Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

差し歯寿命

2011-01-31 22:07:06 | 未分類
昨年秋の早朝、野暮用のあとモスバーガーで彼女と朝食をしました。
ポテトを前歯で噛んだところ、キシミの音が脳髄に。
前歯二本が根元から折れていました。

モスバーガーのポテトが悪いのではありません。
普段の歯に対する愛情不足が原因です。
彼女、「歯茎不気味、差し歯になるね。」と。

後輩の歯科医のところで、差し歯にしました。
次第に馴染んできて1週間後の最後の治療で、差し歯と横の歯とを接合?したようです。
その夜から、疼きと痛みと歯茎の腫れの症状がでて、完治するまで一カ月近くかかりました。

先週、彼女と愛犬とでシュークリームを食べていました。
シューを前歯で噛んだところ、シューに異物が。
恐る恐る指先で摘み出すと、差し歯でした。

彼女「私の差し歯は20年以上もっているよ。」
僕「保険適用の差し歯だから。」

翌日、後輩の歯科医のところに行きました。
商い仲間の方がいて「どうしたのですか?」
僕「秋に入れた差し歯がとれて。」
彼「もちましたね。」
僕「えっ、3ヵ月もたなかったですよ。」
彼「僕はここで差し歯にしたのですが、3時間後にとれました。」



愛機Pen予備充電池 同メモリー ネットウォーカー用メモリー
家電量販店で〆てC万E千円でした。


現在、歯のまがい物か入っており、歯茎の負担もなく違和感がありません。
ただ、固い食べ物は避けています。

差し歯がとれた以後、彼女は『歯医者替えたら。』と言わなくなりました。(2011.01.17記)


A Night in Tunisia

2011-01-28 20:35:11 | 未分類
2011.01.04チュニジアで、ムハンマド・ブアジジが失業と職業の不安定・経済不況と物価上昇等への抗議の意味を込めて焼身自殺しました。これを契機として、独裁政権ベンアリ大統領は1月14日にサウジアラビアへ亡命し、独裁政権は崩壊しました。

2011.01.24ロシア最大の空港ドモジェドボ国際空港で、死傷者百数十人の自爆テロが起きました。背景には、北カフカス地方において治安組織と反政府集団の泥沼化した衝突があると解説されています。

2011.01.25エジプトでは、チュニジアの独裁政権崩壊の余波を受け、独裁政権ムバラク政権に対して、過去最大規模の反政府デモが行われました。26日以降も続いています。

このような背景をもとに、朝日夕刊(2011.01.25)コラム「素粒子」が書かれています。


チュニジアの反政府デモは、圧政に抗議した一人の青年の焼身自殺から始まった。その波はアラブ諸国に広がりつつある。

青年は誰にも危害は加えなかった。モスクワの空港の自爆テロは200人超の死傷者を出した。日航の客もあわやだった。

逃げ場のない自殺者の苦悩が同情と共感を呼んだ。自爆テロは恐怖と反感しか招かない。そして弾圧と暴力の連鎖に至る。


字面だけを読みますと
・焼身自殺は体制を変革できる。
・自爆テロは何も生まない。
・異議申し立ては焼身自殺で

伺った読み方をすると
・焼身自殺では、自分は被害者とならない。
・自爆テロでは、自分が被害者となる恐れがある。
・自分の安全のためにも、異議申し立ては焼身自殺で

どちらにしても、焼身自殺のススメです。
自らリスクを負わない所から、また、『死』に対する洞察が皆無の所から、テロはなにも生まないと読者の同意を求められても、戯言です。

書き手に欠落していることは、せざるを得ない人間への視点です。
ですから、伺った読み方が出来るのです、あまりにもお粗末です。

焼身自殺と自爆テロの場から立ち上がる事柄は同質です。


朝日夕刊コラム「素粒子」(2011.01.25)

チュニジアの夜 (A Night in Tunisia) はモダン・ジャズのスタンダード・ナンバー
で、ディジー・ガレスピー(tp)、フランク・パパレリ(p)の共作です。独特な異国風のテーマと、最終楽章はインパクトがあり、ライブでは結構演奏されていますのでジャズを聴かない方でも耳にしたことはあると思います。
(2011.01.26記)


出でよ パウロ

2011-01-26 18:44:27 | 未分類
昨日の北海道新聞(11.01.23)の書評欄名作料理店において、水溜真由美の「石原吉郎詩文集(講談社文芸文庫)」について「抑留「加害者」の立場で問いなおす」と題して短文が掲載されていました。

石原吉郎は、過酷な抑留体験を共有した鹿野武一の姿勢を通して、「人間はつねに加害者のなかから生まれる。被害者のなかからは生まれない。」と。

収容所内の過酷な日々において、人々は被害者の意識であるが、人数の内のひとりでしかない状況から、個としてのひとりになるためには、収容所内において他の人に対する加害者としての自覚がなければならない、と。

日常生活において、被害、弱さ、敗北、暗い等は被害、弱さ、敗北、暗い等ゆえに豊か(完全)を認識できますが、非日常においては加害、強さ、勝利、明るさ等がそれ故に豊か(完全)を認識できると言えます。

「プロレタリア」、またアントニオ・ネグリと マイケル・ハートの「帝国」(以文社)や「マルチチュード上・下」(NHK出版)で定義(定義しきれていませんが。)における「マルチチュード」に同一のことを観ることが出来ます。

年明けからの雑読した中に、何冊かの1991年以後のマルクス主義のオルタナティブものを読みましたが、ぼくがあること、あなたがあること、僕達があること、あなた達があることが欠落し、「プロレタリア」、「マルチチュード」から思惟が立ち上がっています。つまり、書き手の同一性はマルクス主義を担保としていますので、いつもの逆立ちの構造です。

彼らにとって「マルクス主義はアヘンである。」と言えます。

石原吉郎の詩集は何冊かありますが探しだすのが大儀のため、手抜きでかなり古いですが、「言語空間の探検」(學藝書林69年刊)より一篇からの抜粋を、同書には女性の詩、短歌が皆無で特異な内容となっています。

その朝サルマカンドでは」抜粋

火つけ
いんばい
ひとごろし いちばん
かぞえやすい方から
かぞえて行って
ちょうど五十八ばんめに
その条項がある
<ソビエット国家への反逆>
そこまで来れば
あとは 
確率と
乱数表のもんだいだ


(「言語空間の探検」石原吉郎 詩集サンチョパンサの帰郷より)


「言語空間の探検」(學藝書林69年刊)

常に気掛かりなのは、既に表出しており、僕が気付かないだけなのでは、と。
(2011.01.24記)



初日の出?

2011-01-16 23:48:56 | 未分類
元旦に愛犬とともに、初日の出を見に近くの公園に、ジャスト07時05分に行きました。

若い方が三人来ており、軽く会釈を交わしました。
東の空には厚い雲が、頭上は快晴なのですが。

翌日、同じ時刻の公園から見た日の出の様子です。(2011.01.02記)


2011.01.02日の出

極私的文章に没頭しており、その合間に雑読しており、当ブログが疎かになっています。
年明けからの雑読本のうち何冊かをメモしたいのですが、内容が内容ですので ・ ・ ・。

今日も大雪の中、ダイヤ乱れ(1時間半遅れ)のJRに乗車。
札幌駅は人で溢れ、僕の苦手な雑踏と化しています。

大丸で彼女へのお土産を買い帰路に着きました。(2011.01.16記)


LeTAOの「ドゥーブルフロマージュ」他


吹雪

2011-01-14 22:48:18 | 未分類
先週の連休に、雪のなか遅れ気味のJRで、本の買い出しに行きました。
車中で読みかけの文庫片手に、たまに車窓に目を向けると吹雪です。
いつもの倍近い乗車時間でした。

紀伊國屋は札幌駅から地下街を通り抜けると、玄関先に出ることが出来ます。
外は吹雪いていました。

2階の書架に直行です、何冊か購入しましたが、昨年暮れに出たアントニオ・ネグリの著作のタイトルに惹かれましたが後日としました。
彼女の探している美術書は、ここでもありませんでした。

1階に下りて、文庫、新書等を何冊か購入しました。
ある詩集を探しているのですが在りませんでした。

外は相変わらず吹雪いていました。
吹雪でなければ、このまま大通りの本屋に向かうのですが、断念しました。

地下街で遅い昼食をとり、そのまま駅に直行し帰路につきました。
ダイヤは乱れていましたが、車中で読みかけの文庫をゆっくりと読んでいました。



帰宅後、彼女はディバックから出てくる本を見て、「これからもその調子で本を買うの?」と。

「今は、本を買うために商いをしているところがあるけれど、引退したら今みたいな買い方はしないよ。本を読むことよりもっと大切なことに時間を使いたいから。」

彼女は、僕の普段の本購入に、ある種の不安を思い起こしたようです。