前回、窓辺のセレナーデを子守唄に(-.-)zzZ落ちちゃったリベンジ。
サントリーホール、ホールオペラ「ドン・ジョヴァンニ」
再放送観ました。
くどいようですが
衣装がホントかわいい(^O^)
つい、画面にカメラ向けちゃいました(*^o^*)
ちょうど大好きな「La ci darem la mano あそこで手をとりあって誓いをかわそう」♪
Vorrei,e non vorrei
(行こうか、やめようか)
と迷うツェルリーナを
ドン・ジョヴァンニが
Andiam,andiam!
(行こうよ、行こうよ)
と重ねて誘ってるトコ。
結婚式の最中に他のオトコに口説かれて
Vorreiという選択肢が発生すること自体オドロキなのに
Mi fa pieta Masetto
(マゼットがかわいそう)
すでに答えを決めてるもんね(^。^;)
そして案の定、高らかにAndiam!
おーい(゜∇゜)
すんでのところで、ドンナ・エルヴィーナに踏み込まれ、
未遂に終わるわけですが。
マゼットに疑われ、
ここでツェルリーナのスゴ技炸裂。
「ぶってよマゼット Batti,batti,o bel Masetto」
ドン・ジョヴァンニに騙されたの、
何もやましいことはないけど、
気が済むならぶってよ、
そして仲直りしましょ♪
目玉をくり抜いてもいいわ、
それでもあなたにキスできるから。
謝ってるふりしながら
巧みに色仕掛けで
マゼットを押し倒していくツェルリーナ。
最初は、浮気女だの性悪女だのカンカンに怒ってたマゼットも
いつしか鼻の下を伸ばす始末。
スゴ技(゜∀゜;ノ)ノ
ツェルリーナはあばずれっぽく描かれることが多いけど
ホントは好奇心旺盛なだけの小悪魔的な女の子なんだと思う。
この公演の演出は、多分私のイメージにすごく近いツェルリーナ。
観てて嬉しくなっちゃいました。
すっごくイラつくドン・オッターヴィオに次いで
どうしても好きになれないキャラがドンナ・アンナ。
でも一番格上のソプラノが歌います。
なぜならアジリタ満載の美しいアリアがあるから。
第1幕のアリアの方が有名かもしれないけど、
第2幕で登場するそのアリアは、これまた自分勝手な内容。
それまでドン・オッターヴィオにどんなに愛してるといわれても
僕が守ってあげたいといわれても
ケンモホロロのリアクションだったのが、
むごいオンナだと恨み言を言われた瞬間
高らかに歌い始める。
「Non mio dir,bell'idol mio 言わないで、愛しい人」
好きでもないくせに悪口は許さないのね、ドンナ・アンナ(-.-;)
しかし、その旋律は「ドン・ジョヴァンニ」随一の美しさ。
(dolce-vita 基準)
モーツァルトの音楽にただもううっとり(*^_^*)
高音域の美しいアクートといい、技巧的なアジリタといい
ソプラノの一番の聴かせドコロです。
しかし、ドンナ・エルヴィラも負けてません。
同じく第2幕にこれまた美しくも切ないアリアがあります。
「Mi tradi quell'alma ingrata あの人でなしは私を裏切って」
ドン ジョヴァンニに裏切られた複雑な心境を歌います。
アジリタの部分が本当に切ない。
胸に響きます(;_;)
ドンナ・エルヴィラだけが、本当にドン・ジョヴァンニのこと愛しているのよ。
レポレッロのマルコ・ヴィンコ。
最初観たときは、コミカルな演技に気を取られてうっかり見過ごしてたけど。
すっごい美声バリトンじゃないですか(◎o◎)
低音域もくぐもることなく、クリア!
どの音域も澄んだ美しい歌声で!
コミカルなやりとりを繰り広げる( ̄∀ ̄)
こんなに面白くては歌に集中できないわ(≧ε≦)
ドン・ジョヴァンニのマルクス・ウェルバ。
理屈抜きにチャーミングです(≧∇≦)
ツェルリーナが「Andiam!」と言ってしまうのも、
ドンナ・アンナがドン・オッターヴィオをつい蔑ろにしてしまうのも、
そしてドンナ・エルヴィラがどうしてもドン・ジョヴァンニのことを諦めきれず、
しかも最後には裏切られたことすら許してしまうのも、
そりゃ仕方ないよね~(¬з¬)と納得のフェロモンと可愛げ。
私も間違いなく、カタログに載ってしまいそう(*^o^*)
ホール公演ということで、舞台装置や演出にしばりがあるのも
逆によかった。
地獄落ちの場面も
変に凝ってしまうと
却っておかしいことになりがち。
レポレッロがドン・ジョヴァンニを刺すこともなく(-_-#)
(↑クーシェイ演出、結構トラウマ)
シンプルにモーツァルトの音楽だけで、
イメージを描けたのもよかったですo(^-^)o
そうそう、
衣装はアンドレア・ヴィオッティでした。
まだまだ書き足りないけど、
また別の機会に。
モーツァルトの音楽をシンプルに楽しめるホールオペラ。
しばらくはリピートです!(b^ー°)
サントリーホール、ホールオペラ「ドン・ジョヴァンニ」
再放送観ました。
くどいようですが
衣装がホントかわいい(^O^)
つい、画面にカメラ向けちゃいました(*^o^*)
ちょうど大好きな「La ci darem la mano あそこで手をとりあって誓いをかわそう」♪
Vorrei,e non vorrei
(行こうか、やめようか)
と迷うツェルリーナを
ドン・ジョヴァンニが
Andiam,andiam!
(行こうよ、行こうよ)
と重ねて誘ってるトコ。
結婚式の最中に他のオトコに口説かれて
Vorreiという選択肢が発生すること自体オドロキなのに
Mi fa pieta Masetto
(マゼットがかわいそう)
すでに答えを決めてるもんね(^。^;)
そして案の定、高らかにAndiam!
おーい(゜∇゜)
すんでのところで、ドンナ・エルヴィーナに踏み込まれ、
未遂に終わるわけですが。
マゼットに疑われ、
ここでツェルリーナのスゴ技炸裂。
「ぶってよマゼット Batti,batti,o bel Masetto」
ドン・ジョヴァンニに騙されたの、
何もやましいことはないけど、
気が済むならぶってよ、
そして仲直りしましょ♪
目玉をくり抜いてもいいわ、
それでもあなたにキスできるから。
謝ってるふりしながら
巧みに色仕掛けで
マゼットを押し倒していくツェルリーナ。
最初は、浮気女だの性悪女だのカンカンに怒ってたマゼットも
いつしか鼻の下を伸ばす始末。
スゴ技(゜∀゜;ノ)ノ
ツェルリーナはあばずれっぽく描かれることが多いけど
ホントは好奇心旺盛なだけの小悪魔的な女の子なんだと思う。
この公演の演出は、多分私のイメージにすごく近いツェルリーナ。
観てて嬉しくなっちゃいました。
すっごくイラつくドン・オッターヴィオに次いで
どうしても好きになれないキャラがドンナ・アンナ。
でも一番格上のソプラノが歌います。
なぜならアジリタ満載の美しいアリアがあるから。
第1幕のアリアの方が有名かもしれないけど、
第2幕で登場するそのアリアは、これまた自分勝手な内容。
それまでドン・オッターヴィオにどんなに愛してるといわれても
僕が守ってあげたいといわれても
ケンモホロロのリアクションだったのが、
むごいオンナだと恨み言を言われた瞬間
高らかに歌い始める。
「Non mio dir,bell'idol mio 言わないで、愛しい人」
好きでもないくせに悪口は許さないのね、ドンナ・アンナ(-.-;)
しかし、その旋律は「ドン・ジョヴァンニ」随一の美しさ。
(dolce-vita 基準)
モーツァルトの音楽にただもううっとり(*^_^*)
高音域の美しいアクートといい、技巧的なアジリタといい
ソプラノの一番の聴かせドコロです。
しかし、ドンナ・エルヴィラも負けてません。
同じく第2幕にこれまた美しくも切ないアリアがあります。
「Mi tradi quell'alma ingrata あの人でなしは私を裏切って」
ドン ジョヴァンニに裏切られた複雑な心境を歌います。
アジリタの部分が本当に切ない。
胸に響きます(;_;)
ドンナ・エルヴィラだけが、本当にドン・ジョヴァンニのこと愛しているのよ。
レポレッロのマルコ・ヴィンコ。
最初観たときは、コミカルな演技に気を取られてうっかり見過ごしてたけど。
すっごい美声バリトンじゃないですか(◎o◎)
低音域もくぐもることなく、クリア!
どの音域も澄んだ美しい歌声で!
コミカルなやりとりを繰り広げる( ̄∀ ̄)
こんなに面白くては歌に集中できないわ(≧ε≦)
ドン・ジョヴァンニのマルクス・ウェルバ。
理屈抜きにチャーミングです(≧∇≦)
ツェルリーナが「Andiam!」と言ってしまうのも、
ドンナ・アンナがドン・オッターヴィオをつい蔑ろにしてしまうのも、
そしてドンナ・エルヴィラがどうしてもドン・ジョヴァンニのことを諦めきれず、
しかも最後には裏切られたことすら許してしまうのも、
そりゃ仕方ないよね~(¬з¬)と納得のフェロモンと可愛げ。
私も間違いなく、カタログに載ってしまいそう(*^o^*)
ホール公演ということで、舞台装置や演出にしばりがあるのも
逆によかった。
地獄落ちの場面も
変に凝ってしまうと
却っておかしいことになりがち。
レポレッロがドン・ジョヴァンニを刺すこともなく(-_-#)
(↑クーシェイ演出、結構トラウマ)
シンプルにモーツァルトの音楽だけで、
イメージを描けたのもよかったですo(^-^)o
そうそう、
衣装はアンドレア・ヴィオッティでした。
まだまだ書き足りないけど、
また別の機会に。
モーツァルトの音楽をシンプルに楽しめるホールオペラ。
しばらくはリピートです!(b^ー°)