5-3 今、ここへ
共同体における人(在る)と人(在る)との関係は
価値(労働、思想等)と価値(労働、思想等)との関係があります。
これは、物と物との関係(共有、無所有、提供、分かち合う等)と言えます。
また、この一連の表象は物象化*と言い換えることができます。
この一連の表象は、「2-2自由について」メモしましたように、「勝手気ままに生きる」ことと『決まり事』でできています。
つまり、対象(物)、目的(語)のない「自由」と「自律」でできていると言い換えることが出来ます。
*物象化
・ルカーチは「資本論」の解釈として、人間の作った物がある法則性のもとその物が人間を支配することを物象化とし、経済だけではなく政治、思想においても物象化がある、と疎外論に立脚している考え方を。
・アルチュセールは、マルクスの初期と後期では認識論的に断裂がある、と。
・廣松渉は、マルクスは疎外論から物象化論へと発展した、と。実体主義から関係主義への転換を深化し、廣松渉独自の哲学を展開させました。
(『資本論』、『経済学・哲学草稿』『ドイツ・イデオロギー』)
廣松渉の著作は難解ですが、独特の文体が一層難解さに拍車をかけています。
物象化については、以前考えているところを多質点系、亀の甲(ベンゼン環)を用いて取り上げましたが、それ以上のことは深化していません。
自分なりに落とし込んだ上で機会があれば「物象化」についてのメモを文章化したいと考えています。
昨日(9/23)、欧州合同原子核研究機関(CERN)の「OPERA実験」において、ニュートリノが光の速度より速く飛んでいるとする観測結果があることが報道されました。
特殊相対性理論では、宇宙で最も速いのは光であることを前提にしています。今回の結果は同理論と矛盾しており、観測結果が事実なら現在の物理学を根底から揺るがす可能性あります。
擬似科学とかSFの領域と重なっている物理学で、タキオン(tachyon 超光速で動くと仮定されている粒子)がありますが、質量が虚数になります。
質量が虚数の意味がイメージできませんが、宇宙が膨張(と収縮の繰り返し?)しているのなら、もともと光速を超えた物質が満ち溢れていることもありえますが、人間の五感では認識できないのではと考えます。
今回の観測結果は因果律を否定すると報道されていますが、量子力学の観点が抜け落ちており、報道自体が因果律の限界を露呈していると考えます。
共同体における人(在る)と人(在る)との関係は
価値(労働、思想等)と価値(労働、思想等)との関係があります。
これは、物と物との関係(共有、無所有、提供、分かち合う等)と言えます。
また、この一連の表象は物象化*と言い換えることができます。
この一連の表象は、「2-2自由について」メモしましたように、「勝手気ままに生きる」ことと『決まり事』でできています。
つまり、対象(物)、目的(語)のない「自由」と「自律」でできていると言い換えることが出来ます。
*物象化
・ルカーチは「資本論」の解釈として、人間の作った物がある法則性のもとその物が人間を支配することを物象化とし、経済だけではなく政治、思想においても物象化がある、と疎外論に立脚している考え方を。
・アルチュセールは、マルクスの初期と後期では認識論的に断裂がある、と。
・廣松渉は、マルクスは疎外論から物象化論へと発展した、と。実体主義から関係主義への転換を深化し、廣松渉独自の哲学を展開させました。
(『資本論』、『経済学・哲学草稿』『ドイツ・イデオロギー』)
廣松渉の著作は難解ですが、独特の文体が一層難解さに拍車をかけています。
物象化については、以前考えているところを多質点系、亀の甲(ベンゼン環)を用いて取り上げましたが、それ以上のことは深化していません。
自分なりに落とし込んだ上で機会があれば「物象化」についてのメモを文章化したいと考えています。
昨日(9/23)、欧州合同原子核研究機関(CERN)の「OPERA実験」において、ニュートリノが光の速度より速く飛んでいるとする観測結果があることが報道されました。
特殊相対性理論では、宇宙で最も速いのは光であることを前提にしています。今回の結果は同理論と矛盾しており、観測結果が事実なら現在の物理学を根底から揺るがす可能性あります。
擬似科学とかSFの領域と重なっている物理学で、タキオン(tachyon 超光速で動くと仮定されている粒子)がありますが、質量が虚数になります。
質量が虚数の意味がイメージできませんが、宇宙が膨張(と収縮の繰り返し?)しているのなら、もともと光速を超えた物質が満ち溢れていることもありえますが、人間の五感では認識できないのではと考えます。
今回の観測結果は因果律を否定すると報道されていますが、量子力学の観点が抜け落ちており、報道自体が因果律の限界を露呈していると考えます。