集団自決 その２

昨日（９月２９日）、沖縄県宜野湾市で、教科書から日本軍による「集団自決」強制の記述削除に対する抗議の県民大会が開かれました。（参加者１１万人）
１９９５年１０月の米兵による少女暴行事件に端を発した米軍基地の撤退（整理縮小）の県民大会以来ことです。（参加者８万５千人）

集団自決についての僕のスタンスは、当ブログの０７年０４月０５日に「集団自決」として書いたとおりです。

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注目したのは、「県民大会」そのものです。
現体制の自由、平等、民主主義の構造は、西欧からのもので、現在の日本は「帝國」の質を獲得しつつありますが、この「県民大会」は共和主義の姿なのではと、日本に馴染みのない共和主義ではと考えました。

このような想念は別として、沖縄の「集団自決強制」といい、ミャンマー国軍の「平和的行動」に対して銃口を水平にして撃つことに、「軍」の本質が現れています。

機動隊が、６０年後半に入ってから催涙弾の銃口を、空に向かっていたものを水平にしたことを想起させました。
警察権力も「軍」と同質です。


　時事通信（９月２９日）より

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彼女は、ミャンマーの僧侶と市民のデモ行進のニュース映像を見ていて、「感動した」と涙ぐんでいました。
彼女は、そのことをお茶飲み仲間に話したそうですが、この「感動」を共有できたのは、ひとりだけだったと、嘆いていました。

僕は、彼女とは別の意味でニュース映像を注視していました。


ミャンマー・倒れる長井さんと治安部隊
２７日、ミャンマーのヤンゴン中心部で、路上に倒れ込む長井健司さん（左端）と、デモ取り締まりを続ける治安部隊　（時事通信より）

２１世紀少年

ちょっと一服

２１世紀少年が完結しました。
今朝、コンビニで「２１世紀少年　下」が発売されていました。
８年に渡り「ビックコミックスピリッツ」され、タイトルも「２０世紀少年」から「２１世紀少年」となり連載されたものです。


２１世紀少年　浦沢直樹　小学館

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チェ・ゲバラは、1967年10月8日ボリビアのバジェグランデ近郊イゲラ村の近くで捕えられ、10月9日に処刑（銃殺刑）されました。３９歳でした。

時事通信（9月28日）によると

ゲバラ未亡人が回顧録出版へ
キューバ革命の英雄、チェ・ゲバラの家庭での生活を描いた本が来年３月にキューバで出版されることが２７日、明らかになった。著者は、ゲバラの２度目の妻のアレイダ・マルチさん（７１）。


（写真は、１９５９年６月２日、結婚式当日のゲバラ＝右＝とマルチさん）

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チェ・ゲバラの有名な写真があります。
著作権上問題がありますが、Wikipediaより貼りつけします。


著作権保持者: アルベルト・コルダ

ミャンマー軍事政権

ミャンマーが燃えています。

1988年9月18日の軍部クーデターにより軍事政権となり、日本政府は1989年に軍事政権を承認し、経済援助を行ってきました。

軍事政権は総選挙と民政移管を公約しましたが、民主化指導者アウン・サン・スー・チーさんが今だ自宅軟禁されています。

今回の僧侶らの平和的行動への軍事政権の弾圧に、欧米の非難姿勢は明確ですが、日本政府、中国政府の姿勢は曖昧です。
ミャンマーの天然ガス利権の思惑以前に、日本政府、中国政府には、権力に刃向かう国民に対しては、自由、人権を暴力で規制し、奪って当然だとの思想が通底に、厳としてあることを物語っています。

ガソリン等の値上げに端を発した　物価急騰に軍事政権下の国民の不満が爆発しました。
このミャンマー情勢の推移を、時事通信の報道（９月２６日）より引用します。

　８月１５日　ミャンマー軍事政権、燃料費大幅引き上げ
　　　２８日　ヤカイン州シットウェで僧侶による初のデモ。数百人が参加
　９月　５日　マグエ管区パコクでデモ。治安当局が威嚇発砲。「僧侶死亡」の情報が流れる
　　　　６日　僧侶が軍政当局者をパコクの僧院に一時閉じ込める
　　　１８日　旧首都ヤンゴンで初の大規模デモ シットウェでのデモで僧侶らが政府施設に投石。治安当局は威嚇発砲し、催涙ガスを使用
　　　２２日　ヤンゴンで僧侶ら約１０００人が民主化運動活動家アウン・サン・スー・チーさんの自宅前で読経。スー・チーさんと対面僧侶団体、市民に抗議活動参加を呼び掛ける
　　　２３日　ヤンゴンで２万人規模のデモ。尼僧も初めて参加。治安当局、スー・チーさん宅に接近しようとした僧侶らを阻止
　　　２４日　ヤンゴンで１０万人規模のデモ。１９８８年の民主化要求デモ以来最大規模に軍政、国営メディアを通じ「違法行為には対応措置を取る」と警告
　　　２５日　軍政当局者、僧侶や市民にデモに参加しないよう指示。ヤンゴンで再び１０万人規模のデモ
　　　２６日　ヤンゴンと第２の都市マンダレーに夜間外出禁止令



僧侶らのデモ隊に発砲、死者の情報　ミャンマー軍政（.09.26 CNN/AP）

ミャンマーで仏教僧拘束、１００人前後か（09.27 CNN/AP）

日本人カメラマンが死亡　右胸撃たれる　ミャンマー（09.28　朝日）

御手洗会長参考人招致要求へ 追記

昨日アップした「御手洗会長参考人招致要求へ」において、「経団連の民主党への政治献金と参考人招致との「取引き」は糾弾したいと考えます。」と書きました。

民主党と経団連との政治献金の蠢きの記事がありましたので、追記します。

経団連が民主党へも企業献金振り分け（2007年10月号 ［ポリティクス・インサイド］FACTA）より引用します。

日本経団連は民主党が参議院で第1党になったことを受け民主党に対する企業献金を大幅に増額する方針だ。当初8月下旬に開いた政治委員会で自民党と民主党の政策評価を行い、これに基づいて9月中にも会員企業に献金の実行を促す計画だったが、11月に先送りした。臨時国会の様子を見ながら再評価し、年末に献金を要請することにした。というのも8月にまとめた政策評価では惨敗した自民党がAとBばかりなのに、大勝した民主党はCとDだらけ。これに基づいて献金すれば「昨年のように自民党が25億円、民主党が1億円になってしまう。それではまずい」（大手企業の政治担当）との声が強まり、評価を見直すことになった。確かに「これからは経済界の政策要求を民主党にも説明して理解を求めなければ実現できない。それなのにあんなわずかな献金では相手にしてもらえない」と増額を説く意見が多数を占めつつある。しかし、自民党の機嫌を損ねたのでは元も子もなくなるわけで、どれだけ自民、民主双方の顔を潰さずにやりおおせるか。経団連と自民、民主の腹の探り合いが始まる。



日本経団連には、外資系企業の会員がいます。
また、会員名簿はネット上では公開されていません。
冠から「日本」を外すべきです。ニャーン。

御手洗会長参考人招致要求へ

民主党は、御手洗キヤノン会長を、「偽装請負」の疑いで参考人招致を、参院で要求するとの報道がありました。

キヤノンにおける、実態は派遣労働なのに請負契約を装う「偽装請負」の実態を白日に晒すべきです。
僕的には、証人喚問の要求をすべきだと考えます。

経団連の民主党への政治献金と参考人招致との「取引き」は糾弾したいと考えます。

時事通信(9月25日)の記事を引用します。

キヤノン会長の参考人招致要求へ
　民主党の山岡賢次国対委員長は２５日午前の記者会見で、実態は労働者派遣であるにもかかわらず業務請負契約を装う「偽装請負」を行っていた疑いが指摘されているキヤノンの御手洗冨士夫会長（日本経団連会長）の参考人招致を、参院で要求していく考えを明らかにした。山岡氏は「国民のものであるべき給与が不当に別のところに吸収されている体質は、税金の無駄遣いと同質の問題だ。国会で厳しく取り上げていきたい」と語った。（了）


規制改革民間開放推進会議の宮内義彦議長はどうした。ワォン！