできあがる。
ロドルフォの下宿の屋根裏部屋が今まさに出来上がったところで
まだ後ろに第2幕のカルチェ・ラタンの街並みのセットがチラリと見えてます。
これから隠すのでしょう。

ベッドも薪ストーブも椅子もホンモノで
そのまま使えるらしい。


オーケストラピット
オーケストラ総勢30人だそうです。
ウィーンフィルにも出る精鋭揃いだとか。
本場のウィーンホルンを使ったり
マネージャーの方いわく
「ウィーン本場の音」だそうです。

指揮者の映像を撮るカメラ。
オーケストラの音をバックステージに流すためのマイク。
テンションあがるわぁ


大道具
舞台裏にアンフェール門が控えていたけど
ちゃんと鉄製でした。
そうよね、入れてくれってどんどんノックするもんね。
木の紛い物では門の開閉で軋む音とか雰囲気出なくて
ダメなんだって。

無造作に置いてあるのは
カフェ・モミュスのシェードではっ(◎o◎)

あの木は第3幕でミミが身を潜める木だわっ
きゃあぁ(≧∇≦)

大道具さんのお道具セット
(物置みたいなでっかいタンスみたいなの)が
ドーンと置いてあって
意外と整然と片付けられてるのに驚いたり。

大興奮です


小道具
控え室の前の廊下には…
ソーセージやチーズがぶら下がってたり
衣装がズラリ
まだこれからいろんなモノが出てくるようです。
毎回プッチンプリンとバケットを必ず買うそうです。
観客にはわからなくてもリアルを追求
ちなみにプッチンプリンはカフェ・モミュスでミミが
バケットは第4幕で半分に割ってショナールとコッリーネが
ちゃんと食べてた。
バケットなんか食べたら口パサパサになるのに
大丈夫?歌える?
(↑クラブレジェンドが蘇るdolce-vita)

大道具・小道具、些細なモノまでぜーんぶオーストリアから持ってくる中、
例外が一つだけあるそうです。
それは、雪
本国では発泡スチロールの雪を使うそうですが
日本の雪の方が振り方リアルで採用されたんだって。
そう、北島三郎の雪。
コスト高でオーストリア側のマネージャーは渋ったそうですが
リアル追求で結局…。
なんかすごい(^w^)


控え室
「Maske」メイクのお部屋。
そう、当然ながら表記はドイツ語。
仮面という意味だけでなく舞台用語でメーキャップという意味らしい。
(帰って辞書引いた)
Maskeのお部屋に入らせてもらいました。
メイク道具がズラリ。
いや~ん、そして無造作にピンクのボンネットがっ(◎o◎)
すでに涙ぐむdolce-vita

さあ、いざソリストの控え室へ!
というトコロで
指揮者さんやソリストたちが到着されましたっ
きゃあぁ(≧∇≦)
マルチェッロですっ
ロドルフォですっ
門番さんですっ
男の子役のヒトですっ
あ、ムゼッタさんですっ
マネージャーの方が通りかかった彼らを
こともなげ無造作にご紹介。
Tシャツ着てボッサボサだったりノーメイクだったり
誰が誰かわかんないけど
感激っ
指揮者のポォラァックさん(名前は後知った)
dolce-vitaと目があって何か言ってくれました。
もちろんわかんない(^。^;)
ドイツ語勉強しとけばよかったよぉ

彼らは控え室の位置を確認すると
すぐ舞台を観に行きました。
早速声を出してみるヒトも。
あ~ん、プロっぽい


ここでバックステージツアーは終了

開演に向けて
否が応でもテンションあがるのであった

レバーパテ

2010-09-23 02:46:24 | おいしいもの
シンフォニア岩国での観劇後…

腹ぺこヘトヘトで帰ってきたdolce-vitaを待っていたのは
zuccheroのお迎え
そしてzucchero特製おつまみセットまでっ

うれちぃ


しかもdolce-vitaの大好きなzuccheroのレバーパテ
    

もちろんパンもサラダもついてました
至れり尽くせりデス


家では一滴も飲まないdolce-vitaも
ついついワイン開けちゃうよね~

    

Molto molto buono
Mille grazie

ブーケ・ドゥ・ローズでランチ

2010-09-22 16:54:34 | おいしいもの
会社のお昼休憩45分では味わえない贅沢。

ずっと行きたかったブーケ・ドゥ・ローズ
やっとランチに行きました~
(↑会社サボりんぼ)

お店の佇まいも可愛らしく
オンナの子は絶対好きだよね


食器もカトラリーもこだわりを感じます



ミニコロッケ わさびソースとピクルス
ミニなのに手抜きなし
見た目もキュートです。

  
キノコのスープ
なぜかサーブされたときから濃厚なココアの香りがっ
お味も凝ってます
フレンチはやっぱりスープ大事だよね~

  
和牛とフォアグラのパイ包み トマト&バジルのソース
フォアグラで深みが増すカンジ
ナイフを入れても
ソースに浸しても
パイが全然へたらない

  
紅茶のジュレ&ミルクシャーベット
それぞれももちろんおいしいけど
ミルクシャーベットが溶けて
ジュレと渾然一体になったあたりがたまらないっ


優雅なランチのはずが
あっという間に完食。
とてもヨーロッパ人にはなれないね



雰囲気も大好き
また行きたいです

テレマン室内オーケストラ featuring 森麻季@杜のフェスティバル

2010-09-20 00:28:01 | オペラ
「野外フェスにひとりで行くのぉ〓〓」
会社のこけしちゃんのダメ出しをモノともせず…。

杜のフェスティバルに単身乗り込む野武士dolce-vita〓

若干遅れたものの
麻季姫の登場には間に合いました~


テレマン室内オーケストラの演奏は始まってて
途中からになったけど。

ベートーベン
交響曲第5番「運命」第1楽章
「運命」聴くの久しぶりだなぁ〓
ほのぼの聴いてたはずが
テレマンの指揮者にカン・マエの姿を重ね
オーケストラの中にトゥ・ルミやカン・ゴヌの姿を探すdolce-vita
ベートーベン・ウィルスにハマってたつもりはないのに
意外と毒されてるのね〓
自分でちょっと驚きです

ベートーベン
交響曲第7番イ長調第4楽章
Wald Buehne(森の舞台)といった風情の杜フェス
(ベルリン・フィルのワルトビューネのイメージ?)
会場を吹き抜ける夜風も涼やかで
スズムシの音色も会場を盛り上げます
またこの明るい7番(ベト7ですか)に
スズムシの音色がよく合うの
スズムシの高い波長の音色が
テレマンの7番にさらに明るい色調を添えて
楽しく軽やかに響きます〓
すごくいいカンジ


山田耕作
「からたちの花」
でったーっ(≧∇≦)
麻季姫登場
スズムシも恥じらうほど
美しい鈴を転がすような歌声
スズムシのヤツも恐れ入って押し黙…らんのかーい

越谷達之助「初恋」
啄木の詩ですね。
麻季姫の清らかな音色は
初恋の痛みがよく似合います。

ハイドン「セレナーデ」

ヘンデル「Ombra mai fu」
Frondi tenere e belle
del mio platano amato
per voi risplende il fato
麻季姫のオンブラマイフの歌い出しは
さらにさらに透明感が増し
思わず涙ぐみそうになるほど美しい
マイクを通しているにも関わらず
いつも聴いてる2003年録音のCDよりも
確実に透明度が増してる。すごい…

ヘンデル「涙の流れるままに」
去年8月にフェニックスホールで聴いたときも
繊細な響きに心揺さぶられましたが
またさらに進化し続ける麻季姫の歌声

バッハ「G線上のアリア」

ムゼッタのワルツ「私が街をあるけば "Quando me n'vo soletta per la via"」
キュートすぎるぅ〓
美人で気の強いムゼッタも
謙虚な麻季姫が歌うと
ホントにチャーミングです

ラウレッタのアリア「O mio babbino caro」
もう形容するコトバが見つかりません〓
かわいいデス
美しいデス
Brava!
Bravissima!!



    

白地に赤い柄の華やかなお衣装
きらきらと輝くゴージャスなアクセ
それよりも何よりも美しく眩しい麻季姫

一曲一曲歌い終わったあとに
ニコッと笑う笑顔のおかわゆらしいこと

MCで簡単に楽曲の紹介をされました。
そのお話ぶりもなんて素敵なのーっ(≧∇≦)〓
(↑悶絶)

そしてなによりもその歌声
聴くたび進化する麻季姫の歌

聴けて、ただただ嬉しいです
Che gioia!

麻季姫、大好き〓

池坊のイデア

2010-09-19 16:24:05 | 池坊
今回の青年部研究会
テーマは「自然調自由花 」

サボりんぼdolce-vita
久しぶりのお花〓

人間、めったにやらないことをしようとして
窮地に陥ると
如実に自分の中のワンパターンを繰り出すことになるのね

自分でもビックリの超ワンパターン作品でした


    

つらつら考えるに
池坊のお花って
「イデア」なんだなって思った。
特に立花やお生花…ね。
(こんな陳腐な写メを掲げると説得力に欠けるけど)

もともと魂が住んでいたイデア界。
そこにはアガトンやなんやかんやと一緒に
「池坊のイデア」も存在したに違いない。
魂が再びこの世で肉体に宿るとき、
「忘却の河(レテ)」の水を飲んだためにイデアを忘れてしまった。
けれども魂は、現実世界にイデアの面影をみて
イデアへの思いをかき立てられ、イデアを思い出そうとする。
魂がイデアに惹かれている状態、それが「エロース」
「池坊のイデア」を体現しようとする
お稽古はまさに「エロース」が原動力なのだね~

イデアが上手に再現できないdolce-vita
どうやらレテの水を飲みすぎたようです



情熱の行方@空檜コンサート

2010-09-17 22:38:05 | 舞台・ライブ
空檜コンサート
アットホームな感じのサロンコンサートです

奏者との距離が近く
楽器をすごく身近に感じることのできて
ホント贅沢な時間

今回はヴァイオリンとギター


マヌエル・デ・ファリャ
「はかなき人生」よりスペイン舞曲第1番

マリア・テレジア・フォン・パラディス
シチリアーノ

ジャック・イベール
間奏曲

モーリス・ラヴェル
ハバネラ形式の小品

マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ
ソナチネ

ホアキン・トゥリーナ
セヴィリアーナ

ニコロ・パガニーニ
ギターとヴァイオリンの為の協奏的ソナタ

パブロ・デ・サラサーテ
ツィゴイネルワイゼン


ヴァイオリンって優雅なイメージだけど
ギターと合わせると
途端に情熱的な表情になる。
すごく素敵〓


パガニーニの協奏的ソナタは
ヴァイオリンもギターも主役ってカンジで
超かっこいい
大好きになりました


ギターソロのセヴィリアーナもいいカンジ


そしてツィゴイネルワイゼン(≧∇≦)
ギターとのコラボは
普段よく耳にするツィゴイネルワイゼンと
全然違った雰囲気です〓
実は生演奏で聴くのは初めてなのかなぁ(?_?)
自分で自信がなくなるくらいの初めて感。
新鮮でした

中間部(ウン・ポコ・ピウ・レント)の
駒の上にソルディーノ(弱音器)を装着しての演奏
普段のヴァイオリンの音色とはまた違った
繊細な繊細な美しい音〓
間近に聴けて
ただもううっとりですぅ

ただ…
一夜明け…
会社で自分も絡んだ衝撃の出来事〓が(自分の中で)発覚し
奇しくも昨夜のツィゴイネルワイゼンの出だし
テレレレーテーテッテレー
激しく蘇り、その瞬間から
頭の中で一日中かき鳴らされてました。
アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェの部分と交互交互に…
皮肉です…〓
こんなカタチで再現することになるとはっ


コホン〓
自分の失態はさておき…

ヴァイオリンとギターのデュオ
ホントにホントに癒されました

超たのしかった~