Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

似非前衛

2010-09-30 06:39:41 | 未分類
ちょっと笑ってしまった記事がありました。

「赤旗購読者、6年で2割減 共産、党勢公表し再建模索」(10.09.28朝日)より抜粋
『 ――参院選敗北を受けて執行部の責任論も出たが。
 「党内外から寄せられた意見には指導部の責任ということも当然、ごく一部だがあった。きちんとした総括を出し、党を正しい軌道に乗せることが責任と考えている」 』

お馴染みの「きちんとした総括」です。
今まで「きちんとした総括」をしていないから党が衰弱したのかな。
それとも「きちんとした総括」していても党が衰弱したのかな。

普通の組織なら、どちらにしても幹部の責任が問われ退陣なのですがね。
根っこは「日本共産党綱領」が誤っているとはならないのでしょうかね。

指導部の責任を問う意見が「ごく一部だがあった」としていますが、多分正鵠を射ているから責任論を「きちんとした総括」にすり替えたと推測してしまいます。

組織が衰弱している時にこそ、少数意見に耳を傾けるべきなのですが、民主主義を是認しながら党内には民主主義の理念の欠片もないと推測してしまいます。

昔日、ベルトコンベアの流れ作業にバイトで従事していたことがあります。単にバイト代の高額さに釣られてのことですが。

生産は秒単位で管理されており、従業員の方の表情が和らぐのは、所定の残業を終えてベルトコンベアが止まった時です。一時間後には再び動き出しますが。
高い賃金の理由が肉体的、精神的に叩きこまれる感じでした。

僕のアパートの傍に、彼らの社宅街がありましたが、日中は人の気配がしません。夜勤明けの同僚を気遣った生活が繰り広げられています。
彼らの、勤め始めてから定年までの時間の長さに、言い知れぬ絶望(社会、仕事からの疎外を越えて)を見てしまいました。

 後日、この企業の労組委員長がクルーザーで遊び呆けている写真が週刊誌に載っていました。

この党は、彼ら労働者を人間として解放することを標榜していますが、標榜しているだけで、かの企業の労組委員長となんら変わりはありません。

この党は、党幹部の生活のために存在しているところまで、堕ちてしまっています。
紆余曲折はあったにせよ結党以来約90年間も「前衛」を名乗ることは、悪質な冗談です。

朝日の記事を読んで浮かんだことを連ねただけですので、また、日共ウォッチなんてことはしていませんので、誤謬があればご指摘下さい。



日本共産党綱領
〔憲法と民主主義の分野で〕
 1 現行憲法の前文をふくむ全条項をまもり、とくに平和的民主的諸条項の完全実施をめざす。



Asyl

2010-09-29 06:46:50 | 未分類
貨幣について、何度が断片をメモしてきました。
根っこのところで貨幣に対してある種の「ケガレ」、「怨念」、「不快」があります。
これは、お金にまつわる悲喜交々の話を見聞きしたり、様々な物語を読んだ結果でもなく、なにか根っこのところに横たわっています。

網野善彦氏の著作はほとんど読んでいないのですが、短大の講義録である『日本の歴史をよみなおす』(筑摩書房[ちくま学芸文庫])に目を通しました。

その中で、貨幣の持つ「キヨメ」について書かれており、中世(13・14世紀)から、現在の貨幣の役割が庶民に広がったことが書かれています。
それまでは(金属)貨幣は呪詛の対象でしかなかったと。

この書籍は、中世に人々の感性、思考、価値等が大きく変わった(曲がった?)ことが書かれています。貨幣で見ましたように、「モノの経済」から「貨幣の経済」へ、「人の外にある人=」から「差別される人=」へ等

このような一文を読んで、自分の中の不可解さの原因の姿がなんとなく見えたと(古層を意識した意味ではありません。)。

物々交換におけるモノの商品化は、市場が「無縁所」であるから贈与互酬を断ち切りモノとモノとの交換により商品経済が成り立つと。
共同体内の贈与互酬の「モノ」から、無縁所においては「商品」となる様がかかれており、「労働時間」「生産性」「使用価値」、「交換価値」とかを論ずる前に、たかだか5,6百年前までは「貨幣」のない「商品」の時代が、この島国で続いていたことを。

この本に目を通していて、網野善彦氏の思索に大きな影響を与えたと言われる「アジール」について書かれた書籍を思い出しました。
以前書店で見かけたときに読むか迷ったもので(購入した本が読み切れない状態が続いており購入せず。)書店に急行しました。


「アジール―その歴史と諸形態」(オルトヴィン・ヘンスラー 国書刊行会*)
資料、知識、興味として読む類と落とし込むために読む類があり、この本はどちらになることやら・・・

*デジカメ用ソフトはまだインストールしていないためAMAZONより


東アジアのおバカな人たち

2010-09-28 06:43:08 | 未分類
尖閣諸島

尖閣諸島沖の日本領海内で起きた中国漁船衝突事件が連日報道されています。
尖閣諸島は、台湾、中国が領有権を主張しており、この島国とガチンコしています。

9月24日中国人船長を処分保留で釈放、検察が外交に配慮した事になっていますが、政府は検察の越権行為を批判すべきですが、政府首脳は他人事の論評です。
また、外務省は直ちに「中国政府に謝罪と賠償を求める」と何故しなかったのでしょう。
この島国の拠り所は憲法第9条と外交力しかないのに・・・

菅、仙石、前原らの発言を見る限り、現政権は外交については無能(外務省が脳死状態)そのものです。

中国は、レアアース、フジタ、謝罪と賠償、訪日中止等と矢継ぎ早に高圧的に対応をしていますが、この島国は中国、世界に対して何一つ発信していません。
全て内国向けの言い訳にしか見えません。

中国そのものも胡錦濤対江沢民、チベット・キルギス少数民族、沿岸対内陸貧富格差等一寸先は闇の権力闘争(体制崩壊)を抱えています。
中国はこの島国に対して、軍事行動を起こすことができません、平和を理念とする憲法第9条による政治力と外交力に対して、国際世論の批判を一身に浴びる軍事は無力です。

菅政権には、その能力がないことを恥ずかしげもなく晒しています。例えばレアアースは輸入が止まっていますが、中国政府が何を言おうともWTO違反と国際社会に向けて訴え続けるべきです。

中国の高圧的発言と軍事力を同一視した、また経済か国家かの貧困なる思考を主張するマスゴミの論調は、ナショナリズムを煽っているだけです。

大変危険な兆候です。



昨日(9/27)の報道で、中国の「謝罪と賠償をすべき」の高圧的メッセージが、「謝罪と賠償を求める権利」に変遷しています。
これはメッセージなのか菅政権を試しているのか、素人にはわかりません。

夢想的なことですが、国家から領土の境界概念を抹消(町名・丁目界のイメージ)し、国境を無くせば済む話なのですが。


書店のおバカな女子店員

2010-09-24 17:34:46 | 未分類
友人の「知は力なり。」との発語から様々な話題に飛びました。
「知」は、「知識」、「智慧」なのか、はたまた自分は「無知」であると。

ちょっと引っ掛ったのは「智慧は内容が無い」ことを何かで読んだ気がしていました。
帰宅後、プラトンの「ソクラテスの弁明」ではと思い、文庫山脈に挑戦しましたが、探し出せませんでした。

ある本屋で、岩波文庫の棚を探しましたが見当たりません。
何冊か手にレジに行ったときに、レジにいた女子店員に「検索機ありませんか。」と。
女子店員は「私どもが検索しますので、著者と書名を教えて下さい。」

若い方だったので、ゆっくりと告げましたが、「えっ。」と。
同じことを3回伝えました。

検索結果の画面を見せてくれましたが、検索語が「ソクラテスの弁明」ではなく、ただの「便連」になっており、一瞬その女子店員の顔を見てしまいました。
自分自身も「無知」を自覚していますので、これ以上は書きません。

書架ではなく書庫に在庫があり購入できました。

気掛かりだったフレーズが『智慧は実際何の価値もない』(「ソクラテスの弁明」28P プラトン 岩波文庫)と確認できました。


この書店の男子店員の知識には、一目置きます。


昼食の天セイロです。以前三井アウトレットで食した同じ暖簾の店です。
三井アウトレットの店は、暖簾を汚しています。

カロリーから、夕食は抜いたほうがよさそうです。


NHKのおバカな女子アナ

2010-09-23 10:09:41 | 未分類
ニュースウォッチ9(10.09.21 青山裕子 大越健介)でのシーンです。

青山アナ「検察は、村木元局長が6月上旬に上村係長に作成指示した構図が崩れるので、6月1日を6月8日と6月上旬に改ざんした」と説明し、言葉が止まりました。

6月1日は、6月上旬であることに気付き、嫌な間があり大越アナに視線を流しましたが、大越アナは続けろとのアイコンタクトが読み取れました。

正解は、6月1日午前1時20分に最後の更新が行われていることから、作成指示の時期は5月下旬となり、検察の構図(筋書き)が崩れるので改ざんした、です。
渡された原稿をただ読みあげているだけのおバカな女子アナでした。

FDを改ざんした大阪地検特捜部の主任検事前田恒彦が即日逮捕されましたが、この性急さは尻尾切りではと考えてしまいます。大阪地検特捜部の上層部はもとより最高検も責任を取るべきです。
片山総務相は検事総長の進退に言及しました、妥当な考え方だと思います。(「検事総長進退、捜査進展で判断…片山総務相 」毎日新聞 9月22日(水)10時42分配信 記事略)

小沢一郎の公設秘書大久保隆規は、前田恒彦の取調を受け供述調書を作られましたが、「記載内容の詳細な報告は受けていなかった」と公言しています。

小沢一郎の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る案件で東京第5検察審査会の審査員にも、検察への不信感など心理的影響を与えることでしょう。

大阪地検特捜部内では、「FD改ざん」の話が流れており、朝日の記者は掴んでいたとあります。
地検特捜部は一枚岩ではなく、朝日に内部情報をリークしたグループ(特捜のエース前田恒彦に反感を持っている?)の意向を受けて、スクープしたと考えられます。
見方を変えれば、朝日は地検特捜部または検察庁の広報をしているだけの事になります。

今回のスクープは、検察と朝日とは共犯ではないのか? 検事総長の進退に波及とは考えていなかった? としておきます。




どら息子が金融機関から借り入れしてアメ車を買おうとして、借り入れが間に合わず親馬鹿の親から一時借りて支払い、後日、借り入れた金を親に返しただけの構図です。この金の出し入れが家計簿に記載されているかどうかの案件です。

マスゴミは、検察が立件を断念した親の金の出所を囃し立てているだけのことです。