花時に

昨日の朝日歌壇（09.03.30朝日）にホームレス公田耕一氏と郷隼人氏（＊）の歌が入選していました。

（アメリカ）郷隼人氏の入選作

囚人の己れが＜（ホームレス）公田＞想いつつ食むHOTMEALを　

（ホームレス）公田耕一氏の入選作

温かき缶コーヒーを抱きて寝て覚めれば冷えしコーヒー啜る
　
この二首に、コメントは不要と考えます。
読み終えて、の一句です。

今朝の歌　現の妄念　冴返る

櫻を観に鶴岡八幡の参道の日帰りはと、つぶやいたところ、彼女「今日は動物病院の日です。」、きっぱりと。

花時に　若宮大路　訪れたく

で、一瞬にして消えた若宮大路でしたが、動物病院の結果に笑顔になりました。
愛犬の心臓周りの心嚢水は、エコーで確認できないまでに、改善していました。



＊郷隼人
朝日歌壇に、１０数年前から「（アメリカ）郷　隼人」の歌が入選しており、孤独、望郷、絶望が歌われており、興味本位で辿り付いたのが「窓光」です。
郷隼人の公式サイトで、丹羽・早野両氏により運営されています。

09.03.23の朝日歌壇の入選作で、獄中に２０数年以上居ることが歌われています。

ぬばたまの夜に服役の日数をかぞえてみれば八千七百

検察失態 その２

東京地検特捜部が小沢一郎の参考人聴取を断念した時点で、政治資金規正法違反については終幕しました。

自民党が自滅寸前の国会開催中に、政治資金規正法違反という形式犯での逮捕は、憶測が百花繚乱です。

普段、立読みで済ます「週刊金曜日」（09.03.20）を、つい買ってしまいました。
表紙のタイトル「国策捜査、米国謀略、検察暴走　小沢一郎がはまった罠」に引かれて。
今回逮捕された大久保秘書の前任「高橋嘉信」（次期衆院選で自民党公認予定）について、同誌の横田一のルポに次のように書かれています。

「鹿島は仙台の談合組織の元締めとして公共事業を仕切っており、西松は高橋元秘書と関係の深かった鹿島に食い込もうとして違法献金をした。」（同誌12Ｐより要旨）

このルポから、「高橋嘉信」の悪質さと「民主党潰しの恣意性」と「鹿島」には捜査の手を出さない検察の悪辣が読めます。



「かんぽの宿」の疑惑はどうした。

FW渡邉千真

横浜マリノスは、昨年暮に「FW大島秀夫」の退団を発表した時、「えっ！」と思いました。
前の年は日本人の得点王だったというのに。
田中隼磨は名古屋グランパス、乾貴士はセレッソ大阪、中村俊輔の獲得の失敗、中澤佑二のゴタゴタと「さえない」有様でした。
＊ FW大島秀夫選手はアルビレックス新潟へ移籍

03.03.07のサンフレッチェ広島との開幕戦で、渡邉千真が前半3分に得点し、木村監督は、渡邉千真にチームづくりを賭けていることが分かりました。

渡邉千真は、関東大学サッカーリーグで06，07と２年連続で得点王を獲得した逸材ですが、見事鮮烈デビューを果たしました。

それにしても、３戦終えて１分２敗とは・・・
あの火災車両メーカーのチームについで人件費が高いチームなのに・・・

現在のチームは発展途上のため、優勝争いは絶望的と考えますが、順位は一桁を目指して欲しいと考えています。
（熱烈サポーターから顰蹙がありそう。）

名古屋グランパスは、札幌コンサから移籍したダヴィの活躍があり、彼女はご機嫌。



地元札幌コンサは苦闘中です。
キリノに期待しているところですが、上里との闘志の負傷で、今日のファジアーノ岡山との試合は出場するのかな。

ファジアーノ岡山のホーム「桃太郎スタジアム」の名前がいいですね。

検察失態 その1

小沢一郎を支持、支援はしていません。
小沢一郎の民主党代表の続投で、党内外が賑やかです。

同質、均一、安定の類より混乱、カオスに「美」があると考えています。
とりあえず僕の「嗜好」としておきます。

小沢一郎の第一秘書が東京地検特捜部に逮捕されて以来、読売、朝日の報道は検察情報（リーク）で溢れかえっています。

09.03.22朝日新聞の「朝日新聞の新しい指針」に、【１】基本的な考え方の「１事件・事故報道の意義を再確認」において『権力を監視するなどの目的・意義がある』と、また、【２】具体的な改善点において『情報の出所明示する』としています。

各紙が検察情報を一方的に報道することは、権力の情報操作に加担しており、単なる通信社でしかありません。
ましてや、朝日は信頼される記事のための「朝日新聞の新しい指針」が、読者を虚仮にしているだけです。

検察官が検察情報をリークすることは、明らかに国家公務員法第100条の守秘義務違反です。
＊ 国家公務員法第100条第1項職員は、職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後といえども同様とする。


愛猫の後姿、この姿をみると「蹴る」衝動に。
一度、「蹴る」をしたところ、彼女の顰蹙を浴びました。

「かんぽの宿」の疑惑はどうした。

WBC

ちょっと一服

年度末の商いも一段落、今日は何ヶ月振りかの休みです。

昨日、商い仲間がワンセグを観ていて、WBC日米の結果を教えてくれました。
「いよいよ明日は、日韓決戦だね。」と。

僕は、「どちらかが棄権すればいいのにね。」と答えました。
商い仲間は、「えっ、楽しみでしょう。」と。

理由を書くと長々となるので、捻くれ者の戯言としておきます。
今日は、ゆっくりと本か絵でも見に行きますか。



ある本を読んでいて、「共産党宣言」のエンゲルスの序文を確認したく、文庫本の山と格闘しましたが、黒春に読んだ星ひとつは行方不明でした。

昨夜、郊外の本屋に買いに走りました。
黒春の頃に読んだ文体と異なっており、ちょっと違和感がありますが・・・

1872年ドイツ語版への序文で、第2章「プロレタリアと共産主義者」と第4章「種々の反対党に対する共産主義者の立場」について「見直しの余地」についてかかれています。
訳者の向坂逸郎は解説で、第2章、第4章に加えて、第3章「社会主義的および共産主義的文献」についても同様のことを書いています。

「1883年ドイツ語版への序文」から引用しますが、最後の一行の意味が理解されない、マルクス主義者が多いです。

歴史的時期の経済的生産およびそれから必然的にうまれる社会組織は、その時期の政治的ならびに知的歴史にとって基礎をなす。したがって（太古の土地共有が解消して以来）全歴史は、階級闘争の歴史、すなわち、社会的発展のさまざまな段階における、搾取される階級と搾取する階級、支配される階級と支配する階級のあいだの闘争の歴史であった。しかしいまやこの闘争は、搾取され圧迫される階級（プロレタリア階級）が、かれらを搾取し圧迫する（ブルジョア階級）から自分を解放しうるためには、同時に全社会を永久に搾取、圧迫、および階級闘争から解放しなければならないという段階にまで達した。――この根本思想はただマルクスだけに属するものである。（「1883年ドイツ語版への序文」より）