Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

ちょっと一服 新解さん編

2014-11-25 18:51:26 | 走り書き

新解さん

辞書はもっぱら広辞苑を使っていますが、以前から話題になっていた「新明解国語辞典」( 第4版 三省堂)を開いてみました。

言葉の解釈が独特(独創?)で、つい「クスッ」としてしまいます。

「恋愛」の新解さんの解釈


「恋愛」の広辞苑の解釈


「愛」の哲学辞典(平凡社)の解釈(部分)

新解さん第5版の「恋愛」は、独創的解釈に一層磨きがかかりました。

特定の異性に特別の愛情をいだき、高揚した気分で、二人だけで一緒にいたい、精神的な一体感を分かち合いたい、出来るなら肉体的な一体感も得たいと願いながら、常にはかなえられないで、やるせない思いに駆られたり、まれにかなえられて歓喜したりする状態に身を置くこと。

 

投票に行こう

二人の女性閣僚辞任時に微風であった解散風が、本物になりました。
「解散の大儀がない」と与党内にすらありますが、直ぐに激高する情緒不安定のアヘ首相なりの目論見(長期政権)が顕わです。

で、「投票に行こう」についてですが、ドイツ社会民主党の基本路線となったエアフルト綱領(1891年)がありますが、この綱領はエンゲルスに批判(詳細略)されました。

この綱領は議会制民主主義()を是とした具体的事項(普通選挙等、表現等の自由、8時間労働、児童労働の禁止、累進課税等々 詳細略)が盛り込まれており、現在先進国では質的相違があるものの実現しています。

エアフルト綱領に盛られた事柄が、民主的な議会で実現するなら、階級闘争そのものの歴史的必然性に疑義が生じます。(綱領を起草したベルンシュタインとカウツキーとの間の対立(ヘーゲル主義とマルクス主義の対立ともいえます。詳細略)となり、また、この島国においても「革命か(共産主義)、改良か(社会民主主義)」の路線対立がありました?あります?。)

長々と書きましたが、上部構造に対する下部構造の優位性の立場を堅持するカウツキー自身は、議会制民主主義による漸進的な改良(主義)を否定している訳ではありません。(漸進的な改良は資本主義崩壊の必然性を労働者に認識させる、と。**)

 

で、選挙は「民主主義の学校」と考えています、投票に行こう。


民主主義の根幹に「自由」と「平等」がありますが、資本主義との親和性を考えると、民主主義そのものを否定、破壊する新たな概念が民主主義に必要と考えます。(意味不明で申し訳ありません。)

**マルクス(エンゲルス)主義は、自然、社会には自立的な領域(言語表現、規範形成、芸術表現等)がありますが、この自立的な領域を観念論として退けたと考えます。ですから自然の法則は「(人間の)目的のために計画的に利用」する自由を獲得しましたが、唯物論(自然の法則を演繹した観念論そのものの視座において)として社会の法則は「労働者(集団)を革命のために計画的に利用」する自由を獲得する超越的主体の創造に突然変異したと言えます。

 

 


南帰行 その4

2014-11-13 08:59:37 | 走り書き

捏造発言

2014.10.30朝日朝刊の『首相「撃ち方やめになれば」』の記事は、民主党枝野幹事長の政治資金問題が発覚したことを受けて、閣僚の政治資金問題への野党追求が弱まることを期待し、首相が「撃ち方やめ」になればいいと首相側近議員に発言したと、側近議員の話しとして伝えています。

「撃ち方やめ」は首相の発言として、毎日、読売、日経、産経、共同通信も報道しています。
アヘ首相は、10.30の衆議院予算委員会で朝日新聞だけを名指しで「これは捏造です。」と発言、その後首相側近議員は自身の発言だったと説明を修正しました。
にも係わらず、10.31の衆議院地方創生特別委員会で、朝日新聞だけを名指しで「捏造」と批判しました。

報道機関の報道姿勢に介入するものであり、あまりにも幼稚で病的な執念深さだけが際立ちます。

アヘ首相と朝日新聞の確執は、2005.01.12朝日の『NHK「慰安婦」番組改変 中川昭・安倍氏「内容偏り」前日、幹部呼び指摘』において、安倍晋三内閣官房副長官・中川昭一経済産業相が『慰安婦』番組の編集についてNHK上層部に圧力を掛けたと報じことが要因のひとつ。


また、2006.09.21社説『安倍新総裁 不安いっぱいの船出』において、「戦後体制からの脱却」と戦後生まれが戦後の歩みを否定するレトリックを駆使する云々と揶揄したことがもうひとつの要因と考えます。

 

アホノミクス

案の定、アホノミクスが失速しかかっており、消費税の増税が怪しくなってきました、当然の如く閣僚ダブル辞任時に微かに吹いていた解散風が、先週末から今週月曜にかけて強風になっています。
まもなく暴風になりそうです。

アホノミクスは、第2次安倍内閣がデフレ脱却、一定の経済成長の達成等、この島国の経済再生を掲げたものです。
17日に内閣府から発表される7~9月期のGDPは失速(民間調査会社)、同時にアホノミクスも失速することが確実です。

2014.10.31に日銀の真黒だ総裁は追加金融緩和(長期国債30兆円増 外)を発表、同日に年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は国債をほぼ30兆円減らし、株や外貨建て資産への投資を増加すると発表しました。

単に日銀が万札を30兆円刷って、GPIFの国債30兆円を購入するだけのことです。ただ致命的なことは国民年金、厚生年金の原資のうち30兆円を賭場の掛け金にすることです。

このようなリスクを負ってまで、株価があがったと、アホノミクスの経済再生は着実に予定(神頼み)どおりと繕いたいのでしょうか。
ネット上では、エコノミストの「株価自体はドルベースでは下落している」との意見が散見されます。

円安誘導で大手企業はメリットを享受しています、中小企業、市民は輸入材高騰、実質賃金減等のデメリットに見舞われています。
政府・日銀は大手企業の利潤は、やがて中小企業、市民にタイムラグはあるが波及する、とほざいています。(中小企業、市民は物乞いではありません。)

経済のグローバル化のもと「円安」手法で、大手企業等が利益増大のため政府と一体で、豊かでない(貧しい) 中小企業、市民(労働者)から「収奪」している構造です。

 

白鳥の南下について書き始めたのですが、取り止めもない事柄に拡散してしまいました。
ここ数日、上空から白鳥達のお喋りは聞こえてきません。

乳白色の朝靄が地上を覆っている中、愛犬との散歩(1,000歩?)が獣医に言われた20分くらいをオーバーしてしまい、昨日は気付けば小1時間、慌てて嫌がる愛犬を家へ。

南下は精神腐乱、北上は思考白骨のイメージがあります。

 


南帰行 その3

2014-11-12 09:22:09 | 走り書き

雑  読

思索的に弄ぶ(される?)なんて考えず狭隘すぎる脳髄のために、「碧巌録」(岩波文庫)にしろ上巻すら読み終えておらず、残り2巻は埃まみれ。

また、念仏に向かった浄土教(法然・親鸞)のみならず日蓮、円空に深い影響を与えた、「地獄の恐怖を直視」した(これでもかと続き、途中で辟易しますが)「往生要集 」(源信 岩波文庫)を手にしていますが、傍らに「往生要集を読む」 (中村元 講談社学術文庫)をナビとしている始末。

ただ、釈迦の話を説一切有部によって編纂(釈迦死後5・6百年後)された『法句経』(「真理のことば」中村元 岩波文庫)には「地獄」なんて、僕が読む限り一切出てきません。
まあ、宗派、教団、僧侶等のための「智恵」のなれの果てなのでしょう。

「教行信証」 (親鸞 岩波文庫)に書かれている『非僧非俗』の言葉は、個人的に妙に気に入っています。

「往生要集を読む」 (中村元 講談社学術文庫)


本探しをしていると、十数年前に購入したままになっていた装丁が絵本もどきの「いまだ妖怪は徘徊している!」(スラヴォイ ジジェク 情況出版)がでて来て、目を通しました。

「共産主義者宣言」(刊行150周年版)の序論として書かれたもので、訳文に引っ掛かるところがありますが、ジャック・ラカンはまったく読んでいないためか、一見読みやすそうですが、スーと読めず難儀した箇所が多々ありました。

ジジェクは「コミュニズム」の復権を主張(と考えます)していますが、読み手を誘惑しており、良質なアジテーションと考えます。

マルクス(的な)の社会性、政治性に絡められた本に、どうしても手が出てしまうのは、時事絡みの新書等に食らいついてしまうことと同質なのでしょう。

 

「いまだ妖怪は徘徊している!」(スラヴォイ ジジェク 情況出版)

 

 


南帰行 その2

2014-11-11 10:55:39 | 走り書き

10.8羽田闘争

朝日夕刊(11/8)に『ヘルメット姿 叫んだ「反戦」』と題して、「10.8羽田闘争」について当時を俯瞰しただけの記事が掲載されています。(紙面半分の記事)
山本義隆が当時の運動について初めて講演した旨と、現在、反原発等のデモに若い者たちが参加し、再び街頭にあふれ始めている、と締め括っています。

朝日新聞は、時々1968年前後の事象について取り上げますが、当時高校生、大学生だった年代は、社内では一線を退いていると思うのですが、僕みたいな人間は、つい丹念に読んでしまいますので、ある種の意図があると考えます。
記事の質自体は、思想性が皆無で前述しましたように「俯瞰」したレベルです。

1967.10.08に佐藤首相の南越南訪問阻止闘争により、弁天橋で山崎博昭が機動隊に撲殺されました。(警察は学生が運転した警備車両に轢かれ死亡と)
あの1968年は、エンタープライズ佐世保港入港(01.19)をめぐって学生と機動隊との激突(5日間)によって幕が切って落とされました。

当時、黒春真っ只中、「朝日ジャーナル」が唯一の情報源でした。党派に属している(シンパ?)同級生と話をすることは皆無でした。幼稚で拙い思念を持て余していました。
惜しむらくは、以前にも書きましたが現在の自宅に落ち着くまでに二十数回の引越しをしているため、当時のジャーナルはもとよりアジびら等が一切手元に無いことです。

* 2014.10.04に品川区総合区民会館で「10・8山博昭プロジェクト」において、山本義隆が「私の1960年代ー樺美智子・山崎博昭追悼ー」の演題で講演。ネットに映像がありますが、率直なところ今更「山本義隆」ですか?の感です。

山本義隆(10・8山博昭プロジェクトの動画より)


大学の自治

北星学園大学と京都大学の出来事について経緯等は省略しますが、「大学の自治」を今日的な意味で晒していると考えます。

京都大学での間抜けな公安を捕獲した学生さんに伝えたいことは、以後私服が常に尾行しますので、私生活に十二分に注意されることを、例えば夜間に自転車の無灯火走行をしようものなら即現行犯逮捕されますし、アパート住まいでしたら部屋は無断で物色されますし、突然の訪問で公務執行妨害を誘引します等、昔日と違って良い機器が出回っていますので活用を薦めます。

マスゴミは、「過激派」云々と能天気な解説をしています。

 

北星学園大学で、悪戯心から近経概論の講義を無断で受けたことがあります。その時の印象は、僕は理工系のため教室は男だらけですが、女だらけとの印象だけで講義に係る印象は皆無です。

今回の件に関して、大学側は「警備経費」と「学生の安全」を名目に元朝日新聞記者の講師の契約更新をしないと表明しました。

これは「学生の安全」どころか「学生を危険」にさらすもので、学長、理事の保身の何ものでもありません。

北星学園大学の教職員、学生及びOld boys、old girls達よ母校が大変なことになっている、ガンバ、とエールを送ります、ガンバ。

 

 


南帰行 その1

2014-11-10 21:11:23 | 走り書き

何ヶ月振りでしょうか、この週末(11/7~)は自宅で過ごしました。

年末に向けての細事を幾つか処理し、毎週の濃密な過ごし方がゆったりと過ぎていきました。(11/9)

 

昨夜は血、今日は雨

今朝(10/27)は、愛犬と雨の中での散歩でした。
右後ろ足が浮腫んでおり、愛犬の思うが儘に散歩を続けると帰りに不安があるため、獣医師に言われた20分以内を心掛けていますが、どうしても長くなってしまいます。

昔日、肉牛農家の方が渡豪し、オーストラリアン・ケルピーの夫婦を輸入しその子の一匹をいただきました。
大人しく、あまり吠えず、賢いところがあり、一旦動き出すと活発で、特に草むら、牧草地では疾走していました。

父は数度、娘が一度噛まれたことがあります。

このため子犬の甘噛み時に、「噛む」ことは大変危険なので徹底的に覚えてもらいました、何かの拍子に歯が手等に触れると愛犬自ら離れ、申し訳なさそうに(僕が思っているだけ?)上目遣いで僕を見続けます。

昨夜、愛犬におやつをあげたとき、食べたいが一心で指ごと口にされた時に犬歯が人差し指に刺さりました。
愛犬と15年余り暮らしていて、これが2回目です。
血の流れる指先を愛犬の目の前に差し出したのですが、キョトンとしていました。

以前、愛犬をシャンプーするため首輪をつかもうとしたとき、シャンプーを察した愛犬が不意に振り返り、犬歯が親指に刺さったことがあり、血の流れる手を目の前に差し出すと俯き、その日一日落ち込んでいました。

愛犬に おすわり、待て、お手等は一切言わなくなりました、愛犬の思うが儘に過ごしてもらっています。


南帰行

今朝(10/30)は、霜が降りておりフロントガラスが真っ白に。
日差しがあるので冷たさと温もりが頭を透明にさせます。

上空から懐かしい白鳥達のお喋りが聞こえてきました。
大きな編隊がふたつ南へ向かっています。
まもなく、頭上を大きなV字形編隊と7羽の編隊が並んで南へ向かっていきました。

今春、白鳥達の北帰行を見ていませんので久々の再会でした。
愛犬は、先を散歩していたバーニズとパグのマーキングの確認に夢中でした。