存在の断念

異形の滓　その10

「空想より科学へ」（エンゲルス　岩波文庫）を再読する。
星ひとつの文庫本が見つからず、本屋に買いに走りました。

気になるフレーズを、再確認したいためだけに。
「彼らは、種類のいかんを問わず、外的権威なるものを一切認めなかった。宗教、自然観、社会、国家制度、一切のものはなさけ容赦なく批判された」（同書31Ｐ）

最初の部分に書かれていました。
いつのまにか、このフレーズを否定する日常生活を肯定する営為に溢れていないか。



暇ができたら、文庫本だけでも整理しなければと思った次第です。

ペシャワール会

彼女に「心の何処かで興奮していない？」と言われました。

この会にカンパする動機は、以前に書いたとおりです。

副次的な事柄をメモします。

ペシャワール会のＨＰをご覧いただければお分かりのように、会員のカンパだけで運営しています。
また、カンパは所得税法による寄附金控除の適用とならないと記されています。
国家の関与を、極力排除していることが分かります。

中村哲医師については、タリバンとの関係、野党との関係等の批判があります。
ただ、批判があることをメモしておきます。

愛犬のおやつ代の一部を、カンパしている事実があるだけです、今後も。


伊藤和也氏のご冥福をお祈りします。　合　掌

伊藤和也 拉致殺害

非政府組織（NGO）「ペシャワール会」の中村哲代表は27日、バンコクで記者団に対し、「現地職員と村人が（拉致された伊藤和也さんと）確認した」と語った。（08.08.27　19：31時事通信）

非情に無念なこととなりました。

ご冥福をお祈りいたします。

伊藤和也 解放誤報

２１時過ぎのニュースで、伊藤和也ワーカの解放が誤報であると報道されました。

安否情報が錯乱しています。
武装集団と警察が銃撃戦、村人が武装集団を追い銃撃戦等の情報が混乱しています。

また、中村哲医師（ペシャワール会代表）が、「伊藤和也ワーカを現地軍閥に引き渡すとの情報を得た。」と話したようですが、現在のところ不明です。

報道で「自己責任」うんぬんが見られないことが、民生支援の理解であればよいのですが。

伊藤和也 解放

ＪＮＮニュース速報（08.08.26　20：39）

外務省情報によると伊藤和也ワーカ解放された、とテロップが流れました。

詳細不明、一安心しました。