共・有時試論 その６

3―1　労働について

私たち人類が誕生して20万年くらいと言われています。

私たちの歴史は、化石、遺跡等に始まりをみることができますが、現在の社会形態を数千年(先史時代以降)の過去から考えることの限界はあります。

＊この島国の稲作の経緯の文献、資料等を手にすると豊かな精神性を見ることができることも重要なことと考えています。

そもそも生命の誕生は約40億年前と言われています。
様々な生き物の営みの中で、私たち人類だけを特別な生き物とすることに限界、疑問があります。

近現代の文明の抽象性に捕らわれた視点のスパーンを広げる必要があります。

資本論には、人間が欲望を充足するための使用価値の生産を生産過程(労働、労働対象、労働手段)として現れ、これは様々な社会形態に共通しており、資本主義社会においても言える一般的性質であり、使用価値から商品の生産過程は、価値形成、価値増殖の過程となる。

つまり、人間の存在は使用価値の存在を前提とする旨が書かれています。



＊「資本論」の読解については、リンクを貼っています晴走雨読氏が筑摩書房マルクス・コレクション版で気長にされています。