Sotto voce (^-^)

楽しみを待つ事は、それ自体が楽しみ。
そんなカンジの日々を綴ります♪
Non vedo l'ora!

オペラ・ガラコンサート

2009-12-28 07:08:55 | オペラ
オペラ・ガラコンサート
バーデン・バーデン祝祭劇場
指揮:マルコ・アルミリアート
2007年7月

アンナ・ネトレプコ
エリーナ・ガランチャ
ラモン・ヴァルガス
リュドヴィク・テジエ


なに♪このミーハー・ラインナップ(≧∇≦)
観ないわけにはいかないっしょ


★歌劇《ノルマ》より「清らかな女神よ」
ベッリーニ作曲
アンナ・ネトレプコ
決して好きな声ではないのに
第一声から、もう釘付け。
彼女の魅力には抗えませんっ


★歌劇《サムソンとデリラ》より「あなたの声に心は開く」
サン・サーンス作曲
人気もあるのに、不思議と電波に乗らない(単に私が巡り会わない?)エリーナ・ガランチャ。
アルバムも持ってるくせに
動き歌うガランチャを観るのは初めてのdolce-vita
期待以上の舞台姿にもううっとり(*^_^*)
こんなデリラに誘惑されたら、
怪力の英雄サムソンも、そりゃ陥落するさ。


★歌劇《ラクメ》より「花の二重唱」
ドリーブ作曲
ネトレプコ&ガランチャ、これが初共演だそうです。
2008年の「カプレッティとモンテッキ」でも
ロメオとジュリエッタで大評判だった二人。
見目麗しく、目を閉じても耳にも心地よく、
ホント文句なしですね~o(^-^)o


★歌劇《愛の妙薬》より「人知れぬ涙」
ドニゼッティ作曲
ラモン・ヴァルガス
2009年、文句なしに一番活躍したテノールではないでしょうか。
繊細な歌声ですね~。


★歌劇《カルメン》より「闘牛士の歌」
ビゼー作曲
いつもクールなイメージのテジエ。
母国語だから?
これはわりとイイんじゃないかしら(*^o^*)
最前列のおばさま、テジエに熱狂(^_^;)
男前だもんね、うんうん


★歌劇《真珠採り》より「神殿の奥深く」
ビゼー作曲
いつもヴァルガスって優等生っぽくて面白みがないって思うけど
(もちろん今一番のテノールだと認識した上で、よ)
クールなテジエと並ぶと熱く感じてしまうから不思議。
この二人が共演した「ボエーム」観たときにも感想書いたけど
たぶん二人とも自己主張が激しいタイプではなく
きっと周りとの調和を大事にするタイプなんだと思う。
テジエは、ルックスも歌声もホント端正。


★歌劇《ノルマ》より「ノルマよ、みてごらん」
ベッリーニ作曲
ガランチャのアダルジーザとネトレプコのノルマ。
ガラなのに…(T_T)
元々大好きな二重唱だけど、
二人の完璧な歌唱に加えて、胸に響く表現力。
ガランチャって、女優ネトレプコに引けを取らないじゃないの(◎o◎)
凛としてるけど思いやり溢れるアダルジーザ。
感涙です(;_;)


★歌劇《清教徒》より「命をかけて」
ベッリーニ作曲
やっぱテジエのリッカルド、クールだわ(^。^;)
でもこのアリアもう少し高音なかったかしら?
(だからよけいにクールに感じるのかな(?_?))


★歌劇《チェネレントラ》より「悲しみと涙のうちに生まれて」
ロッシーニ作曲
出たっ(≧∇≦)
ガランチャのアンジェリーナ♪
私の持ってるアルバムにももちろん収録されているけど、
映像で観るのは初めてです。
ガランチャは希望に燃えキラキラするアンジェリーナそのもの♪


★歌劇《ドン・カルロ》より「我らの胸に友情を」
ヴェルディ作曲
きゃあ(≧∇≦)友情の二重唱♪
カッコよくて大好きなの(*^o^*)
あ~、でもスカラ座のスチュワート・ニールのドン・カルロが脳裏をよぎる(≧ヘ≦)
(↑ハンプティ・ダンプティみたいだったの。トラウマだわ(-"-;))
ヴァルガスはドン・カルロぴったり♪
…でも、テジエのロドリーゴはたぶんドン・カルロのためには死なないな(¬з¬)


★歌劇《ルイザ・ミラー》より「穏やかな夜には」
ヴェルディ作曲


★歌劇《ドン・カルロ》より「終わりの日は来た」
これまた大好きな「ロドリーゴの死」
ここはこう歌ってほしいという
私の思い入れが強すぎるせいもあるけど。
テジエ…(-_-#)
もう少し血潮を!
Ah!di me non scordar!
(私を忘れないでくれ)のところだけでも。
いえ、好みの問題なんだけどね~


★歌劇《ラ・ボエーム》より「愛らしいおとめよ」
プッチーニ作曲
ネトレプコのミミ!
ヴァルガスのロドルフォ!
どちらも鉄板です。
…が、この組み合わせは好みじゃないかも。
(↑罰当たり(^。^;))


★歌劇《リゴレット》より「いつかあなたに会ったときから」
ヴェルディ作曲
ネトレプコったら歌い出す前からジルダ(;_;)
ガランチャもすごくチャーミングなマッダレーナ(^w^)
すごく美しくも悲しい四重唱です。
でも…テジエ~(^。^;)
リゴレットじやないよね~
ジルダを溺愛して~。
いえ、せめて愛してあげてっ(≧ヘ≦)
ヴァルガスとテジエは、ヴィジュアル的に完全に逆だな(Scusi!)


ここからはアンコール

まずはアンナ・ネトレプコ
★歌劇《ジュディッタ》より「熱きくちづけ」
レハール作曲
プロムスでも歌ってましたね~
うっちーさんばりにバラを配ります。
ヒールを脱ぎ捨て、ドレスの裾をたくしあげ、
情熱的にステップを刻み。
お約束、オケのメンバーにもちょっかいを出すネトレプコ。
会場はもう熱狂の渦(^O^)


そしてラモン・ヴァルガス
★「踊り(ナポリのタランテラ)」
ロッシーニ作曲
初めて聴くけど
技巧的!しかも楽しめる♪
ヴァルガスの歌唱は、細かいところまで丁寧で正確!心地いいです。
ま、この4人に共通して言えることかな。

最後、全員で
★歌劇《椿姫》より「乾杯の歌」
いやーっ、終わらないで(≧ε≦)
テジエに文句いっぱい言っちゃったけど
キライなワケじゃないのぉ
ただ他に好きなバリトンが多いだけ。

ガランチャとテジエが並ぶとオペラ歌手とは思えない美しさ(*^o^*)
ハリウッドスターというよりも
もはや“銀幕”よっ
美しすぎますぅ(≧∇≦)
なかなかこんな4人が集まるなんて
珍しいのでは!?
テンションあがりっぱなしの2時間でした( ̄∀ ̄)