Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

北核実験 その3

2009-05-31 07:12:17 | 憲法・非戦・平和
国家が市井人の生命、財産を守るのではなく、市井人が国家に市井人の生命、財産を守るよう信託しているのです。
それも、軍事力は絶対用いることなく、と。

北朝鮮と緊密な関係のある中華人民共和国(中朝友好協力相互援助条約)と後ろ盾となっているロシアに対して、経済力と外交力により、時間を掛けて北朝鮮の自制への圧力を醸成し続けることが、最優先されるべきと考えます。
そのためには、この島国は対米従属から自主独立に舵を切り替え、50年後、100年後の国家戦略と北東アジア戦略が必要です。
(多分、おそらくですが、国境は溶解していると考えます。)

で、悪相麻生のしたことといえば、オバマ米大統領、ラッド首相と相次いで電話会談、そして李明博大統領と相次いで電話会談
肝心のメドベージェフ大統領と温家宝首相とは、まだ行っていません。

首相トップ外交 北包囲へ 米は抑止力提供明言(09.05.27産経) 抜粋
中国の温家宝首相やロシアのメドベージェフ大統領とも電話会談を行うよう調整している。

06年10月の北朝鮮の核実験を受け決議された「国連安保理決議1718」の射程を考えると、悪相麻生が国連安全保障理事会の新決議採択がすべてと振舞う悪相(笑みが見え隠れします)の様は、何も考えていないことを市井人に表明しています。

中谷元防衛庁長官の発言「座して死を待つようなことではいけない」は、市井人を発狂させる悪魔の言葉です。



悪相麻生が5月30日にメドベージェフ大統領と電話会談したことが報じられました。
自制呼びかけ(09.05.31朝日)記事略


シルバーバック

2009-05-29 06:35:45 | 未分類
「来者勿拒、去者勿追」(春秋公羊伝)

常々思っていることなのですが、日々の生活において遊ぶ、飲む、学習、食べる等の仲間となんとなく何もしないのに群れる、子供のころ、学生のころ、商いの今においても、なんで群れるのか不可解なところがあります。

僕的には、友人、知人らと遊び語らい酔っ払いは楽しいひと時ですが、いつも群れていることに生理的にも似た嫌悪感を持っています。

「弱い人ほど群れたがる」とか「無能な人間は群れる」とか言われますが、そうだとは思いません。

黒春の頃、アパートの一室で、今で言う「引篭り」に似た生活を一時期していましたが、ひと通り巡ったあとに、久々に他者との会話に戻ったことがあります。
友人にも似たようなことをしていた者がいて、彼は「栄養失調」になって僕の前に現れました。

彼女が「シルバーバック」について、NHKで放送されていた概要を話してくれました。
京大の教授が二十数年ぶりにルワンダにゴリラとの再会しに行った話しで、森林に本来なら一頭でいるシルバーバックが4頭、9頭で群れを造っている、原因は内乱によるもので、最後に当時6歳だったゴリラは教授のことを覚えており、なんともいえない再会の場面だった、再放送したら見てみたら、と。*

内乱によりやむ得ず、グループ化したのであって、祖先を同じくする人間も、本来は他者との関係は最小限であるべきが、やむ得ず社会の一員となっているのでは。
森林で単独活動する生活をすることが、人間の遺伝子に残滓としてあるような気がします。

人間は、やむ得ず社会的動物になったのだと。

*後日調べた内容です。
09.03.26にNHKで放映された『ゴリラ先生ルワンダの森を行く』のことです。
京大の教授は、人類進化論研究室山極寿一教授のことで、今西 錦司、伊谷 純一郎の流れを汲む方です。


「本日鮮魚(平目)Olie流」です。
La Stella(ホテルシェラトン札幌31F)
平目好きの僕にとっては、絶品でした。


北核実験 その2

2009-05-28 07:28:01 | 憲法・非戦・平和
武力攻撃事態法*で定める「武力攻撃予測事態」と「武力攻撃事態」との境界は不明であり恣意性があります。
先制的自衛権(先制攻撃)は、侵略を意図する違憲であるが、自衛のためなら違憲でないとの考え方があります。

これらは、軍事力(=自衛隊)を前提にした言葉遊びの類で、憲法前文と第9条に違反しています。
これらの事柄が、政府、マスコミによりヒステリックに繰り広げられると、市井人は「攻撃」ありきで思考が停止させられます。

第9条の「軍事力」のない、自衛隊の存在しない状態で思考すれば、この島国の「攻撃」の選択肢は皆無であることに気付きます。

*武力攻撃事態等における我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全の確保に関する法律(平成15年6月13日法律第79号)



時事通信の報道と被りますが、野次馬的には、下記の報道には○○○○するものがあります。

北朝鮮が軍事行動警告 韓国のPSI参加で(09.05.27CNN)
ソウル(CNN) 北朝鮮は27日、韓国が26日に表明した米国主導の大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)参加を受け、軍事行動に乗り出すと警告した。朝鮮中央通信(KCNA)が伝えた。
KCNAの声明は、北朝鮮の軍部が韓国のPSI参加を「宣戦布告」とみなすとしたうえで、1953年に調印した朝鮮戦争の休戦協定に今後は縛られないと明言した。
KCNAはさらに、「法的観点から朝鮮半島は直ちに戦争状態に戻った。われわれの軍隊はこれに対応して軍事行動を起こす」などと述べた。
韓国のPSI参加は、北朝鮮が25日に行った2度目の地下核実験を受けたもの。北朝鮮は実験後、相次いで短距離ミサイルを発射している。


北核実験 その1

2009-05-27 19:26:53 | 憲法・非戦・平和
マスコミも政府もヒステリックに大騒ぎしています。
奇異に見えたのは、中谷元防衛庁長官の発言「座して死を待つようなことではいけない」の映像が何度も流れたことです。
マスコミは、市井人を煽っています。

中谷元防衛庁長官「攻撃的ミサイル防衛を」(09.05.26産経) 一部抜粋
記者団に「イージス艦に巡航ミサイルを搭載して(弾道ミサイル発射を)阻止するのは憲法の範囲内だ。座して死を待つようなことではいけない」と語った。

北朝鮮核実験への抗議決議が衆議院(5/26)、参議院(5/27)で決議されました。
北朝鮮核実験 衆院が抗議決議…全会一致で(09.05.26毎日) 記事略
北朝鮮核実験 参院も抗議決議 全会一致で採択(09.05.27毎日) 記事略

また、国連安保理で抗議決議が合意し、文面の協議に入りました。
安保理が非難…新決議案で基本合意(09.05.26毎日) 記事略

悪相麻生は、こことばかりに悪相(笑みが見え隠れします)を強調しています。
独自制裁より安保理決議優先=麻生首相 (09.05.26時事通信) 記事略



野次馬的には、下記の報道には○○○○するものがあります。

北朝鮮軍、米韓船舶の安全保証せず=韓国のPSI参加は「宣戦布告」(09.05.27時事通信)
【ソウル27日時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は27日、韓国の大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)への全面参加を「われわれに対する宣戦布告とみなす」とする朝鮮人民軍板門店代表部声明を伝えた。声明は、黄海での米国と韓国の船舶の安全な航行を保証できないと主張した。
 声明は、米国のオバマ大統領と韓国の李明博大統領を重ねて名指しで批判し、「朝鮮半島情勢を戦争状態に追い込んだ」と非難。さらに、「(PSIによる)われわれの船舶に対する取り締まりを含むどのような敵対行為も(北朝鮮の)自主権に対する容認できない侵害であり、即座に強力な軍事的打撃で対応する」と表明した。 


検察高笑 その4

2009-05-23 07:35:01 | 未分類
たかが民主主義

前回の「検察高笑? その3」で(朝日新聞社の民主党寄りスタンスの修正?)と書きました。
朝日新聞の政治・政局記事が、民主党に距離を置いた内容、また、明らかに検察リーク情報と思われるものになっていました。

昨夜、彼女が日配品を買っている間、本屋で「サイゾー」を立ち読みしていましたら、検察と朝日新聞の関係は、郵便割引制度の悪用に「朝日広告社」が加担していたことから、検察に組み伏せられたと書かれていました。

郵便割引不当利用:朝日広告が印刷--悪用報道後受注 一部抜粋
毎日新聞 2009年1月9日 東京朝刊

 障害者団体の定期刊行物に適用される郵便割引制度「低料第3種郵便物」が悪用され、企業のダイレクトメール(DM)広告が格安で郵送されていた問題で、朝日新聞の関連会社「朝日広告社」(東京都中央区)が、制度を利用したDM17万通の印刷業務を受注していたことが分かった。

その東京地検特捜部も磐石でないようです。
東京地検特捜部の恣意による捜査であることがリベラルタイムに掲載されています。

「二階氏捜査」は検察上層部の裁量次第 2009年5月19日 リベラルタイム 一部抜粋
 小沢一郎民主党代表の公設第一秘書が政治資金規正法違反で逮捕された事件は、続いて二階俊博経済産業相側を立件するかどうかで、検察上層部と現場とが対立し、組織内に禍根を残す恐れが強まっている。民主党に加え自民党までも敵に回すため、立件に難色を示す上層部と、バランスを取るためにも事件にしたい東京地検特捜部。今回の捜査は、発端となった小沢氏の事件で「国策捜査」との批判を浴びているが、二階氏の件は「裁量捜査」といえそうだ。

権力は、やるときには徹底してやることが見えてきます。



小沢、民主党に対しての僕のスタンスは、支持も支援もしていません。
その事由を、「検察高笑」最終回用に、既に書き上げていますが・・・

要旨

敗戦後、総選挙により政権交代が実現したのは、1947年の第1次吉田内閣から片山内閣と1993年の宮澤内閣から細川内閣の2度だけであり、政権交代の常態化の現出は、この島国における民主主義の質を表出させると考えます。

民主主義については、先哲の様々な思想が語られていますが、つきるところ人々の「理性、良心、知性等の深化」に負っており、多様性の均一化が透けて見えます。
つまり、理想的な体制ではなく、民主主義ファシズムと名付けることができます。

の要旨で長文となりましたが、読み返してみると、僕自身の日々の営為とのほころび(乖離)がいくつもあったことから、「検察高笑」は頓挫して終わります。