Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

玉葱の自我 その2

2011-02-19 08:46:46 | 未分類
事例対応問題

母親「母さんが好きではないのかい?」
息子「うん」
この後の母親がとる態度3様のうちどれが妥当か。
という対応問題です。










鷲田氏の考える正解は二番目です。

理由は、母親が息子の言葉に激怒し、息子の存在を認め他人として認識している。
一番目は、母親は息子を別の存在と認めている。
三番目は、息子の言葉を捻じ曲げ、息子の存在を認めていない。
との解説でした。

『他人に認められたい』という欲求の問題の単純化です。(共依存)

前提が不明で、母がそこに居る理由、精神、心理等の説明が無いと同様に子どもについても一切説明がありません。
この安易なシチュエーションで、なんとなく了解される(このような設定は問になっていないと考えます。)ことを前提に質問が作られています。

当日朝に親子喧嘩をした、どちらかが手を出した(家庭内暴力?)、トイレに行きたい、友達との約束に遅れる、子どもに自意識が芽生える、母が旦那の八つ当たりを子にした、等。を勝手に想定すれば、自分と他者についての答は三つではなく、すぐにでも二桁になります。

この類は、ハウツーものに多用され、安直に相手を弄ぶことができ、悪意があれば危険です。(2011.02.09記)


最近の見出しから

2011-02-18 23:58:09 | 未分類
カルト新聞

早朝の散歩時にカルト新聞を配達しているおばさんと会います。
愛想の良い方で話しかけてきます。
一度、そのカルト新聞を一部頂きました。
愛犬がくわえて得意そうに散歩の続きをして帰宅しました。
愛犬は室内に入ると、狂ったように引き千切りました。

今朝もそのおばさんと会い挨拶を交わしました。
商い仲間の家への配達を終えて出てきたおばさんと。

週刊新潮  2011年2月10日号
「池田大作」創価学会名誉会長は「脳梗塞で車椅子」と講演した「星浩」朝日新聞編集委員
――大物新聞記者の放った衝撃の発言に、内閣情報調査室の幹部が並ぶ会場は、小さくどよめいたという。学会員の前から、ふっつりと姿を消した池田名誉会長は、やはり回復不能の病に冒されていたのか。


カルト新聞をシュッレターした愛犬


カルトついでに

良く行く郊外の大型書店の書架の一角に「黒寛」の著作が途切れることなく並んでいます。
また、中心部の大型書店においても一定のスペースを占拠しています。

昨夏の新潮45で枝野幸男(現官房長官)が1996年総選挙の立候補に際し、JR東労組大宮支部執行委員長との間で「私はJR総連及びJR東労組の掲げる綱領(活動方針)を理解し、連帯して活動します。」との覚書を交わしたことが掲載されました。

新潮45  2011年3月号

「枝野官房長官と革マル派」疑惑の深層/山村杳樹
世論調査で「最も期待する閣僚No.1」の枝野氏。
“将来の総理候補”はなぜ警察の「過激派捜査」に圧力をかけたのか


カルトをシュッレターしたがる愛犬

自称市民運動家とカクマル派(シンパ?)による混沌はいい感触です。さらなるカオスを期待しています。(2011.02.18記)





玉葱の自我 その1

2011-02-13 08:52:27 | 未分類
昨夜、11.01.09 NHK教育で放送の「Q わたしの思考探究 自分とは何か」の録画を見ての雑感です。
始めに「鷲田 清一」「エマニュエル・レヴィナス」の著作はほとんど読んでいないことと、テーマがテーマなので書く内容が、一見支離滅裂に読めてしまうことはご了承ください。

鷲田 清一は、
「自分とは何か(何者か)」の問いは、玉葱一枚一枚剥くようなもので最後まで行っても、「自分」、「核」は出てこない。
つまり、「自分とは何か(何者か)」の問いにより「答」が出ると考えることは、幻想である。

とした上で「自分」と「他者」との視点を提示し、人間は他者と交わる存在で、逆から見れば他者を求める存在である旨を語り、エマニュエル・レヴィナスの「全体性と無限」(未読)を紹介しています。

また、イギリスの精神科医・思想家R.D.レイン(1927~1989)の例題をアレンジした「思いどおりにならない子供(他者)とのつき合い方(関係)」について『母親と子供のやりとり』を事例対応問題として出し、回答を解説しました。(問題は後述で引用)

で、雑感ですが、
「自分とは何か(何者か)」の問いを「玉葱論」で「幻想」と無意味化することの意味が不明(暴論)です。単に「他者論」への導入のためなのか、それにしても安直な比喩です。

玉葱にも、黄たまねぎ、白たまねぎ、レッドオニオン、ペコロス、葉たまねぎ、シャロット等があり、さらに品種改良が進められており、同じ種類でも鱗葉は一枚一枚大きさ厚み形が異なり、味が微妙に異なることを思い起こせば事済むことです。

僕が読んだ限りのレヴィナスの「他者論」について言えることは、「暴力」=「否定のひとつ」であり、所有は物・物(対象)の存在を否定(暴力、暴力的)し、他者について関係、合意、了解においても所有と見なすことが可能であり、他者の存在を否定(暴力、暴力的)する。
ここから(荒ぽっくてすいません。) レヴィナスの「他者論」が立ち上がります。

レヴィナスの意図に反して、裏返せば、体制、組織、価値等を撃つこともできると夢想できます。
レヴィナスに触れながら、他者との関係に暴力(的)が介在することを避けています。
論調が、平穏な誰でもが心地よい人畜無害の意味のない質をばら撒いていると。

事例対応問題として取り上げられた内容です。

息子は学校から駆けてきました。



母は両腕を開き抱きしめようとしますが、息子は立ちすくんでいます。



答えが三つ用意されています。  つづく。(2011.02.09記)


寝坊しました。

2011-02-12 22:52:09 | 未分類
寝坊しました。

商いがあるのに寝坊してしまいました。
いつもはNHK第一の定時のニュースを聞いてから起床します。

今朝は、気付くと聞きなれない女性アナの声が・・・
外は、大気にグレイの色が混じり始めていました。

いつもより1時間以上も過ぎていました。
ですから、ゆっくりとピアノと珈琲と煙草と本と・・・の時間がありませんでした。

以前は愛犬が寝坊しそうになると階段下で吠えて教えてくれたのですが、愛犬も年のせいで自ら鼾をかきながら熟睡していました。(2011.02.10記)


愛犬のオヤツの煮干し

大きさはメザシに近く感動しました。
愛猫は猫なのに見向きもしません。

ジャスミン革命

当ブログ「A Night in Tunisia(2011.01.28記)」で書きましたように、エジプトまで延焼しました。中近東の独裁国家、中華は延焼に敏感になっていることでしょう。

ムバラク大統領の辞任について、朝日新聞は誤報しました。(報道各社も同様)

2011.02.11朝刊で「ムバラク大統領辞任へ」(14版)において、ムバラク大統領が辞任の声明を11日未明に出すと。
ムバラク大統領の11日未明の声明は、職にとどまるもので「ガセ」でした。

2011.02.12朝刊で「ムバラク大統領辞任」(14版)と報道され、各国機関も首脳も見通せなかったと、自社の誤報の説明は皆無でした。

先月からの報道を見聞きしていて、気になったことをいくつか。

ムバラク大統領側は、貧困層に金を撒きデモ隊に対峙させたとありました。
この方々が貧困である原因のほとんどは、ムバラク大統領の独裁体制にあるのに。
被害者であるこの方々が加害者に転じる様です。
ただ、加害者と認識することが次の体制にとって射程を持つことになります。

また、軍は国民に銃口を向けない立ち位置が新鮮でした、その理由は体制とともにあるのではなく、国民とともにあると。

この島国の憲法違反の軍は、旧軍と同じ轍を踏むと確信しています。

僕は、身内、知り合いの方から大陸のお土産に「ジャスミンティー」を頂くことがありますが、ジャスミンの香りは嫌いなため開封しません。(2001.02.12記)


収穫なし

2011-02-06 18:45:17 | 未分類
朝日新聞、北海道新聞の書評欄に見るべきものなし。
何時ものようにJRに揺られ札幌駅へ。
ダイヤ通りのJRは久々のような気がします。

車中では、車中だけでちんたら読んでいるジャック・アタリの「1492 西欧文明の世界支配」(筑摩学芸文庫)に目を通しています。


「1492 西欧文明の世界支配」(ジャック・アタリ 筑摩学芸文庫)
剥き出しでポケットに入れているため次第にボロボロになってきました。

本屋でも収穫がなく、彼女へのお土産にチーズケーキを購入。


LeTAOの「ドゥーブルフロマージュ」他

喫煙場所がなく、宮越屋でアイスコーヒーと煙草のひと時を。
車中も駅中も宮越屋店内も外国の方々が目につきます。

明日から「雪まつり」ですから、観光客が来札しているのでしょう。
観光客の混雑を考えると、来週の本の買出しは中止です。


宮越屋珈琲
携帯で撮りましたので画像が荒いです。

帰りの車中も文庫本とともに。(2011.02.06記)