Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

青いドレス

2009-12-07 05:34:36 | 地球温暖化
二酸化炭素を地球温暖化の主因としたい連中のペテン(気象データの操作)が露見しました。
直接的には、古気候学者の寒冷化を示す年輪データを隠したようです。

英イーストアングリア大のコンピューターから国際的に著名な気象研究者同士のやりとりのメールが盗まれ、同大のフィル・ジョーンズ教授が米国の古気候学者らに出した「気温の低下を隠す策略(trick)を終えたところだ」などと書かれたものもあった。
(盗まれたメール、COP15控え波紋 研究者「気温の低下隠した」 英米メディア過熱09.11.26朝日新聞 より抜粋)

このメールに温暖化懐疑の人が飛びつき「お祭り」になったようです。
このため、フィル・ジョーンズ教授は次のような声明を出しました。

「言葉のトリックはここを口語として気の利いたものにするために使用された」(盗まれた電子メール 09.11.24  The NewYorkTimes より直訳)

trickは、「人をだますはかりごと」を意味しますから、何を語ろうと後の祭りです。

「気候変動版「ウォーターゲート」の衝撃」(09.11.25 Newsweek より直訳)に、次のようにありました。

BBC(英国放送協会)は(気候データの操作疑惑を)1カ月以上伏せていたらしい。今回のスキャンダルは、地球温暖化に関連する業界の『青いドレス』になるだろう(クリントンの精液がついたモニカ・ルインスキーの青いドレスが不倫の動かぬ証拠となった)。私たちが無関心な記者やプロデューサーにずっと訴えてきた不正を、メディアはもう無視できなくなる」

理工系としては、予期しないデータこそ面白いのですが、この最先端の科学者連中は、科学ではなく魔術使いだったとは・・・



この島国でも、地球シミュレータで地球温暖化や地殻変動などをシミュレーションしていますが、スパコンの性能上まだまだです。

「事業仕分け」でスパコンは事業凍結となり、この島国の代表的頭脳が異を唱えました。
基礎研究に不可欠、技術立国、基礎技術、投資等と反駁していました。

理工系としては言わんとすることは理解できますが、本質的には、スパコンはグロバール化した社会において国家の「神経」そのものと考えます。

またスパコンは、国境を消滅させる可能性があり、他国の神経に委ねますとこの島国は「情報植民地」になるだけのことです。


地球寒冷化

2009-06-15 06:22:53 | 地球温暖化
黒点減少が「ミニ氷河期」の前兆の内容で、太陽の黒点が200年ぶりの低水準に落ちこんだことが、朝日に掲載されています。

「弱る太陽 200年ぶり水準」(09.06.01 朝日)記事略

同記事に「17~18世紀には約70年間、黒点がほぼ消え、欧州では英国のテムズ川が凍るなどミニ氷河期に陥った」とあります。

黒点減少は、昨年から顕著になっておりナショナルジオグラフィックでは次のように書かれています。

太陽黒点なし、百年ぶりの活動極小期か(09.04.08公式日本語サイト)一部抜粋
 太陽観測機SOHOが2009年3月31日に撮影した太陽の表面。見たとおり、黒点がまったくない。今年初めから異常に黒点の数が少ないため、太陽は約100年ぶりに活動の極小期に入っているとNASAは判断している。
 太陽がこのような重度の活動極小期に入るのは1913年以来のことだ。その年に記録された無黒点日は311日だった。



二酸化炭素狂信者は、巧妙にすり替えをしてくることでしょう。


地球寒冷化

2009-02-07 07:39:28 | 地球温暖化
駄本

帯のコピーと著者丸山茂徳のプルームテクトニクスを知っていて購入したのが、
「科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている」(宝島社新書)です。

当ブログで何度か、「地球温暖化」について、IPCCの報告書、二酸化炭素犯人説に疑問を呈してきました。(主犯は、水蒸気だと考えています。)

第一章は、東工大の理学研究流動機構における研究成果で、気温に大きな影響を与える要素5つのうち一番影響の大きい「太陽の活動」(デンマークの科学者ヘンリク・スペンスマーク仮説)について検証結果が述べられています。
太陽活動、宇宙線、雲量の関係から温暖化と寒冷化がサイクルしており、2035年にかけて気温の低下が進み、その兆候は2015年から2020年に明確になると。

素人にも分かり易く書かれていましたが、何点か引っ掛かる表現が気になりました。
「~不思議でない。」(53P59P)との表現で、「~です。」とか「~だ。」と表現すべきです。

第二章以降は、「トンデモ系」になっており、読むに耐えない質です。
地球温暖化で、マルサスを援用して人口急増問題、化石燃料の枯渇、地球寒冷化、そして「世界統一国家」の樹立へと一直線です。

例えば、人口過剰問題にしてもマルサスの「自然的問題」を是とし、マルクスの「社会的問題」の視点が欠落、さらにこのふたつの流れの限界、展望の思考が欠落している有様です。

まあ、専門外に手を出すと、悲惨になる典型の駄本です。



今回ゲットしたGT-R(右側)です。
JT缶コーヒーのおまけのチョロQです。


温暖化論議

2008-06-28 06:52:29 | 地球温暖化
洞爺湖サミットに向けて、官民総出のキャンペーンが行われています。

論壇時評(08.06.26朝日)において、松原隆一郎(社会経済学者)が、雑誌(5月号から7月号)に掲載された論文を紹介しています。

IPCCのレポートを、科学の結論とみなす確信に基づき、危機解決策を巡る応酬を取上げています。
後半に、IPCCのレポートに自然科学者の立場から異を唱える人々がいるが、IPCCへの批判論もまた1個の仮説である、と。

で、松原隆一郎のスタンスは、「予防原則」を持ち出し、因果関係が確証されなくとも結果が取り返しつかないと予測されるならば、事前に手を打つことに異存はないと書いています。

二酸化炭素が温暖化の原因との説は、仮説以前の似非科学です。

この論壇時評は、二酸化炭素が温暖化の原因でないことが、公になったときの保身です。
誰の保身かと言いますと、朝日新聞社と松原隆一郎の「予防原則」です。
松原隆一郎の肩書きに「経済」と付くなら、この似非科学で誰が利益を得るかの視点で論じるべきと考えます。

似非科学は、二酸化炭素は産業革命以降増加していると言いますが、1910年前後の低温化は説明できません。しかし、太陽黒点では説明が出来ます。
(正確には、宇宙線量による雲量の変化と同期しています。)

太陽黒点の数と海面水温(異常気象レポート89 気象庁)

国家の存亡の危機と言われているツバルの海面水位の変化ですが、年間わずか0.9mmの上昇です。
繰り返し放映される映像は、大潮の満潮時のものでないでしょうか。
それと、島自体が建物などの人工物で沈下しているデータがあると思います。

ツバルの海面の変化(出典 ハワイ大学)


炭素の夏

2008-05-06 08:54:34 | 地球温暖化
当ブログとリンクしています晴走雨読氏の「疑似科学入門」(08.05.02)において岩波新書の『疑似科学入門』(池内了)が取り上げられています。

同書は、根拠の無い科学的装いをした「疑似科学」を批判していますが、「地球温暖化」も「疑似科学」ですし、地球温暖化のキャンペーンは「温暖化ファシズム」です。

朝日新聞(08.05.06)に「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」を信仰してしまっている社説が掲載されました。

「地球の温暖化―「炭素の夏」に国境はない」と題されて掲載されましたが、単に朝日新聞は、「権威」に弱い体質を晒しているだけです。

社説の最後を「「炭素の夏」を防いで、次の世代に地球を引き継ぐことができるかどうか。今まさに、私たちの世代が試されている。」と締め括っていますが、「地球温暖化」カルトを批判できるかどうか「朝日新聞が試されている。」と言えます。 

田中宇の「地球温暖化問題の裏側」(08.04.22)で紹介されている ウィキペディア英語版の「scientists opposing the mainstream scientific assessment of global warming」(直訳:地球温暖化の主流の科学的査定に反対する科学者のリスト)を読みますと、
Timothy F. Ball氏の「衛星データは冷却を示している」、Robert M. Carter氏の「世界平均温度統計は、1998年以来どんな地面ベースの温暖化も起こっていないのを示している」等50人の科学者の意見が掲載されています。

IPCCは、地球温暖化の原因である「二酸化炭素」を否定するデータを、ことごとく無視している様がわかります。

温暖化ファシズムの背景には、「二酸化炭素」という新たな「似非商品」の観念で利益を貪る意志があります。



幹廻り約1mの栗の木が、昨秋切られました。
季節とともに、樹液が溢れています。