Sotto voce (^-^)

楽しみを待つ事は、それ自体が楽しみ。
そんなカンジの日々を綴ります♪
Non vedo l'ora!

ブリヂストン美術館

2007-11-26 01:55:16 | 美術館
初めてブリヂストン美術館行きました。
所蔵品のラインナップみても絶対私好きなハズ!という確信があり、かねてより念願だったので、うっきうき♪
予想以上だったぜ、ブリくん。
んもぉ
大興奮で、ぐるんぐるん廻りました。

まず、アルフレッド・シスレー。
「サン=マメス、六月の朝」
引いた風景画が多い中、珍しく近景。
川沿いの小道を、画面の下いっぱいから右手奥に向かって描いてる。
この構図のおかげで、向かいのマネの絵まで下がって見ると、ちょうど自分もその小道を歩いているような感じになる。
そのまま前進すると、サン=マメスの六月の朝に、自然に入っていけそうなそんな錯覚。
不思議で幸せな感覚でした

「森へ行く女たち」
これは額縁に「SISLEY」の文字がなかったら完全にスルーしてた。
とてもマットな質感でシスレーと気づかず危うく見落とすトコでした。
見るとかなり初期の作品。
へぇ、こんな時代もあったんだぁ。
いつもの透明感溢れる光と空気感とは全く異なる作品で逆に新鮮でした。

それから佐伯祐三!
「テラスの広告」
なんで自分がこんなにも佐伯祐三の作品に惹かれるのか。ずっと疑問だったけど。
やっとわかった気がした。
私がパリで感じた「ただいま」ってカンジ。(←ばか)
多分、佐伯祐三もそれと同じ感覚を持ってたんじゃないのかな。
パリの街並のあの質感。どうしても好きって思ってしまう。
私の勘違いと一緒にしちゃいけないけど。
パリに対する高揚感と大好きっていう気持ちについシンクロしてしまうんじゃないかなって。
この絵を見て強くそう感じた。

マティスの充実ぶりには感心。
でも笑っちゃったのが、金魚鉢とか一連の小品があったから、「あ、マティスだ」と思って駆け寄ったら安井曾太郎だったこと。
確かに色遣いは全然マティスじゃないんだけど。
金魚鉢の描き方といい構図の取り方がなんだかマティスっぽかったんだよね。

印象派の充実ぶり。
日本洋画のラインナップ。
期待以上でやっぱり大好きでした。

いい意味で期待裏切られたのが。
エジプト・オリエント、ギリシャ・ローマもの。
もう、なんなのよぉ。このツボっぷり。
ブリくん、でかした。



自由花研究会

2007-11-26 00:02:29 | 池坊
今日は、青年部自由花研究会。
講師の先生が、きめ細かく指導してくださって。
非常に有意義でした。


テーマは「お正月」or「クリスマス」
私はクリスマスの花。
ベタでない花材でクリスマスを表現してみました。

花材:アンスリウム
   ハラン
   アジサイ
   白カーネーション
   ダリア

東京紀行

2007-11-24 00:26:53 | おでかけ
11月22日の豊橋出張に無理矢理引っ掛けて。
東京行きました。
去年の東京出張以来久しぶりの東京。
豊橋で飲んだ後、いざ赤坂。

朝、今回のメインイベント、国立新美術館へ。
赤坂のホテルから朝の気持ちいい風に吹かれて六本木方面へ歩く。←予定だった!なのに!
風は強いわ、寒いわで。
せっかく立ち寄った檜町公園も這々の体で立ち去り。
六本木で芸もなくスタバで朝ご飯。でもマグだったのがなんとなく嬉しい。


そう、国立新美術館。
軽く迷子になりつつ10時に到着。
黒川紀章の遺作になるのかな。彼らしい奇をてらった建築である。
私のお気に入りポイントは3階のアートライブラリー。
空中庭園の中庭があって、窓際の閲覧席に座ると窓の高さ(=カウンターの高さ)に竹のお庭が広がる。別に閲覧したいものがあった訳ではなく適当にブルーナさんの本かなんか手にとって座ってみる。椅子の座り心地も最高♪

美術館の中には他にもそこかしこにデザイナーズチェアが。いいカンジのチェアにまた意味なく腰掛ける。が。生憎場所が悪かった。
ポール・ボキューズの目の前で、目に入るのは待ってる人の列・列・列。
そう言えば先日京都大丸でポール・ボキューズのパン買ったけど、あの庶民的なラインナップとブラッスリー・ミュゼ。同じ系列なのか今ひとつ疑問。

地下のミュージアムショップも面白いもの満載。
大満足で国立新美術館を後にした。


来た路を引き返して東京ミッドタウンへ。
ガレリア3階メインにウィンドウショッピング。キッチン雑貨の店てデロンギのバジルソース購入。何故わざわざ?最早自分でもわからない。

サントリー美術館。
お手洗いが超オシャレ。
4階から階段降りたところの窓に向けて置かれたチェアがまたよいの。座り心地といい、眺望といい。おすすめスポットである。

ランチ食べたかったのに、イデーショップのカフェに惹かれてついフラフラ。プラザとのオープンスペースに出たちょっとしたオープンカフェで。サンドイッチ食べてたら、まるっとした冬雀が飛んできて目の前で小首を傾げた。超可愛かった。

また軽く道に迷いながら、乃木坂駅へ。
最初から素直に国立新美術館経由で行けばよかったのよ。
がっくり。

地下鉄千代田線で乃木坂から明治神宮前。
♪原宿、表参道、ゆれて青山通り(昭和過ぎ?)♪コース。
明治神宮は鳥居だけ見て終了。
裏原宿のオーガニックカフェでランチしたかったのに、満席。断念。

表参道ヒルズ。
こちらは安藤忠雄設計。
スパイラルスロープ、「表参道の傾斜と同じ勾配」って「は?」と思ってたんだけど。
なるほどねー。
周囲から突出する設計の黒川紀章と打って変わって、環境を巧く活かす安藤忠雄。
二人の個性が見事に表現されてるのね~。

アニヴェルセルカフェで休憩。寒空の下、頑張ってオープンエアで。
うーん、いいカンジ。
もうひと踏ん張り。頑張れ、わたし!

青山通りをぷらっとして外苑イチョウ並木まで。
F.O.Bがあっても最早立ち寄る余力なし。ひたすら前へ。
私のイメージでは黄色のはずだったのに。
緑。
いいんだけどね。

外苑前から銀座線で京橋。
石橋ブリヂストン美術館。
絶対好きだと思ったのぉ。
予想以上に魅力的なラインナップに、つい。はしゃいで2周、3周。

燃え尽きました。
ええ、もう屍ですよ。

当初の目論見では、新丸ビルで〆るハズだったけど。
もう無理。
気力も体力も既に限界を超え。

そのまま八重洲口に吸い込まれてみました。

ま、頑張ったんじゃないのかな。
お疲れさまでした。

鳥獣戯画@サントリー美術館

2007-11-23 20:45:05 | 美術館
国宝「鳥獣人物戯画絵巻」見に行きました。
特にお馴染みの甲巻。
理屈抜きに笑える。
日本が世界に誇るジャパンカルチャー「まんが」
鳥獣戯画はコマ割りのない○コマ漫画だ(何コマ?)。
千年も前なのにちっとも古ぼけないセンス。
日本人も捨てたもんじゃないなと悦に入りつつ、単純に楽しんで見ました。


フェルメール「牛乳を注ぐ女」@国立新美術館

2007-11-23 20:24:05 | 美術館
フェルメールスタンプラリー4個目。
「牛乳を注ぐ女」
私のフェルメール体験で一番の大物。
実物は期待に違わぬ魅力と輝きに溢れたものだった。
テレビで幾度となく聞いた、遠近法がどうの、ラピスラズリがどうの、そんな理屈や蘊蓄なんか忘れさせる存在感で、それはそこにただ在った。
言葉を尽くしても説明なんか出来ない。
だからこそフェルメールはそれを筆を尽くしてキャンパスに込めたし。
見るものは愚かにも語るのをやめることが出来ない。

目を離すことが出来ない。
画面はどこを見やっても魅力でいっぱいだ。
私が特に心奪われるのは注がれる牛乳のスパイラル。川の流れのように流れ落ちてる訳ではなく。まさに人の手によって注がれてる液体。
美しい「動」を完璧に描き出しているのに。私が感じるのは永遠の「静」。
なんなの、この魅力。
それから。
不思議な「虚実」
壁に打ち付けられた釘の影までも丹念に描きつつ、作品的に都合のいいように(?)込められた嘘。
相反するものが同時に目の前に存在する。そのギャップが心を捕らえて離さない。目を奪われる。
もうこれは恋だわ。恋に堕ちてしまったとしか思えない。
そんな状態でその場を立ち去り難かった。

現実的な話をすれば。前のブースと後ろのブースに分かれてたんだけど。前のブースは確かに近くで見れてよいのだが。ライトの反射がキツすぎて非常に見づらい。あれではせっかくの魅力が台無しなのでは?
後ろのブースの最前線でしばし堪能致しました。
新日曜美術館で誰かが言ってたけど。
「フェルメール時間」が流れました。
素晴らしい体験でした。

今回嬉しかったのはその時代の楽器の展示があったこと。
ヴァージナルやリュート。フェルメールの絵の中では何度も描かれてるけど、実物は初めまして見ました。ちょっと興奮。

朝早く(?)人気のない檜町公園を散歩しつつ、開館時間に行って正解でした。
会場を出ると。門前列をなす。まさに「牛乳を注ぐ女」は現代日本のかぐや姫?この会期が終わると月に、いやいや生まれ故郷オランダに帰ってしまって二度とオランダを出ることはないのである。
悲しいが現実だ。
私も竹取の翁のようになす術もなく泣き暮らすしかないのだ。
さようなら「牛乳を注ぐ女」。ありがとう、かぐや姫。
何か混沌としたまま会場を後にした。



旧七夕会池坊全国華道展

2007-11-11 11:05:07 | 池坊
11月10日、11日。
京都に来てます。
先生や青年部の友達、支部の先生方。皆さんの渾身の作品に衝撃を受けてしまいました。
もうスゴイの一言。
今年は礼式生けや廻り生けのデモンストレーションがあったり、割り箸を使った青年部の超大作の公開生け込みがあったり。新しいイベント目白押し!
礼式生けと廻り生け。今回初めて拝見しましたが、奥が深いわぁ。華道の道たる由縁を垣間見た気がしました。

夕食は先斗町のイタリアン。
川床のお席も雰囲気よく今度は是非予約して行きたいものです。



ソテツの鉄くん

2007-11-11 08:39:30 | おうちのこと
初めまして。
新しく我が家の仲間になりました、ソテツの鉄くんです。(=^▽^=)
インドチョウランのチョウさんが枯れ枯れになって変なカットを施されて、ミバが悪くなったからその後がまか?などいろいろ囁かれておりますが。(-.-;)
決してそんなことは!

うふふ。でも鉄くん、結構可愛いわ。o(^-^)o

しばらく寵愛は続きそうです。



サン・ドミニック♪

2007-11-08 00:52:41 | おいしいもの
またしても歯医者で凹んだ私。
がんばったご褒美買ってあげました。

ちょうど北海道展やってるので。
サン・ドミニック「ルーロー・オ・フリュイ」と「クレーム・ダンジュ」

キング・オブ・ロールケーキ「ルーロー・オ・フリュイ」もおいしかったけど。
「クレーム・ダンジュ」
大事に包まったガーゼをめくると。
なんて幸せなお味

大満足でした。



10/30 お稽古

2007-11-01 00:10:44 | 池坊
10月30日、三種生

花材:夏ハゼ
   米柳
   リンドウ


後ろあしらいの夏ハゼは、「ここに夏ハゼを入れたい」という私の熱いリクエストにリクエストにお応えして、唯一残ってたぶっとい幹の夏ハゼを、先生が力技で入れてくださいました。
さすがっ