Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

東狂電力 くたばれ! その6

2011-05-28 08:24:09 | 未分類
班目春樹委員長 その1

平成19年7月に、経済産業省は新潟県中越沖地震を踏まえ「中越沖地震における原子力施設に関する調査・対策委員会」を設置し、班目春樹氏を委員長に選出しました。
この班目委員長就任について、原子力資料情報室は、原子力安全・保安院に対して「班目春樹氏は委員長として不適格 交代をもとめる」旨の要請をしました。

この要請文に班目春樹の原発に対する暴言が幾つも書かれており、その典型をふたつ。

「原子力発電に対して、安心する日なんかきませんよ。」

「安心なんかできるわけないじゃないですか、あんな不気味なの。」

「班目春樹氏は委員長として不適格 交代をもとめる」(2007.7.31 原子力資料情報室)より



出鱈目委員長 その2

斑目の『再臨界の可能性はゼロではない』は再臨界を全否定していませんから、「再臨界の危険性がある」は間違いではありません。

また、斑目のフレーズは再臨界が起きても起きなくても、どちらにでも解釈できる典型的な責任回避(無責任)の言い方です。

それを、専門家云々、水に流す、委員長は続けたいと戯言をいっています。

問題の本質は、原子力安全委員会委員長が政府に対して、言ったとか言わなかったとかのレベルではなく、的確なアドバイスが出来ていないことです。

単なる、官僚モドキの似非専門家です。

亀井が「でたらめ委員長」と酷評するのも当然です。


東狂電力 くたばれ! その5

2011-05-27 23:43:40 | 東電 柏崎・福島原発の放射能漏れ
否失礼、「東京電力がんばれ!その5」です。

三陸海岸大津波

昨日(05/17)、所用のため午後からの商いを休みました。
帰宅時に、何時も行く書店に立ち寄り何冊か購入しました。

その内の一冊が「三陸海岸大津波」(吉村 昭 文春文庫)です。

明治29年、昭和8年、昭和35年の青森・岩手・宮城を飲み込んだ三陸沿岸の大津波について、前兆、被害、救援を体験者の貴重な証言をもとに丁寧に書かれています。
明治29年の大津波を体験した古老が津波は50mにも達したと語っています。

この本を読むと、太平洋側の原発は海岸沿いに建設すべきでないと、また、明らかに人災の典型であると考えます。

海底での地震に津波はつきものですが、当事者の呆れるコメントがJ-CASTにありました。

『ミスター原子力』と異名で呼ばれた東電の豊田正敏元副社長は、22日の他局のテレビインタビューで「(福島第1原発は)津波には関心がなかった」と語っていた、 事故後に武藤栄副社長も「連動した地震による津波は想定していなかった」と似たような話をしていた。
『「私は言ってない!」安全委・班目委員長いまだ責任逃れの日々』(2011.05.23 J-CASTより抜粋)



「三陸海岸大津波」(吉村 昭 文春文庫)


一般担保付社債

東電の社債は同社のHPで確認すると、一般担保付社債で他の債権者に優先して弁済を受けられる権利(一種の先取特権)が付いています。
ですから東電の全財産に対して、被害者の賠償金に優先して社債権者は弁済を受ける権利があります。

以前に書きましたように簡単に社債を紙クズにすることは、出来ないことが分かりました。(悲惨なるカオス その2/3 2011.05.17)

この島国は、資本主義の国ですから。

野放しに欠陥だらけの原発を造る資金を提供した社債権者には、福島第一原子力発電所と福島第二原子力発電所、柏崎刈羽原子力発電所の17基の原発で、代物弁済をするべきです。

代物弁済を受けた社債権者は、未来永劫放射能汚染に対する賠償をし続けるべきです。
ただ、代物弁済は務者と債権者の契約という形で当事者間に合意が必要です。

危険極まりない原発建設にジャブジャブ資金を提供した者たちと、その原発で被害を被った市井人のどちらを救済すべきは、考えるまでもありません。

この島国は、民主主義の国ですから可能性は皆無でないと考えます。


がんばろう日本?

2011-05-27 06:35:01 | 未分類
「がんばろう日本」、「つながろうニッポン」、「強い日本」、「日本の力を信じてる」と「神州不滅」、「最後には神風が吹いて日本は必ず勝つ」とは、根っこは同じと考えます。

また、「私たちにできること」、「自分にできることを」と「ぜいたくは敵だ」、「欲しがりません勝つまでは」、「進め一億火の玉だ」、「節電で 産めよ 戦地で待つ兵器」も。

そして、最強のスローガンは「3.11」で「八絋一宇」、「鬼畜米英」に匹敵すると。

これらの無責任な精神論には、市井人を思考停止にさせ、国民統制の危険な萌芽があります。

他者に言われることでも、他者に言うことでもない、ただそれだけのことです。


この島国の人々は、懲りていないニャー!

今夏、ひと部屋だけですがエアコンを付けようと考えています。

(2011.05.26記)



曲がり角の日本語

2011-05-25 20:31:47 | 読書ノート
人はもともと自由な生き物であったのか
人はもともと自由のない生き物であったのか

多分、どちらでもない生き物だったのでしょう。

僕の中では、自由、平等、博愛のうち、自由が抜きんでています。
僕の中にいくつかありますが、自由の言葉も「消耗」されつくしています。

ちょっと空いた時間に、「曲がり角の日本語」( 水谷静夫 岩波新書)に目を通しました。

水谷静夫氏は、岩波国語辞典の編者を長年されており、文中に「チョムスキー」に触れている個所などもあり楽しめた反面、大変(僕が)赤面する内容が多々ありました。

僕は、日本語は4音と3音で出来ていると漠然と思っていましたが、水谷静夫氏は、1音と2音で出来ており、1音の箇所は一音分伸ばしており、例として、「観自在」は「2・1・2」で出来ており、「かん、じー、ざい」と。

これは、声を出して本を読むことがなく、すべからく黙読のためだと思います。

水谷静夫氏は、「言葉がすりへってきている。」と書かれています。
本書に何回か出てくるフレーズですが、「言葉が消耗される」と考えている僕にとっと妙にストーンと落ちました。


「曲がり角の日本語」(この頃の本の画像はAmazonから借用)

以前と違って、読みたい新刊などを隣街の大型書店で探すことはしなくなり、近所の何店かに分散して注文することが多くなっています。
単に、手にしても直ぐに読み切れないためだけなのですが。

昨日、本屋で注文書に記入していると、店の方(学生のバイト?)が「入荷していまずが、今日お持ちになりますか。」と。
以前にも書きましたが、ある種の嫌悪感が過ります。

近日発刊の広告で注文していた本で、入荷まで一カ月以上たっていました。

昨夜、当日の朝刊(5/22)を読んでいて(どんな生活をしているかは詮索しないで下さい。)、紙面の片隅の広告に読みたい本がありましたので、今日注文に行かなきゃ ・ ・ ・

(2011.05.23記)

本屋に注文に行きましたが、店員の方が端末を見ながら「二冊とも取扱不可となっています。」と。

「えっ、取扱不可。」一瞬、自分の考えるアブナイ書籍と世間の方のアブナイ書籍のレベルが乖離しすぎたのかと過りました。
店員の方が申し訳なさそうに「取次にも版元にもなく、重版の予定がないのかもしれません。」と。

で、他の本屋を廻り、2冊のうちメインの1冊は、購入できました。

(2011.05.25記)


悲惨なるカオス その3/3

2011-05-18 06:38:33 | 東電 柏崎・福島原発の放射能漏れ
*蓮池透兄ちゃんの責任

朝日新聞「私の視点」(2011.04.30朝刊)に、競馬好きの蓮池透兄ちゃんの「 東京電力よ もはや隠しても仕方ない」の投稿が掲載されていました。

競馬好きの蓮池透兄ちゃんは、77年に東京電力入社、02年に日本原燃に出向し燃料製造部副部長(核廃棄物再処理プロジェクトを担当)、06年に東電の原子燃料サイクル部部長、09年夏に東電を退社しています。

競馬好きの蓮池透兄ちゃんは、自分のスタンスを「現場では完全に安全だと信じ切っていた。」から自分には責任はないスタンスをとり、東電に対して言いたい放題の投稿となっています。

競馬好きの蓮池透兄ちゃんが、「現場では完全に安全だと信じ切っていた。」から現在の惨状があるのであって、競馬好きの蓮池透兄ちゃんには現在の惨状に対する重大な責任があります。

理工系の人間が「信じ切っていた」とは、あまりにも見え透いた幼稚な論理です。


網走の地ビール(発泡酒)です。ちょっと混濁していますがブルーとピンクの色をしています。
「桜」は、かすかに桜餅の味がします。ボキャブラリーが貧しくてすいません。

*ふるさと崩壊

福島第一原発周辺は、今後数十年は人が住むことはできないでしょう。
例え故郷として生活をされても、放射能による晩発性障害に見舞われます。
避難されている方々も薄々気づいているが、絶対認めがたいと思います。
このことを避難される方々に伝える首相は、誰でしょうか。

また、「政・官・産・学・メディアの五角形」の責任追及はこれから本格化していくことでしょう。徹底して行わなければなりません。

御用学者たちは、官房長のその場凌ぎの隠蔽と欺瞞と詭弁の会見を要約するだけで、東大とか阪大教授の権威をもってして、市井人のパニックを押さえこむ官僚の端っくれを演じ、今起きている事案の可能性を提示し概念化の試みが欠落した、専門バカ以前の輩です。

前述の内閣官房参与小佐古敏荘氏(放射線の専門家で東京大学大学院教授)の内閣官房参与の辞任の言葉がNHK「かぶん」ブログ(2011.04.29付け)に全文掲載されています。
www9.nhk.or.jp/kabun-blog/200/80519.html#more

参与登用以前の発言は知りませんが、学者としての最低限のモラルと責任が書かれており、御用学者と違って「哲学ある専門家」の姿を教えてくれます、ご一読をお勧めします。

このようなカオスは嫌いではありません、僕的にはかなり食傷気味ですが、ひょっとすると持ちこたえられなくなり、次のフェーズが表出するかもしれません。

(2011.05.13記)