Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

ある事柄

2009-10-30 06:39:02 | 未分類
いくつかの事柄について、メモを取り続け、または妄念を解き放しています。

そのうち一つについて同じ概念が、資本論において簡単に触れられています。
その事柄の概念の背景となるマルクスの「考え方」は、長谷部文雄訳、向坂逸郎訳(先日頂いた大内兵衛訳は未確認)では、輪郭が明確となりません。

言い古された「否定の否定」の思索への契機との淡い期待?があります。

当然ですが「経済学批判序説」(「経済学批判」岩波文庫) においても簡単に触れられています。
結局は、マルクスの学位論文(「デモクリトスの自然哲学とエピクロスの自然哲学の差異」 筑摩書房)に立ち返ることになります。

先月、10月に大月書店より「マルクス自身の手による資本論入門」が発刊されることを知り、書店に頼んでおきました。

その本が届きましたので、結果は学位論文のなかにあることはさて置いておき、これから格闘です。
マルクス読みでない自分自身との否定の絡み合いなのかもしれません。


ヨハン・モスト原著 カール・マルクス加筆・改定 大谷 禎之介訳

目を通したかぎりでは、マルクスは、「商品の物神的性格」については触れて(書かれていない)いません。

マルクス読みでない僕は、資本論における「商品」は、高次高階微分方程式における演算子Dの役回りであると思っています。(マルクス読みの方の顰蹙が ・ ・ ・ )

何故書かれていないのか等は、マルクス読みの方の領域です。


PMS病院

2009-10-29 22:52:43 | 未分類
ペシャワール市内の市場で、自動車の爆弾爆発があり多数の死傷者がでました。

「ペシャワール 自動車の爆弾爆発、市民ら80人超す犠牲」(09.10.28朝日) 記事略

パキスタン北西辺境州の州都ペシャワール市内に、PMS(ペシャワール会医療サービス)病院があります。

PMS病院は、中核的病院として1998年に建設されましたが、07.04に政府から閉鎖要求が出されましたが、09.12まで存続の許可を得て、現在ジャララバードへの移転が進められているところです。

昨年8月26日に、アフガニスタン東部ブディアライ村で拉致され、凶弾に倒れた伊藤和也氏のこともあり、気掛かりです。

ペシャワール会HPには、特に情報はありません。


沖縄密約訴訟

2009-10-29 06:40:39 | 憲法・非戦・平和
元毎日新聞記者西山太吉氏、澤地久枝氏、憲法学者の奥平康弘氏らが、「柏木(大蔵省財務官)・ジューリック文書」「吉野(外務省アメリカ局長)・スナイダー文書」「吉野・スナイダー文書」の、いわゆる沖縄返還交渉における密約文書に係る政府の不開示決定の取消を求める訴えを起こしていました。

東京地裁は、当時の交渉責任者だった吉野文六・元外務省アメリカ局長の証人採用を決定しました。(後段に参考のため09.10.25朝日記事引用)

主権在民の国家において、市井人に事実を隠蔽する政府、その政府を糾弾しないマスゴミは、尽きるところは戦争ができる国家を標榜する自民党・カルト党の意向に加担していると言えます。

ただ懸念されるのは、東京地裁のこの判断は、政権交代を斟酌したものではないのか、と。


近所の方の菜園で収穫された落花生です。

沖縄密約 吉野文六元局長が法廷で12月に証言(09.10.25朝日)

 72年の沖縄返還にともない日米両政府が交わしたとされる「密約文書」の存否をめぐる情報公開訴訟で、外務省は、当時の交渉責任者だった元外務省アメリカ局長の吉野文六氏(91)の証人尋問を認めると東京地裁に回答した。原告弁護団によると、同氏は12月1日の口頭弁論に証人として出廷する。
 訴えているのは、作家の澤地久枝さんや元毎日新聞記者の西山太吉さんら25人。民事訴訟法上、元公務員を職務上の秘密について尋問する場合、所管省庁の承認が必要なため、地裁が外務省に承認を求めていた。文書は沖縄の米軍用地の原状回復費400万ドルを日本が肩代わりするなどの内容で、国側は「存在していない」と繰り返している。(倉重奈苗)


アカサギ

2009-10-28 21:09:41 | 未分類
ちょっと一服

まだ、真っ暗なのに我が家の上を、白鳥のお喋りが通り過ぎました。
夜が明けて、デジカメをポケットに愛犬との散歩、白鳥には会えませんでした。

昨夜の海自護衛艦と貨物船との衝突のニュース速報を見て、一瞬、鳩山内閣初の閣僚辞任が過りました。
政権戦略研究会(羽田グループ)の北沢俊美防衛相の辞任が。

時計代わりのTVから、昨日は薬物女優が、今朝は詐欺女と不審死男が延々と流れていました。

マスゴミが市井人にスキャンダルを押し付けているのか、市井人が求めているのか不明です。

通訳をして頂いたイギリス人女性は「英国人はゴシップ、スキャンダル大好きで、日本と同じ。」と話していました。その理由は「島国」とも。


挨拶する「カーコ」です。

FNNの長谷川豊アナウンサーが、「フジアナスタジオ まる生」(09.09.26スカパー739ch)において人種差別発言を放ちました。

FNN「ニュースJAPAN」のキャスターが、滝川クリステルから秋元優里に交代となりましたが、秋元優里を「こいつも、あのー、この間までやってた外人より、ずっと上手いですからね。」と紹介しました。

長谷川豊は「麻生太郎バッシング」、「民主党支持発言」で「反日アナウンサー」と揶揄されていますが、それ以前に人権意識が欠落しています。


ダビング

2009-10-25 08:34:32 | 未分類
十数年前のVHSテープの劣化が気になっており、ハード・デスクへダビングしました。

95年1月9日から五夜に渡って放送されたETV8特集「埴谷雄高・独白「死霊」の世界」です。
この年の群像11月号に死霊第9章が掲載されました。
原稿とは違って、同誌の最後(48P)には「了」とは記されていません。

この2年後(97.2.19)に亡くなられました。

黒春の頃、読み耽った思索者の一人だったため、語られる言葉ひとつひとつに改めて刺激が喚起されますが、当時と異なって、そのような自分を突き放して、半日を過ごしました。

商い仲間に思想のドグマについて「埴谷はのんべんだらりとしていても革命家だと言っている」と吉本隆明を引用して話す方がいます。
このような発言には、正直困惑してしまい、言葉を発する事を躊躇ってしまいます。

多分、「永久革命者の悲哀」からの孫引きなのでしょうが、これは埴谷雄高が花田清輝に向けられたものですが、埴谷雄高の意図するところを語ると、この商い仲間の思考の根底を全否定する質があるため発語を躊躇います。

彼女がひとこと、「放送された第二夜を見てから、このお爺さん結構好き。」と。


同番組より

今朝の散歩も、朝日を浴びてのものでした。
愛犬の仕種を気遣いながらも、心ここに在らずのひとときです。

白鳥の南下に、遭遇はしませんでした。